By Asher / 最後の更新 2022年10月17日

シナリオ:「ボリュームサイズが大きすぎます」エラー

▼例示1

Diskpartを利用し、HDDのファイルシステムをNTFSからFAT32形式にフォーマットしようとしましたが、「ボリュームサイズが大きすぎます」という仮想ディスクサービスエラーが発生します。

PS3には127GBの容量が必要ですし、そのファイルシステムはFAT32となる必要もあります。では、「ボリュームサイズが大きすぎます」という仮想ディスクサービスエラーに対する修正方法を教えていただければ、大変助かります。

▼例示2

USBメモリ64GBに対して、以下のコマンドを入力してUSBメモリのパーティションを切り直したいです。最後のformat quick fs=fat32を行うと、「仮想ディスクサービスエラーボリュームサイズが大きすぎます」となります。理由と解決方法をお教え下さい。

ボリュームサイズが大きすぎます

Diskpartはディスクおよびパーティションの問題を解決するためのWindowsの内蔵ツールです。「Diskpart」は非常に便利ですが、32GB以上のFAT32ファイルシステム付き大容量ドライブをフォーマットしようとすると、仮想ディスクサービスエラー「ボリュームサイズが大きすぎます」が発生するかもしれません。仮想ディスクサービスエラーを修正する前に、仮想ディスクサービスとは何なのか知りましょう~

仮想ディスクサービスとは?

仮想ディスクサービス(VDS)とは、ディスクの構成、管理を行うための、統一されたインターフェイスを提供するためのサービスです。VDSはCOMベースのAPI(アプリケーションプログラミングインターフェイス(API))を公開していますので、アプリケーションやスクリプトはCOMインターフェイスを呼び出し、ディスクの作成やフォーマット、あるいはハードウェアRAIDアダプターを管理することができます。

例えば、Diskpartコマンド、DiskRAIDコマンドラインツール(Diskraid.exe)や「ディスクの管理」MMCスナップインは、VDS APIベースのプログラムとなります。これにより、ユーザーは、異なるベンダーのストレージデバイスを、同一のユーザーインターフェイス経由で管理することができます。

「ボリュームサイズが大きすぎます」の理由

NTFSとFAT32は、Windows、Mac、Linux搭載パソコンのユーザー、または他のゲーム機などのユーザーの間で人気のあるファイルシステムです。どちらもそれぞれ長所と短所がありますので、ユーザーは、必要に応じてパーティションタイプを変更することができます。

なぜこのエラーが発生するのですか?これは、MicrosoftがDiskpartを使用して32GBを超えるパーティションをFAT32にフォーマットすることを許可していないためです

DiskPartでハードディスクのフォーマットに失敗した場合、ディスクの管理に切り替えることができます。しかし、それはあなたを失望させることもあります。32GB以上のハードディスクをフォーマットしようとすると、ファイルシステムのドロップダウンメニューに、FAT32オプションはあります。

USBメモリをFAT32にフォーマットできない

「ボリュームサイズが大きすぎます」の修正方法

要するに、Diskpartを利用して32GBを超えるHDDをNTFSからFAT32形式にフォーマットすることはできません。だから、仮想ディスクサービスエラーを修正できるプロなソフトウェアが必要となります。ここで第三者のパーティション管理ソフトであるAOMEI Partition Assistant Professionalをお勧めします。

このソフトウェアは、ユーザーが好きなように大きなハードドライブをFAT32にフォーマットできます。また、Windowsの組み込みツールに表示されるその他の問題を修正できます。例えば、ボリュームの拡張がグレーアウト、新しいシンプルボリュームがグレーアウト、ボリュームの縮小がグレーアウトなどです。

以下は大きなディスクをFAT32にフォーマットするための詳細な手順:

注意:フォーマットを実行すると、その上のデータがすべて消去されるので、事前にバックアップしておいたほうがいいと思います。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistant Professionalをインストールして実行すると、メインインターフェイスが表示されます。NTFS形式のパーティションを右クリックし、「パーティションをフォーマット」を選択します。

フォーマットで仮想ディスクサービスエラーを修正

ステップ 2. パーティションラベルを入力し、表示されるファイルシステムリストから「FAT32」を選択します。「はい」をクリックして次のウィンドウへ進みます。

ファイルシステムFAT32を選ぶ

ステップ 3. メインインターフェースに戻り、そこで変更されたディスクパーティションの結果を確認して、問題なければ、「適用」をクリックします。

32GB以上のHDDをFAT32でフォーマット

これで、NTFSからFAT32への変換を完了します。その後、FAT32形式のパーティションを取得し、「ボリュームサイズが大きすぎます」という仮想ディスクサービスエラーが修正されました。

ヒント:「パーティションをフォーマット」機能以外、「NTFS to FAT32変換器」機能も提供します。この機能を使用すると、データを失うことなく、NTFSをFAT32に、またはFAT32をNTFSに変換できます。以下は、「NTFS to FAT32変換器」機能を使用して、NTFSをFAT32に変換する手順です。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantのインターフェースでは「NTFS to FAT32変換器」を選びます。

NTFS to FAT32変換器

ステップ 2. 次の画面が表示されます。次に、「NTFS to FAT32」を選択し、「次へ」をクリックします。

「NTFS to FAT32」を選択

ステップ 3. NTFSパーティションを選択し、「次へ」をクリックします。

 NTFSパーティションを選択

ステップ 4. 保留中の操作を確認し、問題なければ、「続行」をクリックし、操作を実行します。

NTFSからFAT32への変更を実行

結論

ここまでWindowsで32GB以上のHDDをフォーマットする場合に起こる仮想ディスクサービスエラーエラー「ボリュームサイズが大きすぎます」を修復しました。つまり、「ボリュームはFAT32には大きすぎます」エラーが修正されました。AOMEI Partition Assistantを使用すると、数回のクリックだけで完了します。

ご参考になれば、幸いです。もしご不明な点などがありましたら、遠慮なくご質問ください。弊社のメールは:[email protected]。ここまでありがとうございました。