Windows10でCドライブと未割り当て領域を結合する方法のトップ3

Cドライブの空き容量が不足した場合、Cドライブを拡張するために、Windows10のCドライブと未割り当て領域を結合・統合することができます。この記事から、未割り当て領域とは何か、Cドライブと未割り当てを結合する簡単な方法は何かを学んでみましょう。

ゆき

投稿者:ゆき/更新日:2024年01月24日

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「未割り当て」領域について

未割り当て領域とは?

未割り当て領域とは、パーティションが割り当てられていない領域です。主に「ディスクの管理」において、「未割り当て」の領域として表示されます。未割り当て領域を新規パーティションとして使いたい場合は、「ディスクの管理」でパーティションを作成すればいいです。

未割り当て領域

以下の場合には、未割り当て領域ができてしまうかもしれません。
Windows10のインストールメディア(またはリカバリーメディア)でWindows10を(再)インストールする時に、ドライブ内のデータをすべて削除し、Cドライブに割り当てる容量を指定し、残りの領域は「未割り当て」領域になります。
新品の内蔵ハードディスクを増設した時や、HDD上のパーティションを削除した時にハードディスクの「未割り当て」領域がよく見られます。
論理障害の発生したリムーバブルディスクは、ほとんどの場合、「未割り当て」領域になります。もちろん、ハードディスクの論理障害で「未割り当て」になることもあります。こういう場合には、ディスクのフォーマットによりエラーを修復できます。フォーマットの過程でパーティションは自動的に作られ、全領域(未割り当て領域)が1つのパーティションになり、ディスクを再度利用できます。
豆知識:論理障害は、ディスク自体には問題ないものの、内部に保存されているデータに不具合が発生している状態を指します。論理障害の場合、データ復旧ソフトなどを用いて復元することができることもあります。

未割り当て領域VS空き容量

未割り当て領域と空き容量の違いを知っていますか?大きな違いはないと思う人は多いでしょう。実はそれらは全く違うものです。

未割り当て領域:未割り当て領域にはデータの書き込み/読み込みはできません。Windowsファイルエクスプローラーに表示されません。
空き容量:ドライブの上に存在する未使用の領域です。空き容量にはデータを保存できて、パーティションとして自由に利用できます。

空き容量も未割り当て領域もストレージスペースを占めています。未割り当て領域が多いほど、ディスクの容量は小さくなります。ディスクの空き容量が足りない場合は、利用不可な未割り当て領域を新しいパーティションとして作成するか、既存のパーティションに追加/移動/結合・統合して、利用可能な空き容量に変更することができます。

Win10で未割り当て領域とCドライブを結合する理由

MicrosoftはWindows10をリリースして以来、多くのユーザーは優れた機能や新しい体験のために使用中のWindows7またはWindows8をWindows10にアップグレードしようとします。しかし、システムのアップグレード後に、不合理なパーティション分割の問題が発生することがあります。

たとえば、Cドライブ(システムパーティション)の空き容量が足りませんが、大量の未割り当て領域があります。こういう場合には、未割り当て領域をCドライブに結合するのは良い選択です。Cドライブ容量を増やして空き容量不足を解消するし、HDDの全領域を使えるようにしてパーティションをより合理的に割り当てます。

Win10で未割り当て領域とCドライブを結合する方法

次は、Cドライブを拡張するためにWindows10のCドライブと未割り当て領域を結合する3つの方法をご紹介しましょう。

Windows内蔵ツール「ディスクの管理」を使用

方法1:「ディスクの管理」の「ボリュームの拡張」を使用

Windows10標準搭載ツール「ディスクの管理」は、未割り当て領域をCドライブに移動するために使用することができます。「コンピューター」または「PC」を右クリック⇒「管理」をクリック⇒「ディスクの管理」をクリックして開きます。次に、Cドライブを右クリックし、「ボリュームの拡張」を選択し、未割り当て領域をCドライブに結合します。

ディスクの管理

ただし、「ディスクの管理」には多くの制限があります。例えば、未割り当て領域がCドライブのすぐ右側にない場合や、CドライブのファイルシステムはNTFSではない場合、「ボリュームの拡張」はグレー表示され、未割り当て領域をCドライブに結合、統合、移動することはできません。

ボリュームの拡張はグレー表示

幸いなことに、未割り当て領域をCドライブに結合させるために、他の2つの方法があります。

サードパーティ製ソフトウェア「AOMEI Partition Assistant」を使用

ここでは、強力なディスクパーティション管理ソフトウェアAOMEI Partition Assistant Professionalを強くお勧めします。「パーティションをリサイズ/移動」「パーティションを結合」「パーティションを拡張」などの機能を使用して、Windows11/10/8/7でCドライブを拡張し、空き容量を増やすことができます。

