Cドライブは容量不足になる影響
システムパーティションは容量不足になる時、1つの影響は、時間が経つに連れてコンピュータの実行速度がだんだん遅くなってしまうことです。さらに悪いことに、いくつかのアプリケーションを緊急に起動しようとする時、これらのアプリケーションのアイコンをクリックしますが、リアクションがなくてマウスのカーソル横のくるくる回るアイコンがずっと出っぱなしになっています。多分ほとんどのコンピュータユーザー、特にWindows Serverを使用するユーザーはこのような状況に遭ったことがあるでしょう。
Windows Serverは主に企業や団体に使用されています。もし企業のコンピュータに上述の状況が発生するなら、遅い実行速度は時間だけでなく、金銭も費やします。内部システムでそれを解決する唯一の方法は容量不足のCドライブを拡張することです。
容量不足のCドライブを拡張する方法
ここでパソコン内蔵ツール「ディスクの管理」、Diskpartや専門ソフトAOMEI Partition Assistant Server版を使用してCドライブを拡張します。
※次の方法はWindows Server 2022/2019/2016/2012/2003などにも適用されます。
方法 1. 「ディスクの管理」を使用してCドライブを拡張!
一般的にWindows Serverで「ディスクの管理」を開くのに3つの方法があります。
デスクトップ上の「コンピューター」アイコンを右クリックして「管理」→「ディスクの管理」を選択します。
「スタート」ボタン→「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「管理ツール」をクリックします。そして「コンピューターの管理」→「ディスクの管理」をダブルクリックします。
「スタート」ボタンをクリックして、スタートの検索ボックスに「diskmgmt.msc」を入力します。
そして「Enter」を押して「ディスクの管理」ウィンドウが表示されます。
Windows Server 2016で一つのパーティション、特にCドライブは容量不足になる時、パーティションの拡張の機能を持つ内蔵ツール「ディスクの管理」を使用して、パーティションを拡張したいかもしれません。通常、その拡張したいパーティション、ここはパーティションCを右クリックして、「ボリュームの拡張」を選び、操作を完了します。
しかし、Windows Server 2016で「ボリュームの拡張」オプションはグレーアウト することがあります。何がこの問題を起こしますか?そのソリューションは何ですか?☹
「ディスクの管理」はパーティションの拡張の機能について、確かにいくつかの制限があります。それは「ボリュームの拡張」がグレーアウトすることを導きます。
「ボリュームの拡張」または「ボリュームの縮小」の機能はNTFSファイルシステムだけで働けます。もし、拡張したいパーティションはNTFSでフォーマットされないなら、「ボリュームの拡張」オプションはグレーアウトします。
HDDの上に連続した未割り当て領域または空き容量がない場合、Windows Server 2016で「ボリュームの拡張」を利用できません。
ここでは連続した未割り当て領域がありますが、それは拡張したいパーティションの左側になります。
プライマリパーティションを拡張したい場合、拡張の必要があるパーティションの後ろに未割り当て領域がなくて、拡張パーティションに空き容量があるなら、「ボリュームの拡張」を利用できません。
同じ、論理パーティションを拡張してみる場合、未割り当て領域が邪魔になるので、それも利用できません。
「ディスクの管理」はパーティション/ボリュームを移動する能力がないので、一つ以上の既存パーティションを削除して、「ディスクの管理」の「ボリュームの拡張」を利用可能にする必要があります。その方法はデータ紛失の災害を起こすので、試す前に、重要なデータをバックアップ したことを確認してください。
方法 2. Diskpartを使用してCドライブを拡張!
パソコンの内蔵ツールは「ディスクの管理」だけでなく、Diskpartもあります。次はDiskpartでCドライブの容量不足問題を解消します。
DiskpartはServerに内蔵されているテキストモードのコマンドラインインタプリタです。ユーザーはそれを使うと、ディスク、パーティションまたはボリュームを設定、リモートセッションからそれらを管理、コマンドプロンプトからスクリプトを直接入力できます。このツールを活用してCドライブを拡大したいなら、次の手順に従う必要があります。
ステップ 1. 「スタート」をクリックして検索ボックスに「diskpart」を入力します。そしてキーボードの「Enter」を押します。
ステップ 2. 「list volume」を入力してキーボードの「Enter」を押します。コンピュータ上の既存ボリュームを表示します。
ステップ 3. 「select volume c」を入力してキーボードの「Enter」を押します。ボリュームCに焦点を当てます。通常Cはシステムパーティションのドライブ文字です。ここでそれをCドライブの番号に切り替えることもできます。例えば、「select volume 1」です。
ステップ 4. 「extend [size=n] [disk=n] [noerr]」を入力してディスクnのシステムボリュームをサイズnに拡張します。
★ノート:
Cドライブの後ろに未割り当て領域がない場合、容量を増やすことはできません。そのため、Cドライブを拡張するには、未割り当て領域を作り、Cボリュームの後ろに置く必要があります。
角括弧内の内容は必ずしも必要ではないものです。つまり、Cドライブのサイズを拡張するために「extend」だけを入力できます。
「size=n」は現在のパーティションに追加する領域(MB単位)を指します。サイズを指定しない場合、連続した次の未割り当ての領域すべてを使用して拡張されます。
「disk=n」はボリュームを拡張するダイナミック ディスクを指します。size=nに等しい領域がディスク上に割り当てられます。ディスクを指定しない場合、現在のディスク上のボリュームが拡張されます。
「noerr」はスクリプト専用です。このパラメータを指定すると、エラーの発生時に、Diskpart がエラーを無視してコマンドの処理を継続するようになります。noerrパラメータを指定しない場合、エラーが発生すると、Diskpart はエラーコードを表示して終了します。
DiskPartはMicrosoftによって無償で提供されます。利点がたくさんありますが、ちょっと不便利なところもあります:
多くのユーザーにとってコマンドラインの使用はちょっと複雑です。
間違ったコマンドを入力すると、データ紛失を起こすかもしれません。それにこのコマンドを取り消すことができません。
システムボリュームの後ろにいくつかの未割り当て領域がある場合のみ、システムドライブを拡張できます。
Serverのサービスを長時間止めます。
パソコン上級者にとっては、この方法をお勧めします。操作中に慎重にしてくださいね。読者様の大切なデータを予めバックアップしたほうが安全だと思います。パソコン初心者なら、試してみることもできますが、次の方法は多分より適当だと思うかもしれません。
方法 3. AOMEI Partition Assistantを使用してCドライブを拡張!
