対処法:クローンしたHDDの表示容量と実容量が違う

クローンしたHDD(クローン先)の実際容量と認識・表示される容量が違う時、AOMEI Partition Assistantを使用して、この問題を効率的に解決することができます。

ゆき

投稿者:ゆき/更新日:2023年12月19日

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事例

「私は、現在使用している古いSSDをアップグレードしようとします。しかし、SSDを交換した後にクローン先のSSD上に一つの問題が発生します。

私は、まず大容量SSDをパソコンに取り付けて、古いSSDを新しいSSDにクローンします。そして、SATAケーブルを差し替えてからパソコンを起動します。

クローンしたSSD上ですべてがうまくいきますが、何らかの原因でエクスプローラに元のSSDと同じ容量しか認識・表示されません。一方でディスクの管理にSSDの正しい容量(実際の容量)が表示されます。

私は、パソコンを再起動しても同じ問題が出てきます。このままじゃ、新しいSSDの全容量を実際に使用できません。

交換後にクローンしたHDDやSSDの表示(認識)容量は、その実際の容量より少ないのは一体なぜですか?誰かこの問題の原因と対処法を教えてくれませんか?」

クローンしたHDDの表示容量と実容量が違う原因

HDD(またはSSD)をクローンする時、HDD上のすべてのことがコピーされます。つまり、データとか、パーティションとか、古いドライブのサイズまでも、すべてを新しいHDDやSSDにクローンするということです。

通常、古いHDD・SSDの容量は新しいHDD・SSDの容量よりも少ないです。エクスプローラでは、クローンした容量(古いディスクと同じ容量)のみが表示されるため、クローン先のディスクの一部容量が利用されません。その部分の領域はディスクの管理未割り当てとして認識されます。

以上は、クローンしたHDDの容量の認識がおかしくなる原因です。

●補足:未割り当て領域とはパーティション、論理ドライブ、ボリュームに割り当てられていない使用可能なディスク領域です。未割り当て領域に書き込めるプログラムがありません。

クローンしたHDDの表示容量と実際容量が違う時の対処法

クローンしたHDDの表示容量が減少する原因を知ったうえで、どうやってハードディスクの全領域を表示させたり、十分に利用しますか?それは、今考えるべきことです。

その未割り当て領域を使えるように、どうやって処理しますか?未割り当ての扱いに一般的な方法があります。一つは未割り当て領域を使用して新しいパーティションを作成することです。もう一つは未割り当て領域を既存のパーティションに結合することです。

HDD/SSDの未割り当て領域を削除!パーティションの作成&拡張

さて、パーティションの作成とか、または未割り当てと既存パーティションとの結合とかをどのように実現しますか?最初に頭の中に浮かぶソリューションはきっとWindows標準の「ディスクの管理」ツールだろう?しかし、そのほか、幾つかのサードパーティ製ソフトウェアもそれらのタスクを完成できます。例えば、AOMEI Partition Assistant Standardはそういうディスク管理ツールで、初心者にはとてもオススメです。

読者様が最善の対処法を選択できるようにここでは両方の方法をご紹介してそれらのメリットとデメリットを比較しましょう。※未割り当て領域を使用して新しいパーティションを作成する操作を例としましょう。

ディスクの管理で新しいパーティションを作成

「ディスクの管理」で未割り当て領域を利用して新しいパーティションを作成する手順は次のとおりです:

1. 「コンピューター」/「PC」を右クリックし、「管理」を選び、「記憶域」の「ディスクの管理」をクリックします。

ディスクの管理

2. 「未割り当て」領域を右クリックし、「新しいシンプル ボリューム」を選びます。

新しいシンプルボリューム

3. 「新しいシンプル ボリューム ウィザードの開始」が表示されるので「次へ」をクリックします。

ウィザード

4. そして、指示やプロンプトに従ってボリュームサイズを指定し、ドライブ文字またはドライブパスを割り当てることができます。「次へ」をクリックします。

ボリュームサイズ

ドライブ文字

5. 「パーティションのフォーマット」画面が表示されたら、このボリュームをフォーマットするかどうか、或いはどうやってフォーマットするかを決定します。「次へ」をクリックします。

