「このディスク(GPT)にWindowsをインストールすることはできません」エラーの解決策

PCにWindows 11、10、8、7をインストールする場合、「このディスクにWindowsをインストールできません」というエラーが発生するのは非常に一般的な問題です。この記事では、データを失うことなく「このディスクにWindowsをインストールできません」というエラーを修復する方法を説明します。

Asher

投稿者:Asher/更新日:2023年05月19日

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ユーザーの案例

このディスクにWindows 10をインストールできません

SSDを持っていて、Windows 10の新規インストールを実行しようとしましたが、操作を開始すると、「このディスクにWindowsをインストールすることはできません。選択されたディスクはGPTのパーティションの形式ではありません。」というメッセージが表示されました。GPTをMBRに変換する必要があるようです。これにより、すべてのデータが失われます。パーティションを削除せずに修正する方法はありますか?

- Tomshardware.comからの質問

 

「このディスクに Windows をインストールすることはできません。」エラー

原因:「このディスク(GPT)にWindowsをインストールすることはできません。」エラー

Dell、HP、LenovoのPCでWindowsのインストールまたはアップグレードを実行すると、「このディスクにWindowsをインストールすることはできません。選択されたディスクはGPTのパーティションの形式ではありません。」というメッセージが表示される場合があります。実際、この問題は、パーティションスタイルとブートモードの不一致が原因なのです。

ご存知のように、MBRとGPTは2つの異なるパーティションスタイルです。パーティションスタイルはハードディスクにデータを保存するために使用され、つまり、WindowsシステムはMBRまたはGPTに保存されます。しかし、異なるパーティションスタイルは異なるブートモードで起動する必要があり、MBRはBIOSで起動する必要があり、GPTはUEFIで起動する必要があります。PCのブートモードがBIOSの場合、システムディスクはMBRディスクである必要があります。ブートモードがUEFIの場合は、システムディスクはGPTディスクである必要があります。

明らかに、「このディスクにWindowsをインストールすることはできません。選択されたディスクはGPTのパーティションの形式ではありません。」というエラーが表示された場合、ブートモードはBIOSです。したがって、この問題を解決するために、GPTディスクをMBRに変換する必要があります。

MBRディスクとGPTディスクの違いは何ですか?

解決策:「このディスク(GPT)にWindowsをインストールすることはできません。」エラー

「このディスク(GPT)にWindowsをインストールすることはできません。」エラーを解決するには、いくつかの方法があります。ニーズに応じ適切な方法を選択します。

解決策 1. ブートモードをBIOSからUEFIに変更|マザーボードがBIOSとUEFI両方をサポート

ほとんどのPCのマザーボードは、レガシーBIOSとUEFIブートの両方をサポートしているため、このエラーを修正するには、BIOSに入ってブートモードをBIOSからUEFIに設定できます。以下は手順です。

手順 1. PCを再起動し、BIOSキーを押し続けてBIOSにアクセスします(BIOSキーは、PCの製造元によって異なります。知る限り、HPコンピューターのBIOSキーはF10、Dell BIOSキーはF2、LenovoはF1またはF2です)。

手順 2. BIOSモードで、キーボードの矢印キーで「ブート」タブに移動します。

手順 3. 「ブートモード」を選択し、「Enter」を押します。

手順 4. 上下の矢印でUEFIモードを有効にします。

UEFIモードの有効

この後、Windowsのインストールをも一度試してみてください。

解決策 2. GPTディスクをMBRに変換|マザーボードがBIOSのみをサポート

BIOSにUEFIマザーボードが表示されない場合は、Legacy BIOSブートのみをサポートする古いマザーボードが使用されている可能性があります。この場合の唯一の解決策は、GPTディスクをMBRディスクに変換することです。

GPTディスクをMBRディスクに変更するには、Windowsの組み込みツールであるディスクの管理またはCMDを使用できます。ただし、どちらの方法でも、最初にすべてのパーティションを削除する必要があります。つまり、データの損失またはデータのバックアップ、削除、および回復という面倒なプロセスを経る必要があることを意味します。しかもコマンドプロンプトがコンピュータに詳しい人向けに設計されているため、ほとんどのユーザーにとって複雑です。

そのため、サードパーティ製のディスクマネージャーAOMEI Partition Assistant Professionalを使用するのをお勧めします。これは、データを失うことなく、GPTをMBRパーティションスタイル(およびMBRからGPT)に切り替えることができるユーザーフレンドリーなソフトウェアです。直感的なインターフェースで、指示に従って簡単に操作を完了できます。

さらに、PCにオペレーティングシステムがない場合、このソフトウェアは、PCを起動するための起動可能なメディアの作成に役立ちます。次に、デモバージョンをダウンロードし、手順に従ってどのように機能するかを確認できます(PCにシステムがインストールされている場合は、第一歩を直接スキップできます)。

