Byゆき / 最後の更新日時 2020年08月20日

概要:データの持ち運びに便利なUSBメモリが認識しないことがあっては大変困ります。今回は、Windows10でUSBが認識されない原因を探ったり、PCがUSBを認識しないときに自分でできる対処法をご紹介したりします。

事例

  • USBメモリがPCに認識されません。ポートを変えてもダメでした。別のPCに挿すと、問題なく認識されます。いったんアンインストールして、「ハードウェア変更のスキャン」を試してもダメでした。解決の方法はありますか?

    ――ユーザーからの悩み

USBメモリに様々なデータを保存しています。USBをパソコンに挿すだけで認識して、PCがすぐにフラッシュドライブを検索したり、ヘッドフォンで音楽を楽しんだりできるのが当たり前ですが、USBが認識されないときもあります。

USBが認識しない主な原因

パソコンがUSBを認識しない原因は、いくつかありますが、よくある原因は次のようなことです。

●USBメモリ本体の故障またはパソコンのUSBポートの不具合>>対策

●USBポートの電力不足:今まで普通に使用してきたUSBメモリが突然認識しない原因として、パソコンに複数の機器を接続してUSBを使うものです。周辺機器は、パソコンから提供する電力で駆動します。機器の消費電力が大きい場合、パソコンからの電力が不足しているかもしれません。>>対策

●不適正なデバイスドライバー:通常はUSBを初めて買ってパソコンに繋ぐだけで、ドライバーがインストールされるか、Windows10などのOSに標準装備されているドライバーがUSBメモリを認識します。しかし、ドライバーのインストールが正常にできない場合や最新のドライバーがインストールされない場合、USBが認識しないこともあります。>>対策

●BIOSで「Assign IRQ For USB」が「Disabled」になっています。BIOS設定で、USBポートの使用が抑止されてしまった場合、USBポートは利用できなくなり、USB機器を接続してもパソコン本体に認識されません。>>対策

●USBにドライブレターがまだ割り当てられていないか、ドライブの文字が他のUSB機器と重複していることによってUSBメモリが認識されない可能性があります。>>対策

●USBメモリのファイルシステムが壊れているか、RAWになっています。そのほか、USBメモリに採用されているファイルシステムの規格は、FAT12、FAT16、FAT32、NTFS、exFAT最大5種類あります。その中で既にPCでは使われなくなっているファイルシステムもあります。上述のようにファイルシステムにエラーが起きて、認識されていないため、Windows10でPCがUSBメモリを認識しないこともあります。>>対策

●USBメモリ全体が高温になっている状態のまま使い続けると、認識しない状況を招きかねません。>>対策

●常駐ソフト(ウィルスチェックのソフトウェア等)がインストールされている場合には、ソフトウェアのプログラムが影響し、USBが正常に認識されない場合があります。>>対策:常駐ソフトを一時無効化にする方法

●そのほかの原因:
容量が小さなUSBメモリ自体の寿命が既に来ている可能性も高いです。フラッシュメモリという磁気記録を行うUSBは認識しない原因として腐食と経年劣化による影響が大きくなります。ドライブとしてもデバイスマネージャーからも一切認識しない状態なら、完全にメモリの寿命を迎えたことになるわけです。新しいUSBを買いに行きましょう!

USB 2.0の規格商品にはUSB 2.0ポートが必要ですが、お使いのパソコンのUSBポートが1.1規格です。こういう時、USB2.0規格のケーブルが必要とされます。
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USBが認識されない原因を確かめるためには、パソコンのメーカーが提供していた復旧サービスを利用してみる方法も1つの手です。

USBが認識しない基本対処方法

様々な原因により、パソコンがUSBメモリを認識しません。次はいくつかの対処方法を解説します。状況により、異なる対策を試してみます。

対処法の目次:

ランプの点灯を確認して故障要因を特定する

USBメモリが認識しない時に、まずはUSBメモリ自体にあるランプが点灯または点滅しているかを確認して、どこの故障かを突き止める必要があります。

状況 1】USBメモリ自体のランプがついていても、認識されない場合、USBポートを変えて試してみます。通常、パソコンには複数のUSBポートがあります。他のUSBポート(または別のパソコンのUSBポート)を使ってUSBメモリを接続してみましょう。もし、認識できるなら特定のUSBポートだけが壊れてしまったと考えられます。(※ヒント:OS自体がエラーを含んでいる可能性があるので、念のため再起動した上で確認することで他の原因をなるべく排除した方がいいと思います。)

