By ゆき / 最後の更新 2023年05月08日

「ディスクの管理」について

「ディスクの管理」は、Windows標準のパーティション管理ツールです。Windowsにおけるパーティション操作は、基本的に「ディスクの管理」で行います。

補足:「ディスクの管理」は、パーティションの操作以外にも、現状を確認する目的で使うことが多いです。特に、記憶装置に関するトラブルが発生した場合には、記憶装置がWindowsにどのように認識されているのかを知っておく必要があります。「ディスクの管理」で正常に認識していない記憶装置は、Windows上では使えないのです。

►FAQ:ディスクの管理を起動する方法

Microsoft Windows(マイクロソフト ウィンドウズ)に標準搭載されている「ディスクの管理」ツール(またはユーティリティ)はハードディスクやパーティションを管理するために、以下のような機能を提供しています。

  • 「ボリュームの削除」「新しいシンプルボリューム」「フォーマット」

  • 「ボリュームの縮小」「ボリュームの拡張」など様々な機能。。。

►FAQ:もっと詳しい情報について、『標準搭載のディスク&パーティション管理者』を参考にしてください。

「ボリュームの拡張」が選択できない原因

ユーザーに広く使用されている「ディスクの管理」はディスク/パーティションに関するほとんどの問題を解決できますが、いくつかの制限があります。

たとえば、既存パーティション(ドライブ)を拡張しようと思いますが、「ボリュームの拡張」オプションはグレーアウトで表示され、選択できないことがあるでしょう。

 

★事例:

SSDの換装後、Windows 7のシステムがインストールされている「Cドライブ」を「ディスクの管理」の「ボリュームの拡張」で大きくしようとしたところ、実行できませんでした。その理由や対策について誰か教えてくれませんか。

--ユーザーからの質問

▼Windows 7で「ディスクの管理」を使用してCドライブを拡張するには:

1. 「コンピューター」を右クリックし、「管理」→「記憶域」→「ディスクの管理」を順にクリックし、「ディスクの管理」を起動します。ご覧のようにディスク0にはCドライブ、Eドライブ及び未割り当て領域があります。

ディスクの管理

2. しかし、Cドライブを右クリックすると、「ボリュームの拡張」がグレー表示され、選択・実行できません。

ボリュームの拡張

▼「ディスクの管理」で「ボリュームの拡張」ができないのはなぜですか?次はその原因を詳しくご説明します。

まず原因は、「ボリュームの拡張」機能に関する制限でした。
プライマリパーティションを拡張する場合、その直後に未割り当て領域が必要です。
論理ドライブを拡張する場合、その直後に空き容量が必要です。
拡張するボリューム(ドライブ/パーティション)はNTFSまたはRAWファイルシステムでなければなりません。
※結論:「ボリュームの拡張」が行えるドライブは、右隣(直後)に 「未割り当て領域」もしくは「空き領域」が存在するNTFS(またはRAW)ドライブに限ります。

上記の例では、未割り当て領域があっても、Cドライブの直後に隣接していないので、「ボリュームの拡張」が選択できない、もしくはその「未割り当て領域」を拡張の対象にできません。こういう場合には、拡張したいパーティション(Cドライブ)の後ろに未割り当て領域を作成する必要があります。

具体的なやり方:Eドライブを縮小して未割り当てを作成できますが、その未割り当て領域がCドライブではなくEドライブの右隣に存在するので、依然として駄目です。Cドライブの後ろに未割り当てを作成するために、既存の未割り当て領域を移動するか、またはEドライブを「ボリュームの削除」で削除することができます。でも「ディスクの管理」はパーティションの移動機能を提供していません。しかも、Eドライブを削除すると、その上の全てのデータが失われます。保存の必要なデータを削除の前にバックアップしてください。それらの操作は結構複雑で時間がかかります。

さて、「ディスクの管理」の「ボリュームの拡張」がグレーで表示され、使用できない時、データを失うことなく、ボリュームを拡張する方法があるでしょうか?

ボリュームの拡張ができない問題を解決する方法

ここでは、ボリュームの拡張が行える強力なサードパーティ製フリーソフト「AOMEI Partition Assistant Standard」をお勧めします。

無料ダウンロードWin 11/10/8.1/8/7/XP
安全かつ高速

割引でそのProfessional版にアップグレードすると、パーティションの分割/結合、空き領域の割り当て、ダイナミックディスクの管理、ブータブルメディアの作成など、「ディスクの管理」よりはるかに多くの高度な機能を使用することもできます。

次はCドライブの拡張を例としてAOMEI Partition Assistantでボリュームを拡張する詳細手順を見ていきましょう。

★知っておくべきこと:
連続している2つのパーティションだけを結合できますが、未割り当て領域を結合する場合、制限がありません。
システムで予約済みのパーティションを結合することができません。

1. AOMEI Partition Assistant Standardを無料でダウンロードし、インストールし、起動します。

2. 以下の画面のようにDドライブの後ろに未割り当て領域があります(未割り当てがない場合、「パーティションをリサイズ/移動」などの機能でそれを作ることができる)。

主な画面

3. Cドライブを右クリックし、「詳細処理」→「パーティションを結合」を選択します。

パーティションをマージ

4. 未割り当て領域を選択し、「はい」をクリックします。

はい

5. 仮想結果をプレビューして問題なければ「適用」→「続行」をクリックします。

適用

ご覧のように、未割り当て領域はCドライブの直後に存在しなくても、Cドライブと結合することができます。AOMEI Partition Assistantを使うなら、「ボリュームの拡張」機能がグレーで表示されることについて全然心配する必要がありません。好きなようにCドライブとか他のデータパーティションとかを拡張することができます。また、その操作もシンプルで分かりやすいし、時間も節約します。

あとがき

この記事は、ディスクの管理で「ボリュームの拡張」がグレーアウトする問題を解決します。拡張したいドライブの隣に未割り当て領域がなくても、AOMEI Partition Assistantを使って任意のドライブを拡張することができます。だから、それは良いパーティションマネージャです。また、パーティションがあるため、ディスクの管理で「MBRディスクに変換」または「GPTディスクに変換」オプションがグレーアウトされた場合、AOMEI Partition Assistantはパーティションを削除せずに簡単にその問題を回避することも可能です。

AOMEI Partition Assistantには異なるバージョンがあります。必要に応じて適切なエディションを選んでください。例えば、ホームユーザーの場合、無料のStandard版が最高の選択だと思いますが、サーバーユーザーの場合、Windows Server 2003、2008(R2)、2011、2012(R2)、2016、2019、2022向けのServer版を試してください。企業ユーザーの場合、社内の台数無限のパソコンに対応するUnlimited版を選択できます。さらに、クライアントに有償技術サービスを提供したい場合、Technician版を使用できます。