By ゆき / 最後の更新 2022年06月13日

EFIシステムパーティションとは?

 

❀EFIシステムパーティション(EFI System Partition、ESP)とはデータ記憶装置(HDDやSSDなど)のパーティションの一つで、UEFIに準拠するコンピュータで使われます。電源を入れてコンピュータを起動する時、UEFIファームウェアはESPに保存されているファイルを読み込み、インストールされているOSや様々なユーティリティをブートします。

※注:ESPはUEFIで規定されているFATファイルシステムに基づいた仕様のファイルシステムでフォーマットされている必要があります。

―出典:ウィキペディア

GUIDパーティションテーブル(GPT)形式でフォーマット(初期化)されたディスク(HDDやSSD)にWindows OSまたはMac OSをインストールする時にEFIシステムパーティション(ESP)が自動で作成されます。

ESPには他のパーティションにインストールされている全てのOSのブートローダーまたは起動時にファームウェアが使用するデバイスドライバ、OSが起動する前に実行されるシステムユーティリティプログラム、エラーログなどのデータファイルが含まれています。

Tips:通常、ESPはOSをインストールした後にできる領域で100MB程度と非常に小さいのですが、OSとは完全に独立したパーティションとなっています。また、ドライブ文字がないので、エクスプローラーに表示されません。

EFIシステムパーティションの削除

❓【疑問】一般に、Windows 7/8/10/11に標準搭載された「ディスクの管理」ツールからパーティションを削除することができます。しかし、Windows11/10、8.1/8、7、XP、Vistaの「ディスクの管理」でEFIシステムパーティションを削除しようとする時に「ボリュームの削除」という項目がグレーアウトして選択できず、ESPを削除することができません。これはなぜですか?

Windows10ディスクの管理『標準搭載のディスク&パーティション管理者』

❗【回答】EFIシステムパーティションを誤って削除してしまった場合、Windows 7/8/10/11は正常起動できなくなる可能性があります。削除の誤操作によるPCの起動問題を防ぐために、EFIシステムパーティションはWindowsに保護されています。ですから、「ディスクの管理」でESPを簡単に削除することが許可されません。

しかし、何らかの理由で、どうしてもESPを削除したい場合があります:
PCに複数のOSがインストールされている場合、より多くのディスク領域を解放するためにEFIシステムパーティションを削除したいかもしれません。こういう場合、EFIシステムパーティションを削除しても問題ありません。
►例えば、Windows10 OSを新しいSSDにインストールして起動できて、Windows7が入った元のHDDはデータ用に引き続き使う場合、HDDに残ったEFIシステムパーティションを削除しても他のパーティションには影響ないので、削除しても大丈夫です。
PCの中に入っている内蔵ハードディスクを取り出した後、外付けHDDとして再利用するためにフォーマットが必要でしょう。しかし、EFIシステム領域があれば、HDDを完全にフォーマットできません。こういう時に、HDD上のEFIシステムパーティションが不要になって、それを削除する必要があります。

さて、どうやってEFIシステムパーティションを削除しますか?Windowsの「diskpartコマンド」または強力な「パーティション管理ソフト」、2つの方法があります。

注意:EFIシステムパーティションを削除してから、新しいOSをインストールしようと思っている場合、別に操作をしなくてもいいです。新しいOSがインストールされると、EFIシステムパーティションが自動的に削除されることになります。
>>例:以前、Mac OSをインストールした時にEFIシステムパーティションが作成されます。今、Mac OSの代わりにWindows OSをインストールすると、EFIシステムパーティションが自動的に削除されます。

√diskpartコマンドでEFIシステムパーティションを強制削除

step 1. WinキーとRキーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」を起動します。そしてdiskpartと入力してOKをクリックします。

diskpart

step 2. diskpart.exeが表示されたら、list diskと入力してEnterキーを押します。HDDやSSDの一覧リストが表示されます。内蔵HDDだけでなく外付けHDDも含めて、PCに繋がっている全てのHDDが出てきます。

step 3. select disk nと入力してEnterキーを押します。対象ディスク(n)が選択されます。nは、削除したいEFIシステムパーティションのあるディスクのディスク番号です。

step 4. list partitionと入力してEnterキーを押します。対象ディスクにEFIシステムパーティションが存在していることを確認できます。この例ではPartition 1を見ると、Sizeが200MBとなっているのが分かります。こちらが明らかにEFIシステム領域です。

list partition

step 5. select partition mと入力してEnterキーを押します。対象パーティション(m)が選択されます。mは、削除したいEFIシステムパーティションのパーティション番号です。

step 6. delete partition overrideと入力してEnterキーを押します。EFIシステムパーティションが削除されます。exitコマンドを実行してdiskpartルーツを閉じます。

パーティション削除

step 7. 後は「ディスクの管理」に移動して、EFIシステムパーティションが消去されていることを確認できます。

補足:スタートボタンを右クリックし、メニューから「Windows PowerShell (管理者)」を選択します。PowerShellでdiskpartコマンドを実行することもできます。

