Windows 10でMBR2GPTにより変換が失敗する理由と修正方法

Windows 10でMBR2GPT.EXEユーティリティを使用して、MBRからGPTへの変換に失敗しましたか?この記事では、MBR2GPTが機能しない理由を分析し、MBR2GPTエラーのより良い解決策を提供します。

Asher

投稿者:Asher/更新日:2024年01月24日

この記事を共有: instagram reddit

MBR2GPT.EXE Windows 10とは?

MBR2GPT.EXEは、Windows 10 Creators UpdateとしてWindows 10バージョン1703で最初に認識されています。Win\System32ディレクトリにあり、コマンドプロンプトで操作する必要がある内蔵ユーティリティです。マイクロソフトによると、MBR2GPT.EXEでは、ディスク上のデータを変更または削除することなく、ディスクをマスタブートレコード(MBR)からGUIDパーティションテーブル(GPT)パーティションスタイルに変換します。

MBR2GPT.EXE

なぜWindows 10でMBR2GPTが必要なのですか?以前は、パーティションスタイルをMBRとGPTの間に変換するときに、別の場所にファイルをコピーし、HDDを再分割し、システムを再インストールしてから、データを復元する必要があります。これには多くの時間と労力がかかりますし、パソコン初心者にとってはエラーを起こしやすいです。

ただし、MBR2GPTユーティリティを使用する場合、MBRからGPTへの変換には数秒しかかかりません。Windows PE環境内または現在実行中のOS内であっても、このツールを使用すると、添付のMBR形式のシステムディスクをGPTパーティション形式に変換できます。

MBR2GPTというディスク変換ツールの使い方

MBR2GPTを使用するコマンドは非常に簡単ですが、変換を開始する前に注意を払う必要があることがあります。

注意事項:
述したように、MBR2GPTツールはWindows 10バージョン1703以降でのみ使用されます。Windows(OS)のバージョンを確認するには、スタートメニューから「設定」を選択、「設定」画面から「システム」を選択、「システム」画面の左メニューで「バージョン情報」を選択、表示された「バージョン」の番号を確認します。
ディスクにBitLockerで暗号化されたボリュームがある場合は、変換前にまずボリュームをサスペンドすることをお勧めします。BitLockerを後で再開するには、既存のプロテクターを削除し再作成する必要があります。
デバイスがUEFIをサポートしていることを確認します。また、新しいUEFIパーティションのためにプライマリパーティションの量を制御します。または、「ディスク0の検証に失敗しました:MBRパーティションが多すぎます。EFIを作成する余地がありません」というMBR2GPTプロンプトが表示されます。

注意事項を了解した後、MBR2GPTの使い方をご案内しましょう~

手順 1. Windows 10の検索ボックスに「cmd」と入力し、「コマンドプロンプト」を見つけて右クリックし、「管理者として実行」を選択してEnterキーを押します。

手順 2. (オプション)「mbr2gpt /validate /disk:0」を実行して、ディスクが変換できるかを確認できます。これらのチェックが失敗した場合、変換は続行されず、エラーが返されます。

手順 3. 「mbr2gpt /convert /allowfullos」と入力してEnterキーを押します。特定のディスクを指定する場合は、「mbr2gpt /convert /disk 0 /allowfullos」と入力します。通常、変換は短時間で行われます。

MBR2GPT Convert AllowFullOS

手順 4. 変換が正常に完了したら、UEFIファームウェア設定を起動します。また、レガシーBIOS(CSM)の代わりにUEFIモードで起動するようにファームウェアを切り替える必要があります。

レガシー(Legacy)をUEFIに変更する方法をご覧ください

★注意:
アプリケーションの競合エラーが発生した場合は、Windows PE環境でMBR2GPTを使用することをお勧めします。コマンドは「mbr2gpt /convert /disk: n」です。
EFIシステムパーティション(ESP)が存在しない場合、ディスクは再分割されてEFIシステムパーティション(ESP)が作成されます。
Windows 10と他のオペレーティングシステム(OS)を同時使用すると、上のチュートリアルは適切ではありません。このチュートリアルは、スタンドアロンPCに使用しかできません。
既存のMBRシステムパーティションをESP用に再利用しないと、変換後にブートプロセスで使用されなくなります。他のパーティションは変更されません。
GPT形式のディスクの場合、ツールはエラーを報告します。

Windows 10でMBR2GPTにより変換が失敗する理由と修正方法

ほとんどの場合、MBR2GPTは非常にうまく動作します。それにもかかわらず、MBR2GPTが私たちを失望させる場合もありますね。これから、MBR2GPTでパーティションスタイルを変換できない理由と解決方法を紹介します。