このソフトでCドライブを拡張する5つの方法を紹介します。
1. パーティションの拡張
ステップ 1. AOMEI Partition Assistant Server をダウンロードして開きます。ホーム画面でディスクの利用状況を見ることができます。「ツール」バーで「パーティションを拡張」ウィザードオプションを選択してください。
注意: デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。
ステップ 2. 「システムパーティションを拡張」を選択して、「次へ」をクリックします。そして「ようこそ」画面をスキップしてください。次のページに移動します。ここでは、パーティション拡張のために縮小可能なパーティションが全て表示されます。
ステップ 3. 「D」前のチェックボックスにチェックを入れてください。Cドライブを拡張するために、それを縮小して空き領域を取得することができます。「次へ」ボタンをクリックして次のページに移動してください。
ステップ 4. 「新しいサイズ」ページで、スライダをドラッグするか、または「新しいサイズ」ボックスに適切なサイズを入力することにより、Cドライブのサイズを変更することができます。ここで105GBの新しいサイズを指定して、「次へ」をクリックします。
ステップ 5. 「ディスクレイアウト」ページには、全ての操作が表示されます。拡張操作を確認して問題なければ「続行」→「はい」 ボタンをクリックします。また、ここでは操作に要する時間が表示されます。
2. 空き領域を割り当てる
ステップ 1. AOMEI Partition Assistant Server版を購入してインストールして起動します。
ステップ 2. 仮にこのコンピュータのディスクの状況は以下の画面のようです。パーティションDを右クリックして「空き領域を割り当てる」このウィザードを選択します。
ステップ 3. ステップ1の結果として、ポップアップウィンドウが表示されます。Eパーティションからカットする空き領域のサイズを入力すると、この空き領域が直接にターゲットパーティションに追加されます。次のスクリーンショットの通りです。
ステップ 4. 「適用」をクリックしてこの操作を実行します。
以上の3つの手順だけで、容量不足のサーバーのCドライブを正常に拡張できます。三番目の方法は次です。
3. パーティションをリサイズ
ステップ 1. リサイズしたいパーティションを右クリックして、メニューで「パーティションをリサイズ/移行」を選択します。
ステップ 2. パーティションに隣接したところに未割り当て領域があれば、パーティションを拡張するために、パーティションの端を空白に向けてドラッグできます。また、パーティションを縮小するために、端を中央に向けてドラッグできます。とにかく、それはパーティション上のデータを破壊しません。
ステップ 3. サイズをリサイズした後、「適用」をクリックして確認された操作を実行します。
★ノート:
システムパーティションの縮小がPreOSモードで実行されます。
パーティションを縮小する前にその上に実行しているアプリケーションを閉じます。そうではないなら、PreOSモードの下でそれを実行します。
もし、縮小したパーティションはAOMEI Partition Assistantソフトウェアのインストール内容またはページファイルを含む場合、それはPreOSモードで実行されます。
パーティションを拡張したいなら、未割り当て領域は右側になるべきです。この制限を解除するために、このバージョンをAOMEI Partition Assistant Serverにアップグレードできます。
4. パーティションを結合
ステップ 1. AOMEI Partition Assistant Serverをダウンロードして、インストールし、起動します。
ステップ 2. 主なインターフェイスで、パーティションを右クリックして、「パーティションを結合」オプションを選択します。
ステップ 3. ポップアップで、隣接したパーティションまたは未割り当て領域をチェックして、結合します。
ステップ 4. パーティションのレイアウトをプレビューします。それは自分のニーズを満たさない場合、「破棄」をクリックして、任意の手順に戻れます。ずべてのことを確認した後、「適用」をクリックして、すべての変更を実行します。
5. アプリを移行
一部のアプリケーションをCドライブから別のドライブに移行すると、Cドライブを拡張するのと同じ効果が得られます。具体的な方法は以下のとおりです。
手順 1. アプリムーバーをインストールして実行し、「すべてのツール」>「アプリ引っ越し」をクリックします。
手順 2. 「アプリを移動」と「フォルダを移動」2つのオプションがあります。ここでは「アプリを移動」を選択します。
手順 3. Cドライブを選択して、「次へ」をクリックします。
手順 4. 移動したいアプリにチェックを入れ、移動先ドライブを選択して「移行」をクリックします。
手順 5. 移行中に実行中のアプリを強制終了するという警告メッセージが表示されます。問題なければ「OK」をクリックして操作を実行します。
手順 6. タスクを完了したら、「完了」をクリックしてください。また、「大容量ファイルを削除 」機能により、Windows Serverの容量不足を解決することができます。
まとめ
ここまで、Cドライブの拡張を三つツールで行えます。方法は合わせて7つあります。内蔵ツール[ディスクの管理]、DiskpartやAOMEI Partition Assistantです。この三つツールにはそれぞれ利点があります。勿論、不便利なところもあります。読者様は自分のお好み、パソコンの習慣やコンピューターの精通度に応じて選んだほうがいいと思います。
ご参考になれば、幸いです。
以上です。