PowerShell

しかし、この方法はちょっと複雑で、パソコン初心者には向いていません。うっかり操作を間違えてしまうと、大きな問題になる可能性があります。

√パーティション管理ソフトでEFIシステムパーティションを高速削除

ここでは、誰でも簡単に操作可能なサードパーティ製パーティション管理ソフト - AOMEI Partition Assistantをお勧めします。

❤AOMEI PA製品については

Standard版は完全無料で、Windows 11、10、8、7、Vista、XPに対応し、別のパーティション上のデータを失うことなく、対象パーティションのみを高速削除できます。しかし、もっと多くの高度かつ便利な機能を使用したい場合、Professional版へアップグレードできます。

それに加えて、Windows Server 2022、2019、2016、2012(R2)向けServer版、台数無制限のコンピュータで使用可能なUnlimited版と、クライアントに有償技術サービスを提供するIT専門家や技術者向けTechnician版もあります。

異なるバージョンの比較

もちろん、高級版を購入する前にデモ版をダウンロードして試みることができます!

Proのデモ版 Win 11/10/8.1/8/7/XP
安全かつ高速
ヒント:デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。

★★★パーティションの削除のほかに、AOMEI Partition Assistantはパーティションの作成、分割、移動、復元、リサイズまたはGPTディスクとMBRディスクの間の変換、プライマリパーティションと論理ドライブの間の変換など、Windows 7/8/10/11の「ディスクの管理」ツールができない色々なことができます。

✍次は、AOMEI PA ProでEFIシステムパーティションを削除しましょう~

step 1. 万一の事態に備えて、まずはブータブルメディアを作成します:USBメモリまたはCDをパソコンに接続し、「ブータブルCD/USBを作成」をクリックし、そしてウィザードに従って、ブータブルメディアを作成します。

ブータブルメディアの作成

step 2. ブータブルメディアを作成した後、ホーム画面に戻り、削除する必要があるEFIシステムパーティションを右クリックして「パーティションを削除」を選択します。

EFI削除

step 3. ポップアップウインドウで1つの削除方式を選択して「はい」をクリックします。

はい

step 4. すると、EFIシステムパーティションは未割り当てになります。後は「パーティションを結合」機能を使用して、この未割り当て領域を他のパーティションに追加できます。

step 5. 最後は、保留中の操作を確認し、問題なければ「適用」ボタンをクリックします。

EFIシステムパーティションの作成

上述のとおり、GPTディスクからWindowsを起動するために、EFIシステムパーティションとMicrosoft予約パーティション(MSR)が必要となります。もし、間違えてシステムディスク上のEFIシステムパーティションを削除してしまったら、Windowsは起動できなくなるかもしれません。

こういう場合には、Windowsを起動するためにEFIシステムパーティションを作成し、UEFIブートローダーをインストールする必要があります。

しかし、どのようにEFIシステムパーティションを作成しますか?OSを別のディスクに移行またはインストールすることにより、EFIパーティションがターゲットディスクに作成されるのは、失敗の可能性があります。その時、古いシステムディスクを取り外すと、システムが起動しません。

HDDからSSDへOSだけを移行する方法

►システムディスク上のEFIシステムパーティションを失ってしまったため、パソコンが起動しない場合、下記の手順に従ってESPを作成することができます。

step 1. Windowsインストールディスクからコンピューターを起動します。Windowsセットアップの実行中に「Shift」+「F10」キーを押して、コマンドプロンプトを開きます。

step 2. 未割り当て領域を作成するために以下のコマンドを順番に実行して、1つのパーティションを縮小します。

●Diskpart
●List disk
●Select disk X(Xは、ESPを必要とするディスクのディスク番号です。)
●List partition
●Select partition N(Nは、縮小するパーティションのパーティション番号です。)
●Shrink desired=500(パーティションを500MB縮小します。)

step 3. そして、以下のコマンドを実行して、作成した500MBの未割り当て領域を利用して、EFIシステムパーティションを作成します。

●create partition EFI size=200
●format quick fs=fat32 label="System"
●create partition msr size = 128

step 4. ESPとMSR、この2つのパーティションは正常に作成された後、以下のコマンドを実行して、ブートローダーや他の必要なアプリケーションをインストールします。

●bootrec /fixboot(ブート領域の破損でWindowsが起動しない問題を修復できるコマンドです。)
●bcdboot c:\Windows /s b: /f ALL(UEFI onlyシステムでは、最後の2つのオプションが必要ありません。つまり、コマンドラインは「bcdboot C:\Windows」となります。)

step 5. コンピューターを再起動して、起動できるかどうかを確認します。

あとがき

この記事では、EFIシステムパーティションとは何か?その削除方法&作成方法は何か?EFIシステムパーティションについて知っておくべきことをほぼすべてご紹介しました。EFIシステムパーティションが失われてしまうので、Windowsが起動しない場合、上述の方法でEFIシステムパーティションを再作成するほか、AOMEI Partition Assistant Professionalを利用して、紛失したEFIシステムパーティションを復元することもできます。そしてWindowsが正常に起動できるはずです。これらの操作はデータの損失を起こしませんが、万が一に備えて、事前にディスクバックアップを作成した方がいいと思います。

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