データを失うことなく、Windows10をSSDに移行する方法

この記事ではOS移行ソフトを使って再インストールもデータ紛失も無しにWindows 10をHDDからSSDに移行する簡単な方法をご紹介します。

ゆき

投稿者:ゆき/更新日:2023年12月22日

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Windows 10をSSDに移行する理由

通常、Windows10をSSDに移行するというと、Windows 10のOS(Cドライブおよびシステムに関する全てのパーティション)をSSDに移動することです。移行後、SSDからコンピュータが正常に起動するはずです。

Windows 10をHDDからSSDに移行する理由は大きく2つあります:

▶1つの理由は、より良いパフォーマンスを得るためです。

ご存知のようにSSDは、USBメモリやSDカードと同じ方法でデータを記録する装置です。フラッシュメモリを使うことにより、従来の機械的な記録装置(HDD)と比べてパソコンのパフォーマンスを大幅に向上させることができます。SSDには破損しやすい小さな可動部品がないため、ほぼすべてのコンピューターユーザーにさまざまなコスト効果の高いメリット(例えば、堅牢で、耐久性と信頼性に優れ、しかも小型、高速、低消費電力)を提供します。

SSDが徐々に使われるようになっています。今後もより一般に普及してくると思われます。ですから、ますます多くの人々はOSをSSDに移行しようとするのは当然でしょう。

▶もう1つの理由は、ディスク領域不足(特にCドライブの容量不足)を解消するためです。

パソコンを使っている時に、ドライバのインストールなどがCドライブに行われる事が多いし、ダウンロードのデフォルトの保存先がCドライブであるので、『Cドライブの空き容量が少なくなっています。』というメッセージが表示されたことはあるでしょう。この原因でフリーズや読み込み遅延が発生しやすくなります。仕事や生活に大きな影響を及ぼします。

ですから、Windows 10のOSのみを小容量SSDに移行して、SSDをシステム用、HDDをデータ保存用として設定することで簡単に対処できます。

SSDをシステム用、HDDをデータ保存用として使用する最適な戦略

OSの移行にクリーンインストールまたはクローンを選択

Windows 10をHDDからSSDに移行するために、どうすればいいですか?クリーンインストールを行う必要がありますか?もっと楽な方法がありますか?

×クリーンインストールしない方がいい理由

もし、使い続けたい重要なアプリやプログラムがCドライブ以外のパーティションにインストールされているなら、Cドライブ上の個人ファイルを他の場所に移動(コピー・バックアップ)した後、OSをSSDに新規インストールできます。こうすると、他のパーティションにインストールされているアプリやプログラムはクリーンインストールの影響を受けません。

しかし、もし、大規模データや好きなプログラムはCドライブにインストールされているなら、クリーンインストール後、これらのプログラムを再インストールしなければなりません。しかも、事前にバックアップの作成を忘れてしまうと、データを失うことが起きます。

★どんな状況でも、クリーンインストールの実行には、手間や時間がかかります。操作中でミスを犯しやすいし、パソコン初心者にとってかなり複雑かつ面倒でしょう。

√クローンを選択した方がいい理由

クローンには再インストールが必要とされないし、データを失うことも発生しません。また、優れたクローンツールを見つけたら、操作も簡単ですし、ユーザーの時間と手間を省きます。

システムイメージを作成してからSSDに復元するという方法もありますが、OSをHDDからSSDに直接クローンする方が簡単です。

そのため、クローンソフトを利用して再インストールとデータ紛失なしにWindows 10のOSをSSDにクローンするのは最善の選択だと思います。

おすすめのOS移行ソフト

Windows 11/10/8/7にクローン機能が付いていませんが、様々なSSDには、専用データ移行ソフトウェアが付属しています。

例えば、SamsungのSSDには、「Samsung Data Migration」というSSD換装用ソフトが搭載されています。これを使えば、使っているパソコン環境をそのままに、驚くほど簡単にSSDへ移行できます。でも、Windows 10 OSではなく、HDD上の全てのデータを新しいSSDに移行します。それに、このサムスン独自ソフトウェアはサムスンSSD製品用に特別に設計されたため、Samsung SSDのみに対応し、他のSSDをサポートしません。

というわけで、他の強力なOS移行ソフトが必要とされます。ここではAOMEI Partition Assistant Professionalという頼もしいパーティション&ディスク管理ソフトを強くお勧めします。パーティション、ディスクのコピー・クローンだけでなく、OSだけをほとんどのブランドのSSD製品に移行・クローンすることができます。

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注意:デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。

データを失うことなく、Windows 10を小容量SSDに移行

次は、【誰でも簡単に使える】AOMEI Partition Assistant Professionalの「OSをSSDに移行」ウィザードに従って、Windows 10やプログラムなどを再インストールせず、データを失うことなく、OSを小容量SSDに移行する方法を見てみましょう~

OSをSSDに移行する前に

Windows 10をHDDからSSDに移行するつもりなら、クローンを開始する前にハードディスクのデフラグ(最適化)を行う必要があります。
SSDをコンピューターに接続します。一般的に、デスクトップパソコンの場合、SSD、光学ドライブなどを挿入して使用するために複数のドライブベイを装備します。しかし、ノートパソコンの場合、SSDをパソコンのUSBポートに接続させるためのSATA-USB変換アダプタが必要かもしれません。
クローン先のSSDは、現在のOSの入ったドライブ上の使用済み領域より大きいか又は等しいことを確認してください。もし、SSDの容量はシステムパーティション上の使用済み領域より小さい場合、システムパーティションから一部の個人ファイル、動画、音楽、写真などを他の場所に移動できます。そして、ディスクのクリーンアップを実行するのもおすすめです。