Proのデモ版 Win 11/10/8.1/8/7/XP
安全かつ高速
動作確認の目的でのみ使用される

▍第一歩:起動可能なメディアを作成する

事前準備:
▶AOMEI Partition Assistantがインストールされている別のPCが必要です。
▶USBメモリ、空CDや空DVDが必要です。そして、それらをコンピュータに挿入します。USBやCD/DVDを持っていない場合は、AOMEI Partition Assistantを使用して、ブータブルISOファイルを作成することもできます。
▶処理中にフォーマットされるため、重要なデータがある場合は、USB、CD、DVDを事前にバックアップします。

手順 1. 別のPCにAOMEI Partition Assistantをインストールして開き、メインインターフェイスで、上部のウィザードバーにある「ツール」をクリックして、「ブータブルCD/USBを作成」を選択し、「次へ」をクリックして操作を確認します。

ブータブルCD/USBを作成

手順 2. 「USBブートデバイス」を選択し、USBフラッシュドライブを選択します。または、CD/DVDを使用している場合は、「CD/DVDドライブ」を選択し、「続行」をクリックします。

USBブートデバイスを選択

手順 3. ペンドライブがフォーマットされ、その上のすべてのデータが失われることが通知されます。必要なものをすべてバックアップしていることを確認し、「はい」をクリックします。

注意事項

手順 4. 「はい」をクリックし、ブータブルUSBの作成が開始します。数分がかかるので、プロセスが完了するのをお待ちください。

はい

その後、Windowsがインストールされたコンピュータを起動し、ディスクをMBRに変換することができます。

▍第二歩:BIOS/UEFIから起動順位を変更する

起動可能なUSB/CDをコンピューターに挿入し、BIOSに入り、起動デバイスとして設定します。具体的な手順は次のとおりです。

手順 1. コンピューターの電源を入れ、BIOSキーを押してBIOS設定画面に入ります。

手順 2. BIOS設定画面では、キーボードの矢印キーを押して「ブート」タブに入り、起動可能なUSBを最初の起動デバイスとして設定します。

起動順序を変更

手順 3. BIOSユーティリティの指示に従って、「終了」タブに移動します。

手順 4. 「変更の保存を終了」オプションを見つけて選択し、起動順序への変更を保存します。

プロンプトに従ってコンピューターを再起動します。

✍ノート:コンピュータが正常に起動できる場合は、起動可能なUSBを作成したり、起動順序を変更したりする必要はありません。AOMEI Partition Assistantを直接インストールして、次の内容を参照してください。

▍第三歩:Windows PEでGPTディスクをMBRに変換する

手順 1. USBからPCを起動すると、AOMEI Partition Assistantのメインインターフェイスが表示されます。システムディスクを右クリックし、「MBRディスクに変換」を選択します。

MBRディスクに変換

手順 2. 操作を確認し、「はい」をクリックしてください。

GPTディスクからMBRディスクに変換するかどうか

手順 3. 次に、メインインターフェイスに戻り、「適用」をクリックします。

適用

変換が完了したら、USBを取り外し、Windows 11、10、8、7をインストールしてみてください。「このディスクにWindowsをインストールすることはできません。選択されたディスクはGPTのパーティションの形式ではありません。」というエラーが再発しないはずです。

そのほか、このソフトはディスクを管理するのに役立つ他の機能も提供します。例えば、SSDを使用している場合、システムパフォーマンスを向上させるためにSSDパーティションを整列させたり、ダイナミックディスクをベーシックに変換したり、MBRディスクからGPT、GPTディスクからMBRにOSを移行したり、などです。

関連するエラー:「このディスク(MBR)にWindowsをインストールすることはできません。」

また、「このディスクにWindowsをインストールすることはできません。選択されたディスクには、MBRパーティションテーブルがあります。EFIシステムでは、GPTディスクのみにWindowsをインストールできます。」というメッセージが表示された場合、それに応じて、MBRをGPTパーティションに変更してUEFIブートモードに適応させることで対処することができます。

AOMEI Partition Assistantはこの問題を解決できます。手順は非常に似ています。起動可能なメディアを作成し、MBRをGPTに変換します。

MBRディスクに変換

結論

AOMEI Partition Assistantを使用すると、データを失うことなく、「このディスクにWindowsをインストールすることはできません。選択されたディスクはGPTのパーティションの形式ではありません。」というエラーを簡単に修復できます。そのほか、「選択されたディスクには、MBRパーティションテーブルがあります。」という関連するエラーが表示される場合は、AOMEI Partition Assistantの「GPTディスクに変換」機能を使用して解決できます。

Windows 11、10、8、7、XPでMBRとGPTを簡単かつ安全に変換して、問題を解決できます。コンピューターでサーバーシステムが実行されている場合は、AOMEI Partition Assistant Serverを使用できます。

Asher
Asher・編集者
Asherは、AOMEI Technology会社の編集者として長年AOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品の機能(例えば、ディスクとパーティション管理、ディスクのクローン、バックアップ&復元、同期など)について詳しいです。 IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、アニメ、音楽、色々なことに趣味があります。