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ダイナミックディスクに変換してしまったHDDをベーシックディスクに戻す
概要:誤ってHDDをダイナミックディスクに変換してしまった場合、どうやってデータを残したままベーシックディスクに戻しますか?この記事では、ハードディスクをダイナミックディスクに変換する方法及びベーシックディスクに再変換する方法を紹介します。
概要:誤ってHDDをダイナミックディスクに変換してしまった場合、どうやってデータを残したままベーシックディスクに戻しますか?この記事では、ハードディスクをダイナミックディスクに変換する方法及びベーシックディスクに再変換する方法を紹介します。
ご存知のように、HDDの扱いにはベーシックディスクとダイナミックディスク、2種類があります。Microsoft Windowsを実行するパソコンで最も一般的に使用されるのはベーシックディスクですが、サーバーなどでは、ダイナミックディスクを使用することもあるようです。
工場出荷時のハードディスクはほとんどベーシックディスクで構成されています。ベーシックディスクでは、1台のHDDをパーテーションで分割して複数台のHDDとして使用することができます。MBRの場合、最大4つのパーティション(3つのプライマリパーティションと1つの拡張パーティション)を作成できますが、GPTの場合、128個のドライブを作成できます。
もし、1つのHDDに1つ以上のOS(マルチOS)をインストールして、使用したいなら、ベーシックディスクでなくてはいけません。
ダイナミックディスクでは、ベーシックディスクと反対に、複数台のHDDに渡ってボリュームを作成できます。これにより、ニーズに応じてストレージを拡張できます。
ダイナミックディスクは最大約2000のボリュームを作成できます。複数のディスクを搭載したコンピュータでこのタイプを使用することをお勧めします。
ただし、ダイナミックディスクの場合、1台のHDDにOSを1つしか入れないという欠点があるので、OS用のHDDより、データ保存用のHDDとして使用される場合が多いと思われます。
皆さんはおそらく「どれが最適なのかな?」と疑問に思われているでしょう。では、そろそろベーシックディスクとダイナミックディスクの違いについてお話ししましょう。ベーシックディスクとダイナミックディスク、どちらでもデータを保存することができますが、使い方は異なります。
ベーシックディスクは、オリジナルディスクであり、DOSの時代から存在しています。データはGTPまたはMBRで追跡されます。これらのパーティションスタイルでは、プライマリパーティションと論理パーティションのみが許可されます。作成後、特別なツールを使用しない限り、パーティションを直接変更することはできません。これが、パーティションのサイズがディスクのスペースに制限されている理由の1つです。
ベーシックディスクは、最も一般的なストレージ方法であり、デュアルマルチブート性や使いやすさ、データの保護など、さまざまなメリットを備えています。
また、ベーシックディスクはダイナミックディスクにデータを失うことなく変換することもできます。
ダイナミックディスクは、Windowsコンピューターで使用される特別なストレージ方法です。もともとはWindows NT向けに開発され、Windows 2000から利用可能になりました。
ダイナミックディスクは、LDMおよびVDSデータベース、MBRとGTPでボリュームを追跡します。MBRディスクパーティションでは、データベースは最後のメガバイト(MB)のスペースを占有します。一方、GPTディスクパーティションでは、割り当て済み(非表示)の1MBのスペースを占有します。
ダイナミックディスクを使用すると、さまざまなスペースの構成でボリュームを作成することができます。ダイナミックボリュームは、サイズの変更、復元、移動などが簡単に行えます。データベースを使用して、コンピューターは新しいダイナミックディスクを作成し、破損したディスクを修復することができます。
初心者でもダイナミックボリュームを利用することができます。ダイナミックボリュームには、シンプル、スパン、ストライプ、ミラー、およびRAID-5の5つのタイプがありますが、いずれもマルチブートには対応していません。
複数のリージョンをリンクすることで、無限の大容量のダイナミックボリュームを構成することができます。逆に、セクションに分割し、データを簡単かつ明確に管理することもできます。データの損失を防ぐためには、ボリュームの変更やバックアップ、オペレーティングシステムの再起動は必要ありません。
残念ながら、ダイナミックディスクを直接ベーシックディスクに変換することはできません。変換する前にそれらを削除する必要があります。データの損失を防ぐためには、特別なツールが必要です。
上述のように、ダイナミックディスクにはスパニング(複数のHDDを1つのドライブとして結合する)や、ストライピング(データを複数のHDDにまたがって保存する)、ミラーリング(複数のHDDに同一データを保存する)など、拡張的な機能があるため、時々手動でベーシックディスクをダイナミックディスクに変換したいかもしれません。
ダイナミックディスクへの変換は、フォーマットの必要がないため、データを保持した状態での変換が可能です。次は2つの変換方法を紹介しましょう。
