By ゆき / 最後の更新 2023年05月31日

未割り当て領域とは?

未割り当て」の領域は、パーティションが割り当てられていない領域です。主に「ディスクの管理」において、「未割り当て」の領域として表示されます。ハードディスクの「未割り当て」領域は、使用できないディスク領域です。新品の内蔵ハードディスク増設時や、パーティションを削除したときによく見られ、正常なものであることが多いです。

補足:一方、USBメモリやSDカード等のリムーバブルディスクの「未割り当て」領域は、ほとんどが論理障害です。※もちろん、ハードディスクの論理障害で「未割り当て」になることもありますが、リムーバブルディスクとは状況が異なります。

未割り当て

未割り当て領域はWindows「エクスプローラー」に表示されませんが、「Windows」+「R」キーで「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開き、「名前」入力ボックスにdiskmgmt.mscと入力し、「ENTER」キーを押して「ディスクの管理」で未割り当て領域があるかどうかを確認できます。

なぜ、未割り当て領域をCドライブに移動?

原因❶:Windowsの入っているCドライブの空き容量の不足は、パソコンのパフォーマンスの低下、アップデートやインストールができないなどのトラブルの原因となるので、早めに対処するようにしたほうがいいでしょう。こういう場合には、未割り当て領域をCドライブに移動するのはシステムドライブのサイズを拡張する良い方法です。Cドライブの空き容量を増やしたら、より多くのプログラム(ソフトウェアやゲームなど)をインストールしたり、システムを安定(スムーズに)稼働させたりすることができます。

原因❷:通常、メーカーによって製造されたパソコンに内蔵されているHDD(ハードディスク)のパーティション分割の割合が不合理です。例えば、システムドライブ(Cドライブ)の容量(サイズ)が小さいですが、DドライブやEドライブなどのパーティションには多くの空き領域があります。こういう場合には、「ディスクの管理」の「ボリュームの削除」で別のパーティションを削除して未割り当て領域を作成した後、Cドライブに追加、移動することができます。もちろん、空き領域を別のパーティションからCドライブに直接割り当てることもできます。

また、その他の多くの理由でシステムドライブを拡張する必要があるかもしれませんが、今最も重要なのは未割り当て領域をCドライブに移動する一番シンプルな方法を見つけることです。

どのように未割り当て領域をCドライブに移動?

Cドライブに未割り当て領域を追加する方法は未割り当て領域の位置により、決定されます。一般的に、このタスクを達成するために2つの方法があります。WindowsOS標準機能「ディスクの管理」とサードパーティ製のソフトウェアです。

上述のように、未割り当て領域の位置は方法の選択に大きな影響を与えます。もし「未割り当て」領域はCドライブの右隣にあるなら、「ディスクの管理」で「未割り当て」をシステムドライブに直接追加できます。→上に述べた方法で「ディスクの管理」を開きます。Cドライブを右クリックしてメニューから「ボリュームの拡張」を選択します。後は、ウィザードに従ってシステムパーティションのサイズを簡単に拡張しましょう。

ボリュームの拡張

しかし、Cドライブの右隣が「未割り当て」領域以外(例えば、Eドライブ)になっている場合、どうすればいいですか?Cドライブを右クリックすると、「ボリュームの拡張」項目がグレー表示になります。こういう時には、優れたサードパーティ製ソフトウェアは必要不可欠なものになっています。ここでは、強力なディスク・パーティション管理ツール「AOMEI Partition Assistant Professional」を強くお勧めします。

数回のクリックだけでHDD上のすべての未割り当て領域をCドライブに簡単かつ迅速に結合・追加・移動することができます。「パーティションを作成」「パーティションをリサイズ」「パーティションを結合」など、多くの機能を利用して、未割り当て領域をうまく管理、処理することができます。明確で簡潔なインターフェイスが備わっているので、パソコン初心者にも適用されています。

次は、AOMEI PA Proをダウンロードし、Windows7/8/10/11で未割り当て領域をCドライブに移動する方法を学びましょう。

Proのデモ版Win 11/10/8.1/8/7/XP
安全かつ高速
注意:デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。

AOMEI PAで未割り当て領域をCドライブに追加

ステップ 1. ダウンロードしたAOMEI Partition Assistantをインストールして起動します。Cドライブを右クリックして「詳細処理」⇒「パーティションを結合」を選択します。

パーティションをマージ

ステップ 2. ここでは、すべての未割り当て領域が選択可能です(複数の未割り当てを同時に選択できる)。対象となる「未割り当て」前のチェックボックスにチェックを入れて「はい」をクリックします。

未割り当て領域をチェック

ステップ 3. 仮想結果を確認します。問題なければ「適用」をクリックして操作を実行します。

適用

ステップ 4. 次は最終の確認です。問題なければ「続行」をクリックしてください。

続行

※ヒント:システムドライブに関する操作なので、再起動モードで実行する必要があります。

補足:Cドライブの空き容量を増やすために、Cドライブと未割り当て領域を結合するほかにAOMEI Partition Assistant Professionalの「アプリ引っ越し」機能を使用してCドライブにインストールされたアプリを別のパーティションに移行することもできます。

アプリ引っ越し

未割り当て領域なしでCドライブを拡張

ディスクに未割り当て領域がなく、ディスク上に複数のドライブがある場合、「パーティションを拡張」のより良い方法を提供するAOMEI Partition Assistant Professionalを利用することができます。「空き領域を割り当てる」は3つのステップで、あるパーティションから別のパーティションに直接空き領域を移行することができます。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistant Professionalを起動し、空き領域を割り当てたいパーティションを右クリックし、「空き領域を割り当てる」を選択します。

空き領域を割り当てる

ステップ 2. あるパーティションから割り当てたい空き領域のサイズを入力すると、この空き領域は直接ターゲットパーティションに追加されます。

割り当てたい空き領域のサイズを入力

ステップ 3. 「適用」をクリックして、この操作を実行します。

適用

そうすると、Cドライブが拡張されます。

まとめ

これで、AOMEI Partition Assistantを使用して未割り当て領域をCドライブに正常に移動しました。同じ機能でデータパーティション(例えば、Eドライブ)をシステムドライブに結合することもできます。実際にはAOMEI Partition Assistantはその他の機能を沢山持っています。例えば、「Windows To Go Creator」ウィザードを使用して外付けHDDにWindows 10をインストールしたり、「OSをSSDに移行」ウィザードを使用してHDDをアップグレードしたりすることができます。さらに「ブータブルCD/USBの作成」ウィザードを使用してSanDisk USBを起動可能にしてBYODを実現することもできます。

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