「MBR2GPT:Cannot find OS Partition」を修正する方法

通常、MBR2GPT.exeツールでブートディスクをMBRからGPTに変換できます。ただし、「OSパーティションが見つからない」というエラーメッセージが表示される場合があります。ここで、最適な解決策を紹介します。

Akira

投稿者:Akira/更新日:2023年05月15日

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Cannot find OS Partition(OSパーティションが見つかりません)

Win10ブートディスクをMBRからGPTパーティションテーブルに変換しようとすると、「Cannot find OS Partition(OSパーティションが見つかりません)」で失敗しました。多くの記事を読みましたが、明確な解決策を提供しませんでした。何かいい方法がありますか?ありがどうこざいます。

- 実例

Cannot find OS Partition(s) for disk 0

MBR2GPT.EXEは、起動ディスクのデータを変更したり削除したりすることなく、OSディスクをMBRパーティションスタイルからGPTパーティションスタイルに変換するためのツールです。Windowsプリインストール環境(Windows PE)のコマンドプロンプトから、または/allowFullOSオプションを使用してWindows 10オペレーティングシステム(OS)全体から実行することができます。Windows 10バージョン1703以降を実行しているコンピューター上のWindowsSystem32 ディレクトリに配置され、利用可能です。

Windows 7、8、8.1などの旧バージョンのWindowsを搭載したシステムディスクを変換するには、まずOSをWindows 10にアップグレードしてから、MBRからGPTへの変換を実行する必要があります。特に、Microsoftは、ユーザーが 「アップデートを確認」機能を通じてWindows 10をWindows 11にアップグレードする場合、Windows 11はUEFIをサポートする必要があると宣言している。したがって、MBRディスクをGPTに変換することも必要です。

MBR2GPT:Cannot find OS Partition原因と解決方法

一般に、MBR2GPTコマンドラインツールを使用して、システムディスクをMBRからGPTに変換できます。これが完了すると、古いBIOSモードではなく最新のUEFIモードでWindowsを起動でき、2TB以上のハードドライブを最大限に活用できます。ただし、「OSパーティションが見つかりません」というエラーメッセージが表示される場合があります。このMBR2GPTが変換失敗の理由が多く考えられます。最も重要な理由の1つは、ブート構成データの不正なエントリである可能性があります。これを解決するには、次の手順を参照してください。

1. Winキー+Rキーを押して、次のコマンドを実行してOSパーティションとシステム予約済みパーティションを見つけ、ドライブ番号を割り当てます(各コマンドを入力したら、Enterキーを押してください。)。

diskpart
select disk 0(OSディスク)
list partition
select partition 2(WindowsOSがインストールされているパーティション)
assign drive letter= w(または他の使用可能なドライブ番号を割り当てる)
select partition 1(システム予約済みパーティション)
assign drive letter= b(または他の使用可能なドライブ番号を割り当てる)
exit(diskpart.exeを終了する)

ドライブ番号

2. コマンド「X:\Sources>dir/a w:\」を実行して、Windowsシステムパーティションをさらに調べ、内部にブートフォルダーがあるかどうかを確認します。必要なブートフォルダがない場合は、コマンド「X:\Sources>dir/a b:\」を実行して、システムの予約済みパーティションを確認できます。

Sources

3. システムパーティションまたはシステム予約済みパーティションのいずれかでブートフォルダーを見つけたら、「X:\Sources>dir/ab:\Boot」を実行してbcdeditツールを呼び出し、ブート構成データストアにポイントする必要があります。

4. 無効なエントリを確認します。次のコマンドを実行します:「X:\Sources>bcdedit/store B:\boot\bcd/enumall」。たとえば、一部のエントリに「unknown」が含まれている場合があります。それらは、以前のWindowsインストールの残骸であるか、または悪質なソフトウェアによって引き起こされた可能性があります。

X: \Sources>bcdedit /store B:\boot\bcd /enum all

unknown

5. 不正なエントリの識別子をコピーします。次に、bcdeditを再度ブート構成データストアにポイントし、コピーされた識別子で不正なエントリを削除するようにします。

 Copy the identifier

6. 次に、「X:\Sources>bcdedit/store B:\boot\bcd/enum all」コマンドを再度実行して、問題がないかどうかを確認します。

問題なかったら、MBR2GPTツールを再試行してください。

「MBR2GPT:Cannot find OS Partition」の最善な解決方法

上記の解決策を参照すると、MBR2GPT.exeツールで「Cannot find OS Partition」を解決できます。ただし、ほとんどのユーザーにとっては複雑すぎて困難です。そこで、ここでは、役立つ簡単なツールをシェアしたいと思います。それがAOMEI Partition Assistant Professionalです。MBR2GPTと比較すると、次の利点があります。

直感的なインターフェイスでMBRからGPTへの変換ができます。専門家と初心者の両方でもできます。
Windows 11/10/8/7およびWindows XP/Vistaのすべてのエディション(32ビットおよび64ビット)で正常に動作することができます。
ディスク上のデータを削除せずに、システムディスクと非システムディスクの両方をMBRからGPTパーティションスタイルに変換することをサポートしています。
ディスクをMBRからGPTに変換するだけでなく、ディスクデータを変更せずに、任意のディスクをGPTからMBRに変換することもできます。
Proのデモ版 Win 11/10/8.1/8/7/XP
安全かつ高速
ヒント:デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。
注:✎...
ブートディスクがGPTパーティションスタイルに変換された後、ファームウェアをLegacy BIOSからUEFIに変更する必要があります。
システムディスクを変換する前に、デバイスがUEFIをサポートしていることを確認してください。

1. AOMEI Partition Assistantを起動した後、変換したいディスクを右クリックして、ドロップダウンメニューから「GPTディスクに変換」を選択します。

GPTディスクに変換

2. 変換操作を確認した後、「はい」をクリックしてください。

はい

3. 仮想結果を確認します。問題なければ、ツールバーの「適用」をクリックして変換を実行します。

適用

操作が終了したら、BIOSに入ってLegacyをUEFIに変更してください。

結語

この記事では、Windows 10で「Cannot find OS Partition」の解決する方法を紹介しました。さらに、このような問題を簡単に回避するのに役立つ別のツールも紹介しました。AOMEI Partition Assistant Professionalには、MBRディスクをGPTディスクに変換、またはGPTディスクからMBRディスクへのクローン作成、パーティションのクローン作成、MBRとGPTディスク間のOSの転送、ボリュームを削除せずにダイナミックディスクをベーシックディスクに変換するなど、他にも多くの機能があります。

AOMEI Partition Assistantそのほかのバージョン:Windows Server 2003、2008(R2)、2011、2012(R2)、2016、2019、2022のユーザーの場合、AOMEI Partition Assistant Server版を使用してください。また、社内の台数無制限のPC&Serverで利用可能なAOMEI Partition Assistant Unlimited版もあります。更に、AOMEI Partition Assistant Technician版を購入するIT専門家、システム管理者、技術者はクライアントに技術サポートを有償サービスとして提供することができます。ニーズに応じて適切なバージョンを選択しましょう~▶AOMEI Partition Assistant異なるバージョンの比較

Akira
Akira・編集者
Akiraは、パソコンに関わるヘルプドキュメント、基礎知識、リソースなどを書いています。そのほか、バックアップ&復元、クローン、ディスク&パーティションの管理、クラウドファイルの同期などの記事もたくさん持っています。