Windows 7/8/10/11で休止パーティションを簡単に削除する方法

休止パーティションについて

休止パーティションは、一部のラップトップのWindowsファイルエクスプローラーおよびディスクの管理で確認できます。通常、パーティションサイズは4GBから8GBまでさまざまで、ハードディスク（特にSSD）上の個別のパーティションとして、「正常」とマークされています。休止とは、スナップショットデータをWindowsに保存する省電力状態のことです。では、休止パーティションとは何ですか？また、休止ファイルとこのパーティションの違いは何ですか？

休止パーティションとは

休止パーティションは、Intel Rapid Start Technology（IRST）で使用される休止ファイルを含む個別のパーティションです。これは、PCのBIOSまたはUEFIに応じてIRSTによって排他的に使用される特別なパーティションであるため、すべてのラップトップに休止パーティションがあるわけではありません。このパーティションは、HP、Dell、Toshiba、LenovoなどのPCにあります。

休止パーティションは、メモリの内容をパーティションに書き込んで休止するため、インストールされているメモリと常に同じサイズです。作業ファイルと設定に保存し、休止中に少量の電力を消費します。この方法は、Windowsのすべての省電力状態の中で最も少ない電力を使用します。

休止パーティションと休止ファイルの違い

一般に、休止パーティションと休止ファイル（hiberfil.sys）は、異なる企業によって作成されます。前者はIntelが作成し、後者はWindowsです。さらに、休止パーティションは、特に IRST で使用される一部のラップトップに存在します。ただし、Windows hiberfil.sysは、ほぼすべての種類のラップトップで見つけることができます。

それらの最大の違いは、場所です。前述のように、休止パーティションはSSD上にある個別のパーティションであり、システム内のSSDのどこにでも配置できます。休止ファイル（hiberfil.sys）は、システム パーティションに保存され、ブートローダーで読み取り可能である必要があります。また、移動はできません。

このような違いはありますが、目的は同じです。つまり、PCの状態を保存して、すぐに作業に戻れるようにすることです。

Windows 7で休止パーティションを削除する必要性

実際、休止ファイルを削除する主な理由は2つあります。

ディスク領域を完全に使用：一部のラップトップには、非常に小さなシステムディスクが搭載されています。休止パーティションが4GBまたは8GBしか使用しない場合でも、その小さなディスクには大きなスペースです。そのため、一部のユーザーは SSD 上の休止パーティションを削除して、そのスペースを利用したいと考えています。また、ユーザーがコンピューターを休止状態にする必要がない場合は、ディスク容量に関係なく、そのパーティションを削除します。

休止パーティションのサイズを変更：元の休止パーティションのサイズは、インストールされたRAMによって決まります。ただし、RAMスティックを追加する場合は、パーティション サイズを拡張する必要があります。そのような状況では、古い休止パーティションを削除してから、新しいサイズの休止パーティションを作成するのが最も適切な解決策です。

休止パーティションの削除について話すときは、他の理由があるかもしれません。次に、パーティションを簡単に削除する方法を紹介します。

簡単な手順で休止パーティションを削除する方法

「ディスクの管理」に休止パーティションが表示されても、そこで削除することはできません。パーティションを右クリックすると、使用可能な削除オプションがありません。他のユーティリティで削除する必要があります。

重要：不適切な操作によってデータが失われる可能性があるため、ブートドライブをバックアップすることをお勧めします。

Diskpartで休止パーティションを削除

手順 1. WindowsキーとRキーを同時に押して、ファイル名を指定して実行を開きます。diskpartと入力してEnterキーを押します。管理者として実行します。

手順 2. Diskpartで、これらのコマンドを順番に入力します。

select disk system

list partition

select partition n（nは休止パーティションのパーティション番号）

delete partition override

exit

「Diskpartは選択されたパーティションを正常に削除しました」と表示されるはずです。そうでない場合は、エラー修復：「delete partition override」でパーティションを削除できないことを参照してください。また、Diskpartで休止パーティションを削除できない場合は、強力なサードパーティソフトウェアを使用するのが賢明です。

強力なソフトウェアで休止パーティションを削除

AOMEI Partition Assistant Professionalは、簡単な手順でパーティションを完全に削除できる万能のパーティションマネージャーです。これは、バンドルされたソフトウェアのない小さなプログラムです。コマンドライン操作もサポートします。Windows 7、8、10、11、XP、Vista で動作します。詳しく見てみましょう。

手順 1. WindowsにAOMEI Partition Assistant Professionalをインストールして実行します。コマンドプロンプトを開き、「cd + AOMEI Partition Assistantのインストールパス」と入力して開始します。たとえば、cd C:\Program Files (x86)\AOMEI Partition Assistant Pro Edition 6.6を入力し、Enterキーを押します。

インストールパスを知るには、AOMEI Partition Assistant Professionalのデスクトップ ショートカットを右クリックして、「プロパティ」を選択します。ポップアップウィンドウで、「作業フォルダー」の横にあるインストールパスを見つけて、そのパスをCMDに貼り付けることができます。

手順 2. partassist.exe /del:Fと入力し、Enterキーを押します。つまり、Fドライブを削除するということです。または、partassist.exe /hd:0 /del:0 と入力して、ディスク0のパーティション0を削除することもできます。

手順 3. 「ユーザーアカウント制御」ポップアップダイアログで「はい」をクリックします。exitと入力して、コマンドプロンプトを終了します。

ヒント：partassist.exe /hd:0 /del:allと入力して、ディスク 0 のすべてのパーティションを削除できます。

コマンドライン操作を除き、AOMEI Partition Assistant ProfessionalではGUIを使用してパーティションを削除することもできます。GUIで、休止パーティションを右クリックし、「パーティションを削除」を選択します。ポップアウトウィンドウで、状況に応じて削除のタイプを選択します。最後に、「適用」をクリックして保留中の操作を実行します。

Windows休止ファイルを無効

Windows休止ファイルには休止パーティションと同じ効果があるため、hiberfil.sysを削除する必要があります。休止を無効にして休止ファイルを削除する方法を示します。

手順 1. コマンドプロンプトを開き、管理者として実行します。

手順 2. powercfg –h off と入力してEnterキーを押します。このコマンドは、最初に休止状態を無効にしてから、hiberfil.sysファイルを削除します。削除されていない場合は、手動で削除できます。

まとめ

この投稿では、休止パーティションとは何か、および休止パーティションと休止ファイル（hiberfil.sys）の違いについて説明します。また、休止パーティションを削除する効果的な方法と、Windows休止ファイルを無効にする方法も提供します。

AOMEI Partition Assistant Professionalは、多くの機能を備えています。たとえば、フォーマットせずにCドライブのサイズを変更できます。そうすると、RAMスティックを追加した後にハイバネーションを削除する必要はありません。Windows Server 2003/2008/2012/2016/2019/2022（R2を含む）を実行している方は、AOMEI Partition Assistant Serverを試して、より高度な機能をお楽しみください。

この記事が助けることができるならば、それは素晴らしいと思います。もしご不明な点などがありましたら、遠慮なくご質問ください。弊社のメールは[email protected]です。