ダイナミックディスクのボリュームを移動、リサイズする方法

ダイナミックディスクとは何ですか?ダイナミックディスクのボリュームを移動、リサイズする理由は何ですか?ここでは、強力なディスク&パーティション管理ソフトを使用して、ダイナミックディスクのボリュームを移動、リサイズする簡単な方法についてご紹介しましょう。

ゆき

投稿者:ゆき/更新日:2023年10月26日

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ダイナミックディスク(ボリューム)とは?

豆知識:ベーシックディスクとダイナミックディスク
ダイナミックディスクとは、Windowsのストレージ管理方式の一つで、領域の分割や統合を柔軟に、動的に行うことができる方式です。
従来からあるベーシックディスクでは内部を複数の独立した領域に区切る「パーティション」をMBR方式では4つまで、GPT方式では128個まで作成することができますが、ダイナミックディスクでは装置全体が一つのパーティションで、その中に「ボリューム」と呼ばれる領域を2000個まで作成することができます。
ベーシックディスクと対比されると、ダイナミックディスクは2TBまでの容量制限はありませんが、マルチブートには対応していません。また、Windowsのみで使用可能です。
ダイナミックディスクは「シンプルボリューム」、「スパンボリューム」、「ストライプボリューム」、「ミラーボリューム」の4種類があります。
要件に応じて、ベーシックからダイナミックへ変換、ダイナミックからベーシックへ変換することができます。

ダイナミックディスクのボリュームを移動、リサイズする理由

ベーシックディスクでは、Cドライブの空き容量が不足しているとき、未割り当て領域をCドライブに移動することでCドライブを拡張しようとするかもしれませんが、もしこの未割り当て領域がCドライブじゃなくてDドライブの直後に隣接しているなら、直接未割り当て領域でCドライブの容量を増やすことができません。こういう場合、Dドライブを他の場所(右側)に移動して、未割り当て領域をCドライブの直後に隣接させる必要があります。

上述の状況はダイナミックディスクでは同じです。

 

ダイナミックディスクのボリュームを移動、リサイズできません。

ディスクの管理でダイナミックディスクのボリュームサイズを変更したいですが、未割り当て領域はそのボリュームの左側のみに作成されるため、その未割り当てを利用してダイナミックボリュームのサイズを変更できません。ここでは、ダイナミックボリュームを特定の場所に移動したり、リサイズする方法がありますか?楽にダイナミックディスクのボリュームを拡張したいんです。

--フォーラムでの質問

さて、ダイナミックディスクのボリュームを移動、リサイズする具体的な方法は何だろうか?次は詳しくご紹介します。

ダイナミックディスクのボリュームを移動、リサイズする方法

ダイナミックボリュームはともかく、「ディスクの管理」でベーシックディスクのパーティションを移動、リサイズすることができない場合、強力なサードパーティ製ディスク&パーティション管理ツールを使うことができます。

♪おすすめ~初心者でも簡単に使えるAOMEI Partition Assistant Professionalを強く推薦いたします。この優れたディスク&パーティション管理ツールはシンプルで分かりやすい操作画面を通して、データを失うことなくダイナミックディスクとダイナミックボリュームをうまく管理できます。

例えば、ダイナミックディスクのボリュームを自由に移動、リサイズできるし、ダイナミックシステムボリュームを拡張することでCドライブの空き容量不足の問題を解決できるし、ダイナミックボリュームを縮小することで未割り当て領域を作成できるし、ダイナミックボリュームを削除、フォーマットすることでディスク領域を解放できるし、新しいダイナミックボリュームを作成できます。

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AOMEI PAをダウンロード、インストール、起動したあと、ダイナミックディスクを扱おうとするとき、AOMEI Dynamic Disk Managerを起動するか、またはAOMEI PA Proの「変換」⇒「ダイナミックディスク変換器」でこのダイナミックディスクをベーシックディスクに変換する必要があります。

ダイナミックディスクのボリュームを移動、リサイズするために、AOMEI Dynamic Disk Manager Pro Editionを直接起動するか、または次のような画面でダイナミックディスクを選択、右側の「ダイナミックディスク管理者」をクリック、AOMEI Dynamic Disk Managerを起動します。

ダイナミックディスクの管理

そして、次の手順に従ってAOMEI Dynamic Disk Managerを使用してイナミックディスクのボリュームを移動、リサイズすることができます。

ステップ 1. 移動、リサイズしたいダイナミックディスクのボリュームを右クリックして「Resize/Move Volume」(ボリュームをリサイズ/移動)を選択します。或いは、左側の「General Options」(全般オプション)にこのオプションもあります。

Resize/Move Volume

ステップ 2. ここで、ダイナミックディスクのボリュームを左右にドラッグして好きなところに移動したり、エッジを左右にスリープしてリサイズ(拡張、縮小)したりすることができます。そして「OK」をクリックします。

OK

ステップ 3. 操作実行結果を確認して問題なければ「Commit」(適用)をクリックしてすべての操作を実行します。

Commit

※ヒント:
ダイナミックディスクのボリュームを移動する場合、対象ボリュームの前または後に未割り当て領域が存在する必要があります。ボリューム間での移動をサポートしません。
操作を適用するために、ライセンスキー登録するか、またはデモ版を完全版にアップグレードする必要があります。
AOMEI Partition Assistant ProfessionalはWindows 11、10、8.1/8、7、Vista、XP、ほとんどのWindowsバージョンに対応します。

おまけ:ダイナミックディスクを別のコンピュータに移動

でも、ダイナミックディスクを別のコンピュータに移行した後、その上のデータへのアクセスが禁止され、「ダイナミック異形式/無効」と表示されたら、どうすればいいですか?次はその対処法をご紹介しましょう。

「ディスクの管理」で、別のコンピュータに移動したダイナミックディスクを右クリックしたら、使用可能なオプションが2つだけあります:「形式の異なるディスクのインポート」及び「ベーシックディスクに変換する」です。

形式の異なるディスクのインポート

ご存知のように、ダイナミックディスクをベーシックディスクに変換する場合、「ボリュームの削除」で空の状態にする必要があるので、既存のすべてのデータが消えてしまいます。明らかに、それが好きなユーザーがいないでしょう。それで、唯一利用可能な解決法が一つだけあります。

それは「形式の異なるディスクのインポート」です。このオプションをクリックした後、次のようなエラーメッセージが表示されるかもしれません。「内部エラー - ディスク グループに有効な構成コピーが含まれていません(C10000B6)。」や「内部エラー - 指定した名前のディスク グループが既に存在します(C100007A)。」などです。どのようにエラーを修正しますか?

