UEFIを採用したBIOSは「BIOS UEFI」と呼ばれます。単にUEFIと呼ぶこともあります。
一方、古いBIOSのことを「BIOS UEFI」と区別するために「レガシーBIOS」と呼びます。
UEFIはレガシーBIOS互換モードの代替品になる
多くの現代的なシステムは従来のレガシーBIOSモードの代わりにUEFI(Unified Extensible Firmware Interface、統一拡張ファームウェアインターフェイス)モードを採用しています。
- ※UEFIについての豆知識:
- UEFIは、コンピュータ内の各装置を制御するファームウェアとオペレーティングシステム(OS)の間の通信仕様を定めた標準規格の一つです。UEFI対応ファームウェアも指します。
- OSが起動する前にパソコンに搭載されているハードウェアを制御しなければならず、その後OSを起動させなければなりません。これらを行うのがUEFIです。つまり、パソコンの電源を入れると、UEFIが最初に起動します。
- UEFIが登場する前は、BIOSがハードウェアの制御を行っていました。BIOSは昔から使われてきたプログラムですが、OSやハードウェアの技術進歩についていけなくなり時代遅れになりました。
- ほとんどのPCのマザーボードはUEFIモードとレガシーBIOSモードの両方をサポートしますが、古いPCの場合は、マザーボードが従来のBIOSのみサポートしてUEFIには対応しないこともあります。最初から自分のPCがUEFIモードに対応するかどうかを確認した方がいいです。
Windows搭載のPCがレガシーBIOSで起動するように設定されているので、UEFIモードを知らないユーザーは大体そのままPCを使い続けることが多いと思います。たとえWindowsを再インストールすることになっても、BIOSをUEFIモードに切り替える確率は低いでしょう。
しかし、レガシーBIOSモードでは、MBR形式(2TB制限)のディスクからのみWindows7/8/8.1/10を起動できますが、UEFIモードでは、2TBを超えるHDD(GPT形式)の全領域を使用できます。したがって、PCのパフォーマンスを向上させたり、GPTディスクからの起動をサポートするために、Legacy(レガシー)BIOSモードをUEFIモードに変更しようとするかもしれません。
UEFIモードに変更するのにWindows再インストールが必要?
通常、LegacyモードからUEFIモードに設定するために、MBRディスクからすべてのデータを消去してGPTディスクに変換する必要があります。そのため、後はWindows 7/8/8.1/10/11を再インストールしなければなりません。
データを失うことなくMBRディスクからGPTディスクに変換
手順 1. Legacy(レガシー)BIOSブートモードをUEFIブートモードに変更した後(変更方法は後で述べます)、Windowsインストールディスクからコンピュータを起動します。
手順 2. Windowsセットアップ画面で、Shiftキー+F10キーを押してコマンドプロンプトを開きます。
手順 3. 下のスクリーンショットのように、「diskpart」と入力し、コマンド「list disk」→「select disk n」(nはGPTディスクに変換したいMBRディスクの番号)→「clean」→「convert gpt」を使用し、ディスクをMBRからGPTに変換します。

手順 4. その後、GPTディスクにWindowsを再インストールします。
レガシーBIOS互換モードをUEFIモードに変更した後、MBRからGPTに変換する手順を実行しない場合、Windowsをインストールしようとすると「このディスクにWindowsをインストールすることはできません」というエラーメッセージが表示されます。
実は、そんなに複雑なことではありません。AOMEI Partition Assistant Professionalのような専門的で安全なツールがあり、Windows 11/10/8/7とWindows XP/Vistaでパーティションを削除したりデータを失ったりせずにディスクをMBRからGPTに変換できます(サーバーOSでデータ損失なしにMBRとGPTを変換するには、Server版があなたを満足させることができます)。この方法で、UEFIブートモードを有効にするために、Windowsとすべてのプログラムを再インストールする時間を費やす必要はありません。
データを失うことなくGPTディスクに変換する方法
手順 1. この強力なパーティション管理ツールをダウンロードし、インストールし、実行します。
ヒント:デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。

手順 2. システムディスク(または起動ディスク)を右クリックし、「GPTディスクに変換」を選択します。

手順 3. 次の画面で「はい」をクリックします。

手順 4. 次の確認画面で「はい」をクリックします。

手順 5. 「適用」→「続行」をクリックして変換操作を実行します。

お使いのコンピュータがAOMEI Pre-OSモードで再起動して上述の操作を完了します。GPTディスクへの変換が完了したら、BIOS互換モード(BIOSの設定画面)に行き、LegacyブートモードをUEFIブートモードに変換することができます。ちなみに、同じ方法でデータを失うことなくGPTをMBRに変換することもできます。
★MBRとGPTの違いについて詳しい情報は「MBRとGPTの違い:どちらがあなたに適する?」へ
Legacy(レガシー)BIOSからUEFIモードに変更する方法
MBRディスクをGPTディスクに変換した後、ブートモードをLegacy(レガシー)BIOSからUEFIに設定しましょう。そうすれば、Windows OSが正常にGPTディスクから起動できます。
手順 1. PCの電源を入れてディスプレイに何か表示されたらすぐに、メーカー指定のキーボード(通常、デスクトップならDelキー、ノートパソコンならF2キー、どのキーを押すか分からないならEscキー)を1秒間に1~3回程度の頻度で連打して、BIOSセットアップ画面を呼び出します。
手順 2. 一般的に、Legacy/UEFIブートモードの設定は、「ブート」(boot)タブで表示されます。そこから、Legacy(BIOS)モードを無効にしてUEFIモードを有効にします。

手順 3. F10キーを押して設定を保存します。
ヒント:BIOSの設定画面はパソコンメーカーや機種によって異なりますが、基本内容や操作方法はほぼ同じです。
まとめ
結論として、お使いのオペレーティングシステム(OS)はUEFIブートモードと互換性がある限り、legacyブートモードをUEFIブートモードに変更することをお勧めします。ご覧の通り、通常の場合、UEFIモードに変更するのにWindowsの再インストールが必要ですが、この記事では、Windowsを再インストールする必要がなく、ブートモードをLegacyからUEFIに変更しても、Windows OSが正常に起動することができる方法を提供しています。
はい、以上です。ご参考になれば、幸いです。もしご不明な点などがありましたら、遠慮なくご質問ください。弊社のメールは:[email protected]。ここまでありがとうございました。