場合1:リターンコードのせいでMBR2GPTが失敗した

Microsoftの文書によると、MBR2GPTには次のリターンコードがあり、各コードには対応する記述があります。下のグラフから、変換に失敗した理由とエラーを修正するための対処方法を簡単に見つけることができます。

MBR2GPTリターンコード

場合2:レイアウトの変換に失敗した

時々、MBR2GPTからエラーコードの代わり、メッセージが表示されます。実際には、この話題はもう議論されました。Windows 10バージョンがサポートされていないため、MBR2GPTによって変換が失敗します。例えば、Windows 10バージョン1607でMBR2GPTを使用すると、以下のプロンプトが表示される可能性があります:

LayoutConversion:レイアウトの変換に失敗しました。エラー:0x00000032 [gle = 0x00000032]、レイアウト変換を実行できません。エラー:0x00000032 [gle = 0x00000032]

バージョン1507や1511などのような他のWindowsでMBR2GPTを実行すると、上述した結果が得られるかもしれません。その結果、このエラーを修正するために、Windows 10バージョン1703 とそれ以降のバージョンを起動してMBR2GPTを実行し、オフライン変換を実行できます。

場合3:データディスクの変換時に「MBR2GPTがOSを認識できません」

一部のユーザーから、MBR2GPTで変換を実行するときにディスク0上のOSパーティションを見つけることができないので、変換できないと報告されました。前述のように、MBR2GPTは、MBR形式のシステムディスクをGPTに変換するために使用されるものです。

つまり、OSがインストールされていないデータディスクには適用しません。このようなデータディスクをMBRからGPTに変換するには、データを丸ごとバックアップし、パーティション全体を削除し、「ディスクの管理」で変換を行うことをお勧めします。

変換しようとするディスクにWindows 10 OSがインストールされていて、エラーが発生した場合は、MBRからGPTへ変換するための他のツールを使用する必要があります。

MBR2GPTにより変換が失敗することを予防する方法

AOMEI Partition Assistant Professionalは、信頼性が高く強力なパーティション管理ソフトであり、Windows 10のすべてのバージョンで、システムディスクをデータ損失なしでMBRからGPTに変換するのをサポートします。

このディスク変換ソフトウェアは前述のMBR2GPT変換に失敗した問題を完全に解決できます。「MBR2GPTが見つかりません」、「MBR2GPTが見つからない」、「MBR2GPTはWindowsプレインストール環境のみで使用できます」などの問題は同時に解決されます。また、このソフトはパソコンユーザー全体向け直感的に使えるグラフィカルなユーザーインターフェースを備えています。

さらに、Windows 10でGPTからMBRに変換することができます。今後必要があれば、Windows 10で変換してみてください。Windows 11、10、8、8.1、7もこのソフトウェアでサポートされています。

MBR2GPT代替品を使用してMBRをGPTに変換する簡単な手順

手順 1. このMBR2GPTの代替品をダウンロードし、インストールし、起動します。メインインターフェイスで、ディスクを右クリックし、「GPTディスクに変換」を選択します。

Proのデモ版 Win 11/10/8.1/8/7
安全かつ高速
注意:デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。

Win10GPTディスクへ変換

手順 2. ポップアップダイアログで「はい」をクリックして操作を確定します。GPTがUEFIモードから起動しているかどうかを確認するメッセージが表示されます。

MBRからGPTへの変換を確認する

手順 3. メインインターフェースに戻ります。操作結果のプレビューを確認して、問題なければ、「適用」>「続行」をクリックし、操作を実行します。その後、ディスクがMBRからGPTディスクに変更され、すべてのパーティションとデータが保持されます。

適用

注意:
変換後にファームウェアを切り替え、UEFIモードで起動します。
AOMEI Partition Assistantを使用してWindows PEでMBRをGPTに変換するには、「ブートブルメディアを作成」機能を使用してタスクを達成することができます。
サーバー2019またはサーバー2022でMBRをGPTに変換するには、AOMEI Partition Assistant Server版を使用してください。
パーティションスタイル間の変換を除いて、AOMEI Partition Assistantは、フォーマットすることなく、ファイルシステム間の変換をサポートします。

結論

ここまでWindows 11/10/8/7でMBR2GPTにより変換が失敗する理由とこのエラーを修正方法を紹介しました!読者様の問題解決にお役立つことを望んでいます。

はい、以上です。もしご不明な点などがありましたら、遠慮なくご質問ください。弊社のメールは:[email protected]。ここまでありがとうございました。

最後!問題を解決しておめでとうございますヽ(〃'▽'〃)ノ☆!

Asher
Asher・編集者
Asherは、AOMEI Technology会社の編集者として長年AOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品の機能(例えば、ディスクとパーティション管理、ディスクのクローン、バックアップ&復元、同期など)について詳しいです。 IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、アニメ、音楽、色々なことに趣味があります。