状況 2】一方、USBメモリのランプが点灯していない場合、USBの接触不良やUSBメモリ自体の論理破損または物理故障が原因と考えられます。別のUSBを保有しているなら、同じUSBポートへ差し込み、ランプが点灯するか確認してみます。もし、別のUSBメモリのランプが点灯していて、パソコンに認識されるなら、USB自体が壊れている可能性が大きいです。(※補足:或いは、他のパソコンでも同じUSBが認識されない場合も、USB端子が破損しているケースや汚れているケースが考えられます。)

  • 対策:USBポートが損傷していたり、USB自体が壊れていたりする時、自力で修復できないため、保証期間中ならPCメーカーに連絡したり、新しいUSBメモリを買い換えたりしましょう。

不要な周辺機器を取り外す

電力不足により、USBが認識されないという場合が比較的よくあります。もしUSB機器を複数接続していたら、1度、使用したいUSBとキーボード・マウス以外の機器を取り外してみましょう。また、他のUSB商品と競合している可能性もあるため、他のUSB機器をはずして、対象USBメモリのみを装着して、動作を確認した方がいいです。

デバイスドライバーを再インストールする

対策としてはドライバーの再インストールを行って、お使いのドライバーを更新することができます。

  • 手順 1. Windows 10の場合、画面左下のWinマークを右クリックして、スタートメニューを表示させたら、「デバイスマネージャー」を選択し、クリックで開きます。

  • ▶その前に、USBデバイスを手動でスキャンします。コンピューター名をクリックして、「操作」メニューから「ハードウェア変更のスキャン」を選びます。運がよければ、何らかの理由でUSBが認識され、アクセスできるようになるかもしれません。

  • 手順 2. 「ユニバーサル シリアル バス コントローラ」に表示されている項目を確認し、ドライバーが正常にインストールされているかチェックしてみます。「USB Device」や「USB大容量記憶装置デバイス」などの名前のデバイスに「」マークや「」警告アイコンが付いている場合、USB認識しない原因は間違いなくデバイスドライバーの不具合です。

  • ▶もしも、ユニバーサルシリアルバスコントローラーの中の項目で、「↓」「×」マークがついている項目があれば、右クリックをして「デバイスを有効にする」を選択します。

  • 手順 3. 対象項目を右クリックして「デバイスのアンインストール」選択で削除します。

  • 手順 4. パソコンからUSBメモリを取り外した後、再度パソコンに接続します。もう一度接続するとドライバーの再インストールが始まります。Windows 10が最適なドライバーを自動的にインストールするはずなので何もしなくて結構です。

  • 手順 5. ドライバーのインストールが完了すると、USBメモリがデバイスとして認識され、正常に作動するかを確認します。

補足:問題を解決するために「デバイスマネージャー」で認識されないデバイスを右クリックして「ドライバーの更新」を選択することもできます。>>「ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索」をクリックするとドライバーの検索が始まります。もし、最新のドライバーが見つかる場合には、ドライバーを直接更新するようにしましょう。後は、パソコンを再起動します。

ちなみに、コンピューター(またはマザーボード)のメーカーのホームページを覗いて、USBコントローラードライバーがアップデートされていないかを確認できます。

BIOS設定でUSBポートを有効にする

最も適切なデバイスドライバーをインストールしても、USBメモリが認識しない時もあります。この場合は、パソコンの電源を入れ、Windows10が起動する前に「DEL」か「F2」キーを押し、BIOS設定画面を呼び出します。メーカーによって表示は異なりますが、その中には必ず「ポートの設定」に関わる項目があり、そこでUSBポートの「有効」「無効」を切り替えることができます。

ここで具体的な例を挙げましょう。

  • 手順 1. パソコンを再起動して、BIOS設定でCMOS Setup Utility画面へ入ります。

  • ▶豆知識:CMOS(シーモス)とはBIOSに関する情報(BIOSの設定値)を保存することです。何の情報を保存しているかはマザーボードのメーカーにより違いますが、一般的にはCPUのクロック数や内部動作倍率などです。CMOSはパソコンが起動する際に必要で、消費電力が少ないことも特徴の一つです。