Proのデモ版 Win 11/10/8.1/8/7
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ヒント:デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。

次は、その「パーティションをリサイズ/移動」機能と「パーティションを結合」機能を使用して、Cドライブと未割り当て領域を制限なく結合する方法をご紹介しましょう。

方法2:「AOMEI Partition Assistant」の「パーティションをリサイズ/移動」を使用

手順 1. AOMEI Partition Assistantをダウンロード、インストール、起動します。この例では、未割り当て領域がCドライブではなくDドライブのすぐ右側にあるので、まずはDドライブを右クリックして、「パーティションをリサイズ/移動」を選択します。

パーティションを移動

手順 2. 下図のようにDドライブ全体を右側にドラッグして、未割り当て領域をCドライブのすぐ右側に移動させます。

右側にドラッグ

手順 3. 次にCドライブを右クリックして、再び「パーティションをリサイズ/移動」を選択します。

パーティションのリサイズ

手順 4. 下図のようにCドライブの右境界線を右にドラッグして、未割り当て領域をCドライブに追加・拡張・移動させます。そして「はい」をクリックして、メイン画面に戻ります。

右にドラッグ

手順 5. 最後に、ツールバーの「適用」⇒「続行」をクリックして、すべての操作を実行します。

適用

注意:未割り当て領域がCドライブのすぐ左側にある場合は、「パーティションをリサイズ/移動」を使用して、未割り当て領域をCドライブに直接結合することができます。

方法3:「AOMEI Partition Assistant」の「パーティションを結合」を使用

方法2が少し複雑だと思うなら、次は未割り当て領域をWindows11/10/8/7のCドライブに直接移動する方法をご紹介します。

手順 1. AOMEI Partition Assistantを起動します。Cドライブを右クリックして、「詳細処理」⇒「パーティションを結合」を選択します。

パーティションを結合

手順 2. Cドライブに追加したい未割り当て領域のチェックボックスにチェックを入れて、「はい」をクリックします。

未割り当て領域をCに追加

手順 3. メイン画面に戻ると、未割り当て領域を既にCドライブに移動したことがわかります。ツールバーの「適用」をクリックして、操作を実行します。

適用をクリック

これは、Windows11/10/8/7で未割り当て領域をCドライブに結合するための最良の方法です。未割り当て領域がどこにあっても、Cドライブと未割り当て領域を直接結合することができます。

補足:AOMEI Partition Assistant Professionalも素晴らしいHDDパーティション管理ツールです。システムパーティションの空き領域が不足していますが、HDDに未割り当て領域がない場合、「空き領域を割り当てる」機能を使用してHDD上の空き領域をもう一度割り当てるか、「アプリ引っ越し」機能を使用してシステムパーティション上のアプリケーションを別のパーティションに移行することができます。それらのすべての機能は、パーティションの空き容量を増やすのに役立ちます。

結論

ここまでCドライブを拡張するためにWindows10のCドライブと未割り当て領域を結合する方法をご紹介しました。合わせて2つのツール、3つの機能です。即ち、Windows内蔵ツール「ディスクの管理」(ボリュームの拡張機能)及びサードパーティ製ソフトウェア「AOMEI Partition Assistant」(パーティションのリサイズ/移動機能とパーティションの結合機能)です。

必要に応じて、最適な対処法を選んでよいと思います。ご参考になれば、幸いです。もしご不明な点などがありましたら、遠慮なくご質問ください。弊社のメールは:[email protected]。ここまでありがとうございました。

AOMEI Partition Assistantそのほかのバージョン:Windows Server 2011、2012(R2)、2016、2019、2022のユーザーの場合、AOMEI Partition Assistant Server版を使用してください。また、社内の台数無制限のPC&Serverで利用可能なAOMEI Partition Assistant Unlimited版もあります。更に、AOMEI Partition Assistant Technician版を購入するIT専門家、システム管理者、技術者はクライアントに技術サポートを有償サービスとして提供することができます。ニーズに応じて適切なバージョンを選択しましょう~▶AOMEI Partition Assistant異なるバージョンの比較

最後!問題を解決しておめでとうございますヽ(〃'▽'〃)ノ☆!

ゆき
ゆき・編集者
ゆきは、AOMEI Technology会社の編集者として長年AOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品の機能について詳しいです。IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、アニメ、音楽、色々なことに趣味があります。