解決済み:ダイナミックディスクに変換できません

この記事では、ダイナミックディスクに変換できない原因と、AOMEI Partition Assistant Professionalを利用して、Windows 11/10/8/7でベーシックディスクをダイナミックディスクに変換する簡単な方法をご紹介します。

Comnena

投稿者:Comnena/更新日:2023年05月15日

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ダイナミックディスクに変換できません

こんにちは、ミラーリングできるようにシステムボリュームを基本から動的に変換しようとしています。

他のボリュームをダイナミックに変換したら、問題なく完了しますが、システムボリュームだけ変換できません。どうしたらいいでしょうか?

--あるユーザーからの質問

ダイナミックディスクに変換できない

これは、フォーラムで検索されたダイナミックディスクの変換に関する質問の1つです。このような問題を解決するには、基本ディスクをダイナミックディスクに変換できない原因を理解しておく必要があります。

ダイナミックディスクに変換できないのはなぜですか?

多くのWindowsユーザーは、ダイナミックディスクに変換するときにさまざまなエラーメッセージが出てくる問題に直面しています。

1. パック名が無効です

ダイナミックディスクに変換するエラーメッセージの1つは「パック名が無効です」です。この問題は、中国、日本、韓国などの国でWindows Vista、Windows 7/8を使用している場合によく発生します。ユーザーは、Windowsのインストール時にコンピュータに名前を入力するように要求されていたため、PCに名前を付けて中国語、日本語、韓国語などの2バイト文字を使用すると、このエラーが発生する可能性が高いと思われます。その結果、ダイナミックディスクに正常に変換できません。

2. この操作は、オブジェクトによってサポートされません

一部のユーザーが、ベーシックディスクをダイナミックディスクに変換する際に「この操作は、オブジェクトによってサポートされません」というエラーメッセージが表示されています。まず、ダイナミックディスクはファームウェア、USBまたはリムーバブルディスクでは行いません。ダイナミックディスクは、複数のドライブに行うことができます。ボリュームがリムーバブルディスクに行っていて、そのディスクがシステムから取り外された場合、そのボリュームは破損する可能性もありますす。次に、ラップトップにベーシックディスクが存在する場合、ベーシックディスクをダイナミックディスクに変換することはできません。また、基本ディスクはクラスタ化されたサーバーを含むダイナミックディスクに変換できません。更に、512バイトを超えるセクタサイズのハードディスクに変換できません。

3. ディスク領域不足

基本ディスクから動的ディスクに変換して、同じサイズの別のディスク上の2つのボリュームをミラー化してほしいですが、ダイナミックディスクに変換しようとすると、「この操作を完了するのに十分なディスク容量がありません」というエラーが表示されます。この問題では、ダイナミックディスクのデータベースを作成するために変換するMBRディスクの最後に、1MB以上の未割り当て領域が必要であることを心がけてください。このスペースは、Microsoft Windows 2000またはWindows XP Professionalでパーティションまたはボリュームを作成するときに自動的に予約されます。ただし、他のOSで作成されたパーティションやボリュームでは使用できません。ディスク領域不足はダイナミックディスクに変換できない原因となる可能性もあります。

4. セキュリティが有効になっているため、ディスクをダイナミックディスクに変換できませんでした

ディスク管理とDiskpartコマンドの両方を介してベーシックディスクをダイナミックディスクに変換しようとすると、「セキュリティが1つ以上のパーティションで有効になっているため、ディスクをダイナミックに変換できませんでした。」が表示された場合がよくあります。このエラーでは、システムパーティションを持つ任意のディスク上でダイナミックディスクを有効にすることはできません。また、ダイナミックディスクを有効にして、ディスク上のすべてのパーティションが削除されてしまいます。

5. ダイナミックディスクに変換オプションがグレーアウトされました

Windowsディスク管理で基本ディスクをダイナミックディスクに変換しようとすると、次のスクリーンショットのようにダイナミックディスクへの変換がグレーアウトされました。

カント変換ダイナミック

画像から、GPTディスクへの変換オプションがグレイアウトされていることがわかります。ディスク管理では、ディスクがMBRとして初期化されている場合、ディスクをGPTに変換するオプションがあります。逆に、ディスクがGPTパーティションスタイルとして初期化されている場合は、MBRに変換することができます。したがって、3TB HDDはMBRディスクです。また、GPT/MBRにはダイナミックディスクとの密接な関係があります。MBRディスクの場合、認識できる最大ストレージ容量は2TBで、2TBを超えるストレージ容量は未割り当て容量として表示されます。したがって、大容量のHDDをダイナミックディスクに変換すると、割り当てられた領域によってディスク管理で変換ができなくなります。