パーティションのフォーマット

6. 選択した設定を確認し、問題なければ「完了」をクリックします。

完了

これで、未割り当て領域を利用して新しいパーティションを作成します。現在、エクスプローラではクローンしたHDDの全容量が正しく認識されるはずです。

※ヒント:ご覧のように、「ディスクの管理」を使う場合、新しいパーティションの設定を一歩一歩選択する必要があるので、そのプロセスは結構時間がかかります。

AOMEI Partition Assistantで新しいパーティションを作成

サードパーティ製のHDD&パーティション管理ソフト - AOMEI Partition Assistant Standard(無料)で未割り当て領域を利用して新しいパーティションを作成する手順は次のとおりです:

1. AOMEI Partition Assistant Standardを無料でダウンロードし、インストールし、起動します。未割り当て領域を右クリックし、「パーティションを作成」を選びます。

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パーティションを作成

2. ポップアップ・ウィンドウで、バーを移動することで新しいパーティションのサイズを指定することができます。また、ドライブ文字、ファイルシステムを設定することもできます。

※注:この例で新しいパーティションを論理ドライブとして作成するように、NTFSファイルシステムを選びましょう。

パーティションを設定

◎補足:「詳細」をクリックして、パーティションラベルやパーティションタイプなど、もっと詳細な設定を行うことができます。

詳細

3. 「はい」をクリックした後、操作の結果をプレビューできます。すべての設定を確認して、問題なければ、ツールバーの「適用」をクリックします。

適用

これで、AOMEI Partition Assistantを使用して、エクスプローラに表示されない未割り当て領域を新しいパーティションとして作成します。簡単かつ迅速にクローンしたHDDの表示容量と実容量が違う問題を解決します。

おまけ:AOMEI Partition Assistantでディスクをクローン

AOMEI Partition Assistant Standardはパーティション作成とパーティション結合のほか、ディスククローン機能も提供しています。未割り当て領域を作成せず小容量HDD/SSDから大容量HDD/SSDへクローンを作成することができます。

1. AOMEI Partition Assistant Standardをインストールして起動します。クローン元のHDDを右クリックして、「ディスクをクローン」を選択します。

※ヒント:無料版でデータディスク間でのクローンができますが、起動間でのクローンを作成するために、有料版にアップグレードする必要があります。

ディスククローン

2. ウィザードに従って、「ディスクの高速クローン」方法を選択します。

ディスクの高速クローン

3. クローン先のディスクを選択します。

クローン先のディスク

4. ターゲットディスク上のパーティションを編集します。ここでは、未割り当て領域を作成しないように(未割り当て領域を削除するために)「クローン先に合わせる」を選択することをお勧めします。

クローン先に合わせる

※クローン先に合わせる:各パーティションのサイズを自動で調整して、クローン先ドライブの総容量を使用します。ターゲットドライブに未割り当て領域がありません。

5. 「適用」⇒「続行」をクリックして、この操作を実行します。

適用

まとめ

以上の全ての対処法を比べたら、明らかにAOMEI Partition Assistantのほうがいい選択だと思います。

パーティションの作成だけでなく、AOMEI Partition Assistant Standardは他の強力・便利な機能をたくさん備ます。そのユーザーインターフェースも簡潔で分かりやすいです。ディスク&パーティション管理のために特にデザインされたソフトウェアです。更に、無料ですし、時間と手間を節約できます。

もし、この記事が役立つなら、友達や家族と共有しましょう!また、何か質問や提案がある場合は、[email protected]までご連絡ください。よろしくお願いします。

ゆき
ゆき・編集者
ゆきは、AOMEI Technology会社の編集者として長年AOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品の機能について詳しいです。IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、アニメ、音楽、色々なことに趣味があります。