「ディスクの管理」について
※「ディスクの管理」は、Windows標準のパーティション管理ツールです。Windowsにおけるパーティション操作は、基本的に「ディスクの管理」で行います。
🔎FAQ:ディスクの管理を起動する方法
🌻補足:「ディスクの管理」は、パーティションの操作以外にも、現状を確認する目的で使うことが多いです。特に、記憶装置に関するトラブルが発生した場合には、記憶装置がWindowsにどのように認識されているのかを知っておく必要があります。「ディスクの管理」で正常に認識していない記憶装置は、Windows上では使えないのです。
Microsoft Windows(マイクロソフトウィンドウズ)に標準搭載されている「ディスクの管理」ツール・ユーティリティはハードディスクやパーティションを管理するために、以下のような機能を提供しています。
「ボリュームの削除」「新しいシンプルボリューム」「フォーマット」
「ボリュームの縮小」「ボリュームの拡張」など様々な機能。。。
🔎FAQ:もっと詳しい情報について、「Windows10ディスクの管理『標準搭載のディスク&パーティション管理者』 」を参考にしてください。
「ボリュームの拡張」が選択できない原因
ユーザーに広く使用されている「ディスクの管理」はディスク/パーティションに関するほとんどの問題を解決できますが、いくつかの制限があります。
たとえば、既存パーティション(ドライブ)を拡張しようと思いますが、「ボリュームの拡張」オプションはグレーアウトで表示され、選択できないことがあるでしょう。
★事例:
SSDの換装後、Windows 7のシステムがインストールされている「Cドライブ」を「ディスクの管理」の「ボリュームの拡張」で大きくしようとしたところ、実行できませんでした。その理由や対策について誰か教えてくれませんか。
--ユーザーからの質問
▼Windows 7で「ディスクの管理」を使用してCドライブを拡張するには:
1. 「コンピューター」を右クリックし、「管理」→「記憶域」→「ディスクの管理」を順にクリックし、「ディスクの管理」を起動します。ご覧のようにディスク0にはCドライブ、Eドライブ及び未割り当て領域があります。
2. しかし、Cドライブを右クリックすると、「ボリュームの拡張」がグレー表示され、選択・実行できません。
▼「ディスクの管理」で「ボリュームの拡張」ができないのはなぜですか?次はその原因を詳しくご説明します。
まず原因は、「ボリュームの拡張」機能に関する制限でした。
プライマリパーティションを拡張する場合、その直後に未割り当て領域が必要です。
論理ドライブを拡張する場合、その直後に空き容量が必要です。
拡張するボリューム(ドライブ/パーティション)はNTFSまたはRAWファイルシステムでなければなりません。
※結論: 「ボリュームの拡張」が行えるドライブは、右隣(直後)に 「未割り当て領域」もしくは「空き領域」が存在するNTFS(またはRAW)ドライブに限ります。
上記の例では、未割り当て領域があっても、Cドライブの直後に隣接していないので、「ボリュームの拡張」が選択できない、もしくはその「未割り当て領域」を拡張の対象にできません。こういう場合には、拡張したいパーティション(Cドライブ)の後ろに未割り当て領域を作成する必要があります。
具体的なやり方:Eドライブを縮小して未割り当てを作成できますが、その未割り当て領域がCドライブではなくEドライブの右隣に存在するので、依然として駄目です。Cドライブの後ろに未割り当てを作成するために、既存の未割り当て領域を移動するか、またはEドライブを「ボリュームの削除」で削除することができます。でも「ディスクの管理」はパーティションの移動機能を提供していません。Eドライブを削除すると、その上の全てのデータが失われます。保存の必要なデータを削除の前にバックアップしてください。それらの操作は結構複雑で時間がかかります。
さて、「ディスクの管理」の「ボリュームの拡張」がグレーで表示され、使用できない時、データを失うことなく、ボリュームを拡張する方法があるでしょうか?
ボリュームの拡張ができない問題を解決する方法
ここでは、ボリュームの拡張が行える強力なサードパーティ製フリーソフト「AOMEI Partition Assistant Standard 」をお勧めします。
割引でそのProfessional版にアップグレード すると、パーティションの分割/結合、空き領域の割り当て、ダイナミックディスクの管理、ブータブルメディアの作成など、「ディスクの管理」よりはるかに多くの高度な機能を使用することもできます。
▼次はCドライブの拡張を例としてAOMEI Partition Assistantでボリュームを拡張する詳細手順を見ていきましょう。
★知っておくべきこと:
連続している2つのパーティションだけを結合できますが、未割り当て領域を結合する場合、制限がありません。
システムで予約済みのパーティションを結合することができません。
1. AOMEI Partition Assistant Standardを無料でダウンロードし、インストールし、起動します。
2. 以下の画面のようにDドライブの後ろに未割り当て領域があります。
🎃未割り当てがない場合、「パーティションをリサイズ/移動」などの機能でそれを作ることができます。
3. Cドライブを右クリックし、「詳細処理」→「パーティションを結合」を選択します。
4. 未割り当て領域を選択し(チェックボックスにチェックを入れ)、「はい」をクリックします。
5. 仮想結果をプレビューして問題なければ「適用」→「続行」をクリックします。
ご覧のように、未割り当て領域はCドライブの直後に存在しなくても、Cドライブと結合することができます。AOMEI Partition Assistantを使うなら、「ボリュームの拡張」機能がグレーで表示されることについて全然心配する必要がありません。好きなようにCドライブとか他のデータパーティションとかを拡張することができます。また、その操作もシンプルで分かりやすいし、時間も節約します。
あとがき
この記事では、「ディスクの管理」で「ボリュームの拡張」がグレーアウトする問題を解決しました。拡張したいドライブの隣に未割り当て領域がなくても、優れたディスクパーティション管理ソフトAOMEI Partition Assistantを使って任意のドライブを拡張することができます。また、ディスクにパーティションがあるため、「ディスクの管理」で「MBRディスクに変換」または「GPTディスクに変換」オプションがグレーアウトされた場合、AOMEI Partition Assistantはパーティションを削除せずに、MBR/GPTディスクへ簡単かつ高速に変換することができます。
AOMEI Partition Assistantには異なるエディションがあり、必要に応じて適切なエディションを選んでください。例えば、個人・ホームユーザーの場合、無料のStandard版が最高の選択肢だと思いますが、サーバーユーザーの場合、Windows Server 2003、2008(R2)、2011、2012(R2)、2016、2019、2022向けのServer 版を試してください。企業ユーザーの場合、社内の台数無限のパソコンに対応するUnlimited版を選択できます。さらに、クライアントに有償技術サービスを提供したい場合、Technician版 を使用できます。