❶Windows標準機能を使用する
手順 1. 「ディスクの管理」を開きます。ディスク番号が表示されている箇所で右クリックメニューを出して「ダイナミックディスクに変換」を選択します。
手順 2. ダイナミックディスクに変換したい物理ドライブにチェックを入れて「OK」をクリックします。
手順 3. 変換の必要があるディスクを再度確認し、問題なければ「変換」をクリックします。
※マルチブート環境である場合、ダイナミックディスクに変換すると、現在起動しているシステムボリューム以外のボリュームにインストールしたOSからパソコンが起動できなくなることに注意してください。
しばらくすると、ベーシックディスクがダイナミックディスクに変換されます。
❷AOMEI Dynamic Disk Managerを使用する
手順 1. AOMEI Partition Assistantの製品をダウンロード、インストール、起動します。右側の「ダイナミックディスク管理者」をクリックして、AOMEI Dynamic Disk Managerを起動します。
手順 2. ダイナミックに変換したいディスクを右クリックし、「Convert to Dynamic Disk(ダイナミックディスクに変換)」を選択します。
手順 3. 後はガイドに従って、ダイナミックディスクへの変換を完成させます。
➡操作の詳細については、この関連記事を参考にしてください。
ベーシックディスクをダイナミックディスクに変換するつもりはなかったのに、ベーシックディスクはダイナミックディスクになった場合も幾つかあります:
MBRディスクに4つのプライマリパーティションがあり、未割り当て領域に新しいパーティションを作成しようとする場合、パーティションを作成するとベーシックディスクがダイナミックに変換されます。
非システムディスクでは、ベーシックディスク上のパーティションを拡張したいが、右側に連続した未割り当て領域または空き領域がありません。こういう時にダイナミックディスクが存在するなら、そのパーティションを拡張すると、ベーシックディスクがダイナミックディスクになります。
「ダイナミックディスクに変換」オプションを誤ってクリックして、HDDをダイナミックディスクに変換してしまいました。
※注:ベーシックディスクはダイナミックディスクになった後、一部のWindowsをインストールしたり、他のOS(LinuxやAndroid-X86など)とのマルチブートを実現することはできないため、ダイナミックディスクを元(ベーシックディスク)に戻したいかもしれません。
一度、ベーシックディスクをダイナミックディスクに変換してしまった場合、HDD内のリカバリ領域から復元できないことがあります。ダイナミックディスクをベーシックディスクに再変換するのは全く不可能ではないですが、データを残したまま戻すというのは大変です。ダイナミックディスク上のすべてのボリュームを削除し、全てのデータを完全に消去する必要があります。
一般に、Windows 7/8/10/11では、ダイナミックディスクをベーシックディスクに変換するために2つの無料ソリューションがあります。Windows「ディスクの管理」と「cmd」を使用することです。上述のように、ベーシックディスクに戻す為にダイナミックディスク上のすべて既存のボリュームを削除する必要がるので、操作を開始する前に、大切なデータをすべてバックアップするか、又は別のボリュームに移動してください。
※関連記事:万が一の備え!Win 10バックアップ【5つの方法まとめ】
▼次はダイナミックディスク上のすべてのデータを削除して、ベーシック ディスクに変換する方法について説明しましょう。
「ディスクの管理」では、すべてのボリュームを1つずつ削除してから、ダイナミックディスクをベーシックディスクに変換することができます。
手順 1. 「コンピューター」または「PC」を右クリックし、「管理」→「記憶域」→「ディスクの管理」を選択します。
手順 2. 「ディスクの管理」で、ダイナミック ディスク上の各ボリュームを右クリックし、「ボリュームの削除」をクリックします。
手順 3. ディスク上のすべてのボリュームを削除してから、ダイナミック ディスクを右クリックし、「ベーシック ディスクに変換」をクリックします。
コマンドラインを使用してダイナミックディスクをベーシックディスクに再変換することができます。
手順 1. マコンドプロンプトを管理者として開き、「diskpart」と入力して「Enter」を押します。
手順 2. DISKPARTプロンプトで次のコマンドを順番に入力します。すべての入力はEnterキーで終わります。
●list disk(ベーシックに変換するHDDのディスク番号を覚えておく)
●select disk n(nは変換しようとするダイナミックディスクの番号)
●detail disk
●select volume n (nは選択されたボリュームの番号)
●delete volume(複数のボリュームがある場合、すべてを1つずつ削除してください)
●select disk n(ベーシック ディスクに変換するディスクの番号を指定する)
●convert basic
手順 3. 最後にCMDを終了します。
でも、何かデータを失うことなく、簡単かつ安全にHDDをダイナミックからベーシックに戻せる方法はありますか?
