【無料】USBメモリーがフォーマットできない時の対処法

WindowsがUSBメモリーをフォーマットできない場合は、この記事では、USBメモリーがフォーマットできない原因だけでなく、ディスクの管理、コマンドプロンプト、第三者のソフトを使用して、USBドライブをフォーマットする方法を紹介します。

Asher

投稿者:Asher/更新日:2023年09月13日

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USBメモリーがフォーマットできないエラーに関する

フォーマットとはパソコン用語で「記憶媒体(ここではUSBメモリ)のデータを初期化する」という意味です。つまり、データが格納されているUSBやHDDの記録媒体をフォーマットすると、記録されていたデータはすべて消えてしまい、記録媒体を最初の状態に戻ります。

一般的に、WindowsはUSBメモリーを簡単にフォーマットできます。でも、フォーマットできないことがよくあり、しかもさまざまなエラーメッセージが表示されます。現在使用しているオペレーティングシステム(Windows 11、10、8、7、Vista、XP)によっては、メッセージが異なる場合があります。以下は、WindowsでUSBをフォーマットできないいくつかの典型的なエラーです。

✖ メディアは書き込み禁止になっているため、操作は完了しませんでした

ディスクが書き込み禁止になっている

✖ Windowsはフォーマットを完了できませんでした

エラーメッセージ

✖ フォーマットを正常に完了できませんでした

RAWパーティションになってしまった

USBメモリーがフォーマットできない原因

上記のように、フォーマットができないプロンプトはそれぞれ異なるため、WindowsがUSBドライブをフォーマットできない理由もそれぞれ異なります。何が原因でUSBのフォーマットが成功しないのでしょうか?主な理由を挙げてみましたので、参考にしてください。

ウイルス感染:USBドライブを公共のコンピュータに接続したり、誤ってマルウェアをコンピュータにダウンロードしたりすると、USBドライブはウイルスに感染して正常に動作しなくなる可能性があります。それからウイルスを除去するためにアンチウイルスソフトウェアを実行してください。
USBドライブには不良セクタがある:一部のUSBデバイスのセクタが破損していて読み書きできない場合、フォーマット操作は中断されます。修復するにはHDDをチェックし、不良セクタを修復する必要があります。
USBデバイスは物理的な損傷がある:USBメモリーのチップやサーキットボードがもう動作できなくなると、Windowsはそれを使うことができなくなるでしょう、フォーマットすることは言うまでもありません。そのような場合、あなたはそれが再び実行可能にするために故障した部品を交換するために専門の修理センターに行く必要があります。
USBメモリーが書き込み禁止になっている:USBデバイスが誤って書き込み禁止モードに設定されることがあるので、最初にこの書き込み禁止属性を削除してからフォーマットする必要があります。
USBのドライバーは問題がある:USBドライバーが古いか、システムクラッシュ時に破損しています。通常、USBドライバーを再インストールすることで問題を解決できます。

USBメモリーがフォーマットできない時の対処法

USBメモリー(USBフラッシュドライブ、外付けHDD、SDカード、ペンドライブなど)をフォーマットできない場合は、心配しないでください。次は、対処法を述べます。ご希望に応じて、選択してフォーマットできない問題を解決しましょう。

注意:フォーマットは全てのデータが失うことになりますから、実行する前に、大切なデータをバックアップしたほうがいいと思います。

方法1. ディスクの管理でUSBメモリーをフォーマットする

ディスクの管理はWindowsに組み込まれているツールです。ここでは、ディスクの管理を使用して、USBメモリーを初期化する手順を紹介します。

手順 1. デスクトップの「コンピューター」または「PC」を右クリックして「管理」→「記憶域」→「ディスクの管理」を選択します。あるいは、「Windows+R」キーを押し、「diskmgmt.msc」と入力し、「はい」をクリックします。

Diskmgmt.msc

手順 2. フォーマットするUSBメモリーを右クリックして、「フォーマット」を選択します。

フォーマット

手順 3. ファイルシステムを選択し、「OK」をクリックします。

ファイルシステムを選択

方法2. コマンドプロンプトでUSBメモリーをフォーマットする

ディスクの管理でUSBメモリーをフォーマットできない場合は、コマンドプロンプトを使用できます。以下の手順に従って、USBドライブをフォーマットできるかどうかを試してみてください。

手順 1. 「スタート」ボタンをクリックし、「検索」ボックスに「cmd」と入力して「Enter」を押すと、ポップアップのコマンドプロンプトアイコンが表示されるので、それを右クリックして「管理者として実行」を選択します。