データを残したままダイナミックディスクに変換する方法

さまざまな原因で解決する方法が異なりますが、ここでは、問題を解決するための実用的な方法を紹介します。

1. コンピュータ名を変更

ベーシックディスクをダイナミックディスクに変換するときに「パック名が無効です」というエラーメッセージが表示された場合は、コンピュータの名前を英語の文字で変更して修正すればいいです。

>Win+Rを押してダイアログボックスを開き、sysdm.cplと入力してからEnterキーを押します。

>システムのプロパティウィンドウが開きます。「変更」ボタンをクリックします。

>スクリーンショットのように、コンピュータの新しい名前を入力し、2バイト文字が含まれていないことを確認します。

コンピュータ名変更

変更後、コンピュータを再起動すると、基本ディスクを問題なくダイナミックディスクに変換できるようになります。

2. MBRドライバをアップグレード

「このオブジェクトでサポートされていない操作」というエラーメッセージが表示された場合は、MBRドライバをWindows 64にアップグレードしてください。アップグレード後、ダイナミックディスクに正常に変換するようになります。

3. コマンドを使用してベーシックディスクをダイナミックディスクに変更

コマンドを使用してダイナミックディスクに変換できます。

cmdを実行してコマンドプロンプトを開きます。
diskpartと入力すると、diskpartコマンドプロンプトが開きます。
list diskと入力します。ダイナミックディスクに変換するディスク番号を記録します。
select diskと入力します。
convert dynamicと入力します。

4. ストレージスペースを使用してミラーを作成

セキュリティが有効になっているため、問題がダイナミックディスクに変換できない場合は、ストレージスペースを使用してミラーを作成することがおすすめです。(これは、ベーシックディスクをダイナミックディスクに変換するのに役立ちませんが、ミラーを作成するのに役立ちます)。サーバマネージャのストレージスペースのコントロールにアクセスするには、ファイルと共有セクションを開き、ストレージプールを確認します。それから、パーティションを持たないディスクや、既存のディスク上の空のパーティションを追加できます。物理ディスクをプールに追加したら、ミラーモードで仮想ディスクを作成して有効なRAID 1を作成することができます。サーバマネージャを使用することは非常に基本的ですが、いくつかの設定では簡単に完了します。ストレージスペースには、PowerShellを介してのみアクセス可能なクールなオプションと機能が多数あります。

5. MBRディスクをGPTに変換

以前のポイントで言及したのと同様の状況に出会ったならば、最初にハードドライブをGPTに変換してから、ダイナミックディスクに変換する必要があります。

★注意:
MBRからGPTへの変換するにはサードパーティソフトウェアが必要です。AOMEI Partition Assistant Professionalは、データを失うことなくMBRをGPTに変換できる優れたツールです。
予期しないエラーが発生した場合は、事前にディスクをバックアップしてから行ってください。
Proのデモ版 Win 11/10/8.1/8/7/XP
安全かつ高速
注意:デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。

手順 1. Windows 11/10/8/7にAOMEI Partition assistantをインストールして起動します。GPTパーティションスタイルに変換する必要があるハードドライブを右クリックし、「GPTディスクに変換」を選択します。

GPTディスクへ変換

手順 2. 情報を確認できるウィンドウがポップアップ表示されたら、「はい」をクリックします。

GPT変換を確認

手順 3. 「適用」をクリックします。

GPTへの変換を適用

GPTパーティションスタイルに変換した後、Windowsのディスク管理に戻り、ベーシックディスクをダイナミックディスクに変換します。

注意事項:
Windows Server 2003、2008、2012、2016、2019、2022などで作業している場合は、 AOMEI Partition Assistant Server版を使用してベーシックMBRディスクをGPTに変換できます。
ベーシックディスクをダイナミックディスクに変換することは、半永久的な操作です。ベーシックディスクをダイナミックディスクに変換すると、データを失うことなくダイナミックディスクをベーシックディスクに変換するAOMEIダイナミックディスク変換器を使用しない限り、データが損失なく基本ディスクに戻すことはできません 。
Comnena
Comnena・編集者
Comnenaは、パソコンに関わるヘルプドキュメント、基礎知識、リソースなどを書いています。そのほか、バックアップ&復元、クローン、ディスク&パーティションの管理、クラウドファイルの同期などの記事もたくさん持っています。