OSをSSDに移行する詳細手順

ステップ 1. AOMEI Partition Assistant Professionalをインストールして起動します。「クローン」⇒「OSをSSDに移行」をクリックします。

OSをSSDに移行

ステップ 2. そしてこの移行ウィザードについての紹介は表示され、「次へ」をクリックします。

次へ

ステップ 3. SSD上の未割り当て領域を保存場所(移行先、クローン先)として選択して「次へ」をクリックします。

SSDを選択

ステップ 4. 次のページでターゲットパーティションのサイズとドライブ文字を変更できます。

パーティションリサイズ

ステップ 5. OSブートに関する注意点をよく読んだあと、「完了」をクリックします。

完了

ステップ 6. 全ての操作を確認します。問題なければ「適用」→「続行」をクリックしてWindows 10 OSをSSDに移動します。

適用

>>再起動が要求されます。

SSDからWindows 10を起動、古いドライブをフォーマット

Windows 10 OSが正常にSSDに移行された後、コンピューターをシャットダウンします。クローンしたSSDからWindows 10を起動するように、古いHDDを取り外してSSDに置き換えることができます。交換・換装の時、ねじ回しが必要とされるかもしれません。気をつけてください。

オリジナルのHDDがそのまま残り、Windows 10をSSDから起動するように、BIOS設定画面では、メインメニューにより「起動」「Boot」などの画面を選択し、その画面の中で最初の起動順位をSSDに指定することができます。

クローンしたSSDからWindows 10が正常に起動できることを確認した後、古いディスク上のCドライブをフォーマットして、HDDの領域を解放したり、HDDを補助記憶装置(データ保存用)として使用することができます。

注意:Windows 10をSSD(GPT) に移行
もう一つのことに注意を払う必要があります。
一般に、移行元のOSの入ったHDDがMBR形式で、Legacyブートモードを使用します。そのため、移行先のSSDがGPTの場合、パソコンのマザーボードはEFI/UEFI起動モードに対応するか確認する必要があります。サポートできるなら、BIOS設定に入ってブートモードをLegacyからUEFIに変更してください。
さもないと、クローン先のSSDは起動できないかもしれません。必要ならば、AOMEI Partition Assistant ProfessionalでSSDの形式をGPTからMBRに変換することができます。ディスクをMBRからGPTに変換、またはGPTからMBRに変換する方法

さらに読む:SSDへのOS移行に関するよくある質問

Q1:Windows 10 OSのみを1TB SSDから256GB SSDに移行して、残りのデータは元のSSDに残すことはできますか?

この質問に関しては、移行先のドライブが元のドライブよりも小さいということです。Windows 10をより小さいSSDにうまくクローンするには、新しいSSDにOS全体を格納するのに十分な容量があることを確認する必要があります。

一方、OSを簡単に再インストールせずにWindows 10だけをSSDに移行して、残りのデータは元のSSDに残すことができます。AOMEI Partition Assistant Professionalの「OSをSSDに移行」機能で、OSパーティションだけを移行する(オプションB)を試すだけです。

Q2:Windows 10でOSを再インストールせずにHDDをSSDにクローンする方法を教えてください。

古いHDDからSSDへ、プログラムや個人的なファイル、フォルダ、ドキュメントなどをそのままに完全なクローンを作成したい場合は、AOMEI Partition Assistant Professionalの「ディスククローン」を使用してハードディスクからSSDへクローンを作成することも可能です。

Q3:WD My Passportで使用できますか?使用可能な場合、正常に起動しますか?

もし、My Passportから未割り当ての領域を取って、その未割り当ての領域にWindowsを移動させるとしたら、その時は起動するのでしょうか?それともそのままなのでしょうか?

ディスク管理ツールであるAOMEI Partition Assistant Professionalは、Western Digital(WD)、Samsung、東芝、ADATA、SanDiskなどのSSDにWindows 10を簡単に移動させることができます。

一般的に、起動ドライブがUSBで接続されている場合、Windows 10が起動しないことがありますが、可能であればターゲットドライブをSATAで接続してみてください。ターゲットディスクから起動したい場合は、BIOSで起動優先度を設定する必要があります。

注意:「OSをSSDに移行」機能は、Windowsを特定の未割り当て領域に移動することはできませんので、ターゲットドライブ全体のデータが消去されます。

Q4:DドライブからCドライブにWindows10の容量を移動するにはどうしたらいいですか?

この質問は、Windows 10をSSDなどの新しいHDDに移行した後にも聞かれるものです。

Cドライブが小さいと感じたら、AOMEI Partition AssistantでDドライブからCドライブに簡単に空き領域を移動することができます。プロフェッショナルなWindowsパーティション管理ツールとして、その強力な機能でパーティションのサイズ変更とパーティションの拡張を行うことができます。

結論

AOMEI Partition Assistant Professionalはディスクおよびパーティションの管理を専攻します。Windows 10に標準搭載されている「ディスクの管理」よりはるかに強力かつ柔軟です。

上記のとおり、AOMEI Partition Assistant ProfessionalはWindows 10 OSをSSDに移行するほかに、HDD全体をSSDにクローンする「ディスククローン」ウィザード、またOEMをSSDに移行する「パーティションをクローン」ウィザードも提供します。

パーティションとディスクを楽に管理したいユーザーは、ぜひこの専門ソフトを試してください。

ゆき
ゆき・編集者
ゆきは、AOMEI Technology会社の編集者として長年AOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品の機能について詳しいです。IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、アニメ、音楽、色々なことに趣味があります。