上記のエラーを修正し、形式の異なるディスクをインポートするには、レジストリの変更が必要です。ただし、「レジストリエディタ」について何か間違った操作をしてしまった場合、深刻なトラブルを引き起こすかもしれません。そういう時にオペレーティングシステムの再インストールが必要かもしれません。そのため、この方法を試してみるときに注意してください。

●状況1:お使いのシステム(ブート、起動)ディスクがまたベーシックディスクと表示される場合、この状態を修正するには、以下の手順に従ってください。

ステップ 1. 「Regedt32.exe」を入力して「レジストリエディタ」を起動します。

ステップ 2. 「HKEY_LOCAL_MACHINE/SYSTEM/CurrentControlSet/Services/dmio/Boot Info」に移動します。

ステップ 3. 「Boot Info」キー下の「Primary Disk Group」キーを削除します。

ステップ 4. 「レジストリエディタ」を終了してコンピュータを再起動します。

ステップ 5. 再起動後、形式が異なるダイナミックディスクを再びインポートします。

●状況2:オンラインでダイナミックディスクマネージャを使用してダイナミックディスクを管理します。

ダイナミックディスクを再活性化またはオンライン化した後、AOMEI Partition Assistantを使用してダイナミックディスクを管理することができます。このディスク・マネージャは、データを失うことなく、ダイナミックディスクとベーシックディスクの両方のサイズを変更できます(システムボリュームとすべてのソフトウェアRAIDアレイを含む)。それではこのツールを無料でダウンロードしてハードディスクを管理してみましょう。

おまけ:ダイナミックディスクをベーシックディスクに変換

もしダイナミックディスクをベーシックディスクに変換したいなら、その方法は何ですか?

ダイナミックディスクをベーシックディスクに変換する理由

ダイナミックディスクは、独自の仕組みによってパーティションを管理しているため、パーティションの自由度は高いですが、従来の環境と互換性がありません。たとえば、他のOSやパーティション管理ツールでは、ダイナミックディスクに対応していない場合が多いです。

ダイナミックディスクは「Windows 2000」で使えるようになりましたが、当初はMicrosoftもダイナミックディスクを推していました。新規ディスクを接続すると、いきなりダイナミックディスクにアップグレードしようとします。アップグレードというと聞こえはいいですが、ダイナミックディスクとベーシックディスクに互換性はないので、変換したら後が大変です。

私も「Windows 2000」を使っていた頃、ハードディスクを軒並みダイナミックディスクにしてしまい、当時使っていたイメージングバックアップソフトがダイナミックディスクに非対応だったことを知って、呆然としたことがあります。

多くのパソコン初心者は「ベーシックディスク」に戻そうとしますが、変換方法を知っていません。次は、データを失うことなくダイナミックディスクからベーシックディスクへ変換する最も簡単な方法をご紹介します。

ダイナミックディスクをベーシックディスクに変換する手順

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantを起動して、ツールバーの「変換」タブをクリックし、ドロップダウンメニューから「ダイナミックディスク変換器」を選択します。

ダイナミックディスク変換器

ステップ 2. ポップアップウィンドウで、「次へ」をクリックします。

次へ

ステップ 3. 以下のスクリーンショットのように、2つのオプションがあります。ダイナミックディスクをベーシックディスクに変換するので、方法1を選択します。しかし、ダイナミックディスクのボリュームをベーシックディスクのパーティションに変換する場合、方法2を選択してください。

方法1:データを失うことなく、ダイナミックディスクをベーシックディスクに変換します(3-10秒かかる)。
方法2:ダイナミックボリュームをベーシックパーティションに変換します。セクター単位で、ベーシックディスクにダイナミックディスクからシンプルボリューム、スパンボリューム、ストライプボリューム、ミラーボリュームそれにRAID-5ボリュームをクローンします。

変換を選択

ステップ 4. 変換するダイナミックディスクをクリックして「次へ」をクリックします。

ディスクをクリック

ステップ 5. 操作を確認してから「続行」をクリックします。

続行

ステップ 6. 操作が完了したら、変換操作を有効にするために「OK」⇒「完了」をクリックしてコンピュータを再起動する必要があります。

ok

まとめ

ベーシックディスクとダイナミックディスク両方でも、ベーシックディスクのパーティションとダイナミックディスクのボリューム両方でも、AOMEI Partition Assistantはそれらを扱うことにかなり役に立ちます。「ディスクの管理」ではベーシックディスクをダイナミックディスクに簡単に変換できますが、データを失うことなくダイナミックディスクをベーシックディスクに変換できません。そのため、ダイナミックディスクを管理、変換する時やダイナミックディスクのボリュームを移動、リサイズする時、AOMEI Partition Assistantを使用したほうがいいと思います。

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ゆき
ゆき・編集者
ゆきは、AOMEI Technology会社の編集者として長年AOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品の機能について詳しいです。IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、アニメ、音楽、色々なことに趣味があります。