手順 2. 次は、以下のコマンドを入力して、それぞれの後に「Enter」を押します。

diskpart(プログラムを起動します。)
list disk(コンピュータ上のすべてのディスクがリストされます。)
select disk 3(3は、USBメモリーのドライブ文字を指します。)
clean(USBメモリー中のデータを全部削除します。)
create partition primary(新しいパーティションを作成します。)
format fs=ntfs quick(USBメモリをNTFSにフォーマットします。)

バックアップソフト

注意:USBドライブが書き込み禁止になっている場合は、「clean」コマンドの前に「attributes disk clear readonly」コマンドを追加して、書き込み禁止を解除してからフォーマットします。

方法3. USBメモリーの不良セクタをチェックして修正する

不良セクタとは、セクタが破損していて読み書きできないことを意味し、フォーマットプロセスが中断される可能性があります。不良セクタをチェックして修復するには、CHKDSK.exeツールを使用できます。

手順 1. 同じ方法でCMDを開きます。

手順 2. ウィンドウに「chkdsk g: /f /r /x」と入力し、Enterキーを押してコマンドを実行します(gをUSBメモリーのドライブ文字に置き換えることができます)。

  不良セクタをチェックして修正

方法4. AOMEI Partition AssistantでUSBメモリーをフォーマットする

コマンドラインが期待どおりに機能しない場合、または方法が複雑な場合は、AOMEI Partition Assistant Standardという名前の無料のパーティションマネージャーに切り替えることができます。この無料ソフトウェアは、Windows 11/10/8/7/XP/Vistaのすべてのバージョン(32ビットおよび64ビット)に適しています。書き込み保護されているか、ファイルシステムが破損しているので、WindowsがUSBドライブをフォーマットできない場合は、このツールを試すことができます。

次に、無料のソフトウェアをダウンロードしてインストールし、手順に従ってUSBドライブをフォーマットします。

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手順 1. AOMEI Partition Assistantをインストールして起動します。USBドライブを右クリックして「パーティションをフォーマット」を選択します。

パーティションをフォーマット

手順 2. ファイルシステムを選択して「はい」をクリックします。

フォーマット

手順 3. 次は、「適用」をクリックしてから「続行」をクリックします。

続行

注:32GBを超えるため、WindowsがUSBをFAT32にフォーマットできない場合、Windows内蔵ツールの制限を脱し、大容量ハードディスクを簡単にFAT32にフォーマットできるこの無料パーティションマネージャーも利用できます。

さらに、AOMEI Partition Assistantは不良セクタをクリアするのにも役立ちます。

パーティションをチェック

もしハードディスクを誤ってフォーマットしてしまい、重要なデータを失うと、大変になります。フォーマット後のデータを復元したい場合は、AOMEI Partition Assistant Professionalにアップグレードしてその「データ復元」機能を使用することができます。

データ復元

方法5. レジストリエディタでUSBメモリーの書き込み禁止を解除する

USBメモリが書き込み禁止になってフォーマットできない場合は、関連コマンドを使って書き込み保護を削除するほか、レジストリエディタ(Regedit.exe)を使って書き込み禁止を簡単に解除することもできます。手順は以下のとおりです。

手順 1. 「Windows」+「R」キーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」に「regedit」と入力し、「Enter」キーを押して「レジストリエディター」を開きます。

レジストリを編集

手順 2. 左側のフォルダツリーを「HKEY_LOCAL_MACHINE」→「SYSTEM」→「CurrentControlSet」→「Control」→「StorageDevicePolicies」の順に展開します。

新規のキー

手順 3. フォルダの右側にある「WriteProtect」をダブルクリックし、「値のデータ」を「1」から「0」に変更して「OK」をクリックします(※「値のデータ」を「1」に設定すると、USBメモリが書き込み禁止となります)。

値を変更

これで、USBメモリの書き込み禁止が解除されるはずです。

まとめ

USBメモリーをフォーマットできない時、上記の方法を試してフォーマットできます。初心者はコマンドプロンプトを使用することをお勧めしません。ちょっと複雑で、不注意に間違いやすいですから。AOMEI Partition Assistantは簡単で何も心配必要がありません。また無料なので、安心にダウンロードして試してみましょう。

OSをSDDへの移行、アプリを2つのパーティション間での移行、論理ドライブとプライマリパーティションの間での変換などの高度な機能を利用したいなら、AOMEI Partition Assistant Professionalにアップグレードしてください。

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Asher
Asher・編集者
Asherは、AOMEI Technology会社の編集者として長年AOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品の機能(例えば、ディスクとパーティション管理、ディスクのクローン、バックアップ&復元、同期など)について詳しいです。 IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、アニメ、音楽、色々なことに趣味があります。