  • 手順 2. PnP/PCI Configurations項目に移動します。

  • 手順 3. Assign IRQ For USBを「Disabled」から「Enabled」に変更します。

その後、PCを再起動してUSBを接続して認識するかを確認します。

ドライブ文字を割り当てる

Windows10でドライブ文字の割り当てに失敗しているという原因が考えられる場合、USBを挿し、スタートメニューから「ディスクの管理」を選んでください。すると、USBメモリは一覧に表示されていますか?ドライブ文字が付いていますか?付いていなければ、右クリックして割り当て(または変更)を試してみましょう。

▶もっと詳しい手順はこちらへ~v(=^0^=)vドライブ文字(ドライブレター)の変更・割り当て方法

USBメモリをフォーマットする

接続したUSBメモリがマイコンピュータ(PC)に表示されるにも関わらず、USB内のデータをアクセスしようとすると、「ディスクはフォーマットされていません」「今すぐフォーマットしますか?」「フォーマットする必要があります。フォーマットしますか?」といったメッセージが表示されることがあります。一度発生してしまった論理破損は、フォーマットを行うしかありません。


USBメモリが認識しない状態を改善するためにはフォーマットが効果的ですが、強力なバックアップフリーソフトでバックアップを取っていなければデータが全て消えてしまいます。

問題を解消するためにWindows10の標準機能だけでなく、フォーマット用のソフトを使ってフォーマットを行うこともできます。

Windows 10でUSBメモリをフォーマットする4つの方法【無料且つ簡単】

おすすめ人気フォーマットツール~ここでは、AOMEI Partition Assistant Standardというフォーマット無料ツールを強くお勧めします。AOMEI PA Standardを使って、ファイルシステムが破損しているか、RAWファイルシステムになっているUSBメモリをNFTS、FAT32またはexFATファイルシステムで再フォーマットすることができます。また、ドライブ文字を簡単に割り当てることもできます。RAWになったUSBメモリを読み込まない?!【修復方法】こちらからダウンロード♥完全無料♥Windows 10、8.1/8、7、Vista、XPに対応♥誰でも簡単に使える

割引でAOMEI PA Standard無料版をAOMEI Partition Assistant Professional(有料版)にアップグレードおまけ付き)すると、パーティションの分割、HDDの消去、OSのみ移行、MBRからGPTへ変換など、もっと多くの便利かつ高度な機能を利用できます。

また、Windows Server 2019、2016、2012(R2)向けServer版、台数無制限のコンピュータで使用可能なUnlimited版と、クライアントに有償技術サービスを提供するIT専門家や技術者向けTechnician版もあります。必要に応じて最適なバージョンを選択してください。異なるバージョンの比較

熱暴走を改善する

USBメモリが認識しない状態は、PC上に様々なメッセージが表示されて原因の識別に役立っています。USBメモリをPCに挿入した時や、書き込みを行っている最中に、「USBをスキャンして修復しますか?」「リムーバブルディスクをスキャンして修復しますか?」という2つのメッセージが表示されたら、USBメモリが熱暴走のせいで認識しない可能性があります。

  • 上述のようなメッセージが表示されたら「スキャンおよび修復」をクリックして問題を修復しましょう。うっかり画面を閉じてしまったり、「スキャンしないで続行します」をクリックしてしまったりする時は、USBメモリのプロパティから「ツール」タブのエラーチェックを行いましょう。

そのほか、熱暴走を起こしたUSBメモリは、外した状態で暫く自然に温度が下がるまで放置する方法が良いです。

そのほかの対処法

マイコンピュータから「リムーバブルディスク」として認識されますが、USBメモリを開こうとしても「リムーバブルディスクにディスクを挿入してください」とメッセージが表示され、メモリを開くことができないことあります。これはUSBコントローラーのみが認識されていて、フラッシュメモリ全体を認識しない状況です。

  • 多くはデータ復旧ソフトでブートセクター部分の修復を行えば解消します。しかし、それでも認識しない場合、書き込みを行ったデータが原因となっているので、最後に書き込みを行ったデータを特定して復旧を行うことできます。場合により、パーティションの再構築も必要かもしれません。

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