Windows 10 To Go USBでポータブルを作成する方法

Windows To GoはWindows 8 Enterpriseに内蔵されたツールです。この記事はWindows To Goの代替ツールAOMEI Partition AssistantでWindows 7/8/10 /11 To Go USBを作成する方法について紹介します。

Akira

投稿者:Akira/更新日:2023年09月27日

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実例:Windows 10 To Go USBを作成したい

 

会社で仕事をするときはWindows 10ベースのPCを使い、自宅にいるときは個人で使うPCはWindows 7にしています。しかし、自宅で仕事をする必要があるときもあり、Windows7だとかなり不便です。そんな時、考えるのがWindows To Goです。しかし、私はパソコン初心者で、ネットで情報を探しても、まだ実行方法がわかりません。どなたか教えてください。

- あるユーザーからの質問

なぜ、Windows 10 to Goを利用するのか?

どのような状況でWindows 10 to Goを使うのか?例を挙げてみましょう。あなたはWindows 10ベースのコンピュータを所有しており、自宅のコンピュータはWindows 7のまま仕事をしています。自宅では仕事ができても、Windows 10でない環境のため、文字通り集中できないことがあります。そんなとき、Windows 10 to Goが登場します。Windows10環境が入った専用USBをパソコンに挿入して、そこから起動すれば、Windows10で仕事ができるようになります。

USBメモリから起動することの大きな欠点は、Win 10の動作がハードディスクで起動するよりも遅くなることです。しかし、この方法で少なくともOSを操作し、さまざまなアプリにアクセスすることができるので、ピンチのときには現実的な方法といえるでしょう。

Windows to go

Windows 10 to Go USBを作成する方法

Windows 10 to Goの概要を見た後、自分でやるのが待ちきれなくなったのではないでしょうか。ここでは、以下のコンテンツで、ISOからWindows 10 to Go USBを作成する方法を2つ紹介しました。

1. Windowsの内蔵機能を使って、Windows 10 to Go USBを作成

Windows To Go は、Windows 10のEnterpriseおよびEducationエディションで起動可能なWindows 10 USBフラッシュドライブを生成するためのMicrosoftによるツールです。始める前に、2つの注意点があります。

Windows to Go onは、Windows 10 Enterprise EditionとEducation Editionでのみサポートされています。
Windows 10 to Goを使用するには認証されたUSBドライブが必要で、ドライブは32GBより大きいものでなければなりません。

1. タスクバーの検索ボックスに「Windows To Go」と入力します。検索結果から「Windows To Go」をクリックします。

Windows To Goを実行

2. 「Windows To Go ワークスペースの作成」ウィザードが表示されます。まずは、使用するUSBドライブを選択して「次へ」をクリックします。

●外付けHDDを選択する場合、「Windowsのパフォーマンスに影響する可能性があります」という警告が出ますが、無視してもいいです。

Windows To Goドライブを選択

●32GB未満のUSBメモリは駄目です。容量表記が32GBのUSBメモリをフォーマットした後、実際の容量は30GB以下になる場合が多いので、やはり64GBの方はお勧めです。

32GB以下ダメ

●Windows To Goのハードウェア要件を満たさないUSBメモリは駄目です。

通常のUSBメモリダメ

3. ここでは、Windows 10イメージを選択します。ISOファイルではなく、ISOイメージをマウントした仮想ドライブまたはインストールディスク内の「install.wim」フィアルを選択します。この例では、Windows 10 Enterpriseを選択して「次へ」をクリックします。

Windows To Goイメージを選択

4. ここでは、BitLockerを利用してデータをしっかり保護することができます。紛失しやすいUSBメモリをパスワードで暗号化したら、盗難にあっても中身を見られなくします。暗号化は要らない場合、「スキップ」を押します。

Windows To Go暗号化

5. USBドライブは再フォーマットされ、ドライブ上のすべてのデータが削除されるので、必要なデータをバックアップしておくことを確認します。「作成」をクリックして作業を実行します。

確認

6. Windows To Goワークスペースの作成が完了するまで待ちます。この例では、USB3.0の外付けHDDを選択するので10分ぐらいがかかります。

作成完了

7. 「Windows To Go スタートアップ オプション」で起動方法を選択します。BIOS設定で起動順序を変更する場合は「いいえ」を選択します。「Windows To Go ワークスペース」から優先的に起動(OS側の機能でUSBから起動)する場合は「はい」を選択します。

起動方法

2. サードパーティ製ソフトを使って、Windows 10 to Go USBを作成

AOMEI Partition Assistant Professionalはパーティション管理向けのソフトウェアです。また、これはユーザーがUSBドライブなどの外付けハードドライブに作業環境を作って、それから起動できるWindows to Go Creatorという機能を持っています。この機能がWindows 11、Windows 10、Windows 8/8.1、Windows 7/Vista それにWindows XPなどをサポートしています。

Proのデモ版 Win 11/10/8.1/8/7/XP
安全かつ高速
動作確認の目的でのみ使用される

ステップ 1. コンピュータにUSBドライブを接続し、検出されたことを確認します。

ステップ 2. AOMEI Partition Assistant Professionalをダウンロードし、インストールし、起動します。USBメモリが自動的に表示されます。そして、メインインターフェイスの上部にある「ツール」→「Windows To Go Creator」をクリックします。

Windows to Go

ステップ 3. 次には「Windows向け」か「Mac向け」か選択します。一般的に「パーソナルコンピュータ用のWindows To Goを作成」を選びますが、MacでWindowsを使いたいと考えているなら、「Macデバイス用のWindows To Goを作成」を選んで「次へ」をクリックします。

Windows向け

ステップ 4. そして「インストールディスク/ISOでWindows To Goを作成」にチェックを入れ、あらかじめダウンロードしておいたISOイメージファイルを指定・選択します。

ISOイメージファイル

ステップ 5. インストール先のUSBドライブを選択します。パソコンに接続されているUSB機器が候補に出てくるので、ここから選びます。 

USBドライブを選択

ステップ 6. 「データが完全に消去される」という警告メッセージが表示されます。事前にバックアップを取っておいたため、「はい」をクリックして作業を開始します。完了までさほど時間はかかりません

警告メッセージ

結語

Windows 10 To Go USBを作成した後、任意のコンピュータにWindows10ブータブルUSBを接続し、そこからシステムを起動することができます。この機能のほかに、 SSDへとのOS移行、MBRからGPTへとの変換、ブータブルCDの作成などのパーティション管理向けの便利な機能がたくさんあります。

AOMEI Partition Assistantそのほかのバージョン:Windows Server 2003、2008(R2)、2011、2012(R2)、2016、2019、2022のユーザーの場合、AOMEI Partition Assistant Server版を使用してください。また、社内の台数無制限のPC&Serverで利用可能なAOMEI Partition Assistant Unlimited版もあります。更に、AOMEI Partition Assistant Technician版を購入するIT専門家、システム管理者、技術者はクライアントに技術サポートを有償サービスとして提供することができます。ニーズに応じて適切なバージョンを選択しましょう~ ▶AOMEI Partition Assistant異なるバージョンの比較

Akira
Akira・編集者
Akiraは、パソコンに関わるヘルプドキュメント、基礎知識、リソースなどを書いています。そのほか、バックアップ&復元、クローン、ディスク&パーティションの管理、クラウドファイルの同期などの記事もたくさん持っています。