AOMEI Partition Assistant Professionalはそういうサードパーティ製のディスク管理ソフトで、データを残したままHDDをダイナミックディスクからベーシックディスクに変換することができます。
手順 1. このソフトウェアをお使いのパソコンにインストールし、起動します。
手順 2. ツールバーの「変換」をクリックし、ドロップダウンメニューから「ダイナミックディスク変換器」をクリックします。
手順 3. Dynamic Disk Converter(ダイナミックディスク変換器)の画面が表示されるので、「次へ」をクリックします。
手順 4. 必要に応じて、適切な変換方法を選択し、「次へ」をクリックします。
手順 5. 後は、ベーシックディスクに変換したいダイナミックディスクを選択し、ガイドに従って変換操作を完成させます。
これだけでなく、HDDをうまく管理できる為に、AOMEI Partition Assistant Proはパーティションのサイズを変更、パーティションを移動/結合、OSをSSDに移行、ブータブルCDを作成、アプリを2つのパーティション間で移行するなど、もっと高度な機能を持っています。
Q1:ダイナミックディスクに変換するとはどういうことですか?
A1:ダイナミックディスクに変換するとは、ベーシック(基本)ディスクからダイナミックディスクへの変換を指します。ダイナミックディスクは、ディスク領域の柔軟な管理や高度なディスク機能を提供するため、特定の用途や要件に適したディスク形式です。
Q2:ダイナミックディスクへの変換はどのように行われますか?
A2:ダイナミックディスクへの変換は、Windows標準ツールやサードパーティ製ディスク管理ソフトを使用して行われます。一般的に、「ディスクの管理」機能を利用し、ベーシックディスクを選択してダイナミックディスクに変換する手順を踏みます。
Q3:ダイナミックディスクに変換するメリットは何ですか?
A3:ダイナミックディスクに変換することで、複数のボリュームを作成したり、ボリュームのサイズを調整したりするなど、より柔軟なディスク管理が可能になります。また、RAIDやミラーリングなどの高度なディスク機能を利用することもできます。
Q4:ダイナミックディスクに変換する前に注意すべきことはありますか?
A4:ダイナミックディスクに変換する前には注意が必要です。
Q5:ダイナミックディスクからベーシックディスクに戻すことは可能ですか?
A5:はい、ダイナミックディスクからベーシックディスクへの戻しは可能です。ただし、この操作によってディスク上のデータが失われる場合があるため、再度バックアップを取ることをおすすめします。Windowsの管理ツールを使用して、ダイナミックディスクをベーシックディスクに戻す手順を実行できます。また、サードパーティ製ディスク管理ソフトを使用してデータを失うことなくベーシックディスクに戻すことができます。
一般のパソコンの場合、ベーシックディスクがあたりまえで、ダイナミックディスクに変換する必要は全くありません。
しかし、間違ってベーシックディスクからダイナミックディスクに変換してしまったこと、と自分の意志でベーシックディスクをダイナミックディスクに変換したことがあるでしょう。
Windowsに内蔵されているツールを使用して再び、ダイナミックディスクからベーシックディスクに変換する場合、HDD上のパーティションをすべて削除して未割り当て領域にしてからベーシックディスクに戻さなければなりません。
でも、AOMEI Partition Assistant Proを使用すると、データを残したままHDDをダイナミックディスクからベーシックディスクに直接戻すことができます。
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