「指定されたファイルが見つかりません」エラーの対処法

Windows 11/10/8/7でファイルをコピーしたり、開いたり、USBメモリを接続したりする際に「指定されたファイルが見つかりません」のエラーが発生したら、この記事を参考にして様々な対処法で問題を解決しましょう~

ゆき

投稿者:ゆき/更新日:2023年12月22日

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「指定されたファイルが見つかりません」エラーに遭遇

 

指定されたファイルが見つかりません

RPG2000RTP.exeを実行すると「指定されたファイルが見つかりません」とエラーが出てしまいます。どうすればいいですか?ほかのRGSS-RTPとRPGツクールVX Aceは問題なくセットアップできました。RPG2000RTPだけエラーがおこります。Windows7です。

----出典:Yahoo!知恵袋

🌸【豆知識】RTP(ランタイムパッケージ)は、特定のツクールで制作されたゲームを遊ぶために必要なデータ集です(RTP単体で遊ぶことはできません)。RTPには、それぞれのツクールでゲームを作成するときに使用するグラフィック・音楽(OGG/MIDIなど)・DLLファイルが収録されています。言わば、そのツクールの共通素材集です。このRTP内の素材データを使用して作成されたゲームの場合、完成後作成するゲームディスクのなかに、これらのデータを含める必要がありません。そのぶんゲームディスクの容量を軽量化することができます。

「指定されたファイルが見つかりません」エラーとは?

通常、「指定されたファイルが見つかりません」エラーは、エラーコード0x80070002と表示され、Windows 10の一般的なエラーです。

指定されたファイルが見つかりません

ドライバーのインストール時、システムイメージの実行中、ファイルへのアクセス中、またはその他の作業中に「指定されたファイルが見つかりません」エラーが発生する可能性があります。

様々な状況でこのエラーが発生しますが、その中でファイルを開こうとするか、若しくはファイルをバックアップする時に最も見られます。

「指定されたファイルが見つかりません」エラーが出る原因

一般的に言えば、Windows 11/10/8/7で「指定されたファイルが見つかりません」というエラーメッセージが表示されたら、主に以下の原因は考えられます。

接続不良
異常なレジストリキー
マルウェアやウイルスの攻撃
ドライバーファイルは欠落している
ソースボリュームでディスクエラーが発生した
システムパーティションをアクティブとしない
システムパーティションはオフライン状態になる
実行可能ファイルの名前が間違って入力されている
システムファイルが見つからないか、または破損した
指定されたファイルがネットワーク共有で利用できない
Desktop Centralが実行可能ファイルにアクセスできない
特定のソフトに必要なファイルが見つからないか、または破損した
......

ご覧のように、原因はいろいろあり、はっきりと分かりませんが、以下の対処法を試してエラーを修正することができます。

「指定されたファイルが見つかりません」エラーを解決

次は、「指定されたファイルが見つかりません」エラーの対処法をまとめて解説させていただきます。問題解決に役立つことができます。

🧡【ヒント】でも、その前に、信頼できるセキュリティソフト(ウィルス対策ソフト)を使用してマルウェアやウイルスを検出・駆除したり、ストレージデバイスの接続状態(緩み、腐食)をチェックする必要があります。すべてのことがOKでも、上述のエラーがまだ出た場合、下記の対処法を実行してみましょう~

対処法①:レジストリキーの値を変更

レジストリキーの値を変更することでこのエラーを修正できるかもしれません。レジストリを変更するには、以下の手順を実行しましょう~

ステップ 1. WindowsキーとRキーを同時に押し、ダイアログボックスに「regedit」と入力し、Enterキーを押し、レジストリエディターを起動します。

ステップ 2. 次のレジストリキーに移動します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion

ステップ 3. 以上のキーを順に展開した後、RunOnceキーを探します。

このキーが存在しない場合は、CurrentVersionキーを右クリック→メニューから「新規」⇒「キー」を選択→新しいキーに「RunOnce」という名前を付けることで作成することができます。

新しいキーを作成

左ペインのHKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersionに再び移動します。RunOnceキーが正常に作成されたかどうかを確認します。正常に作成されなかった場合は、上記の手順を繰り返して再作成してください。

RunOnceキー

ステップ 4. レジストリエディターを閉じてWindowsを再起動しエラーが修正されたかを確認します。

🔉補足:レジストリの変更はリスクを伴う作業なので、現在のレジストリを保護するために事前にレジストリのバックアップを取っておくことをお勧めします。
手順 1. レジストリエディター画面で「ファイル」⇒「エクスポート」をクリックしてレジストリキーをエクスポートします。
手順 2. 次に、レジストリバックアップのファイル名を入力し、「エクスポート範囲」で「すべて」を選択します。最後に、「保存」をクリックしてバックアップを保存します。
こうすると、何らかの問題が発生した場合、このファイルを実行してレジストリを元の状態に戻すことができます。

RunOnceキー

もし、PCを再起動した後に、「指定されたファイルが見つかりません」エラーが消えない場合は、続いて読んで他の解決策を試してください。

対処法②:破損したシステムファイルを修復

ディスクエラーにより、問題が発生する場合、コマンドプロンプトでsfc /scannowコマンドを実行して、不足・破損しているシステムファイルを修復することができます。

ステップ 1. スタートボタンをクリックし、検索ボックスに「cmd」と入力し、検索結果からコマンドプロンプトを右クリックし、「管理者として実行」を選択します。

ステップ 2. コマンドプロンプト画面で「sfc /scannow」を入力し、Enterキーを押します。

sfc /scannow

これで、CMDのスキャンプロセスが始まります。このプロセスは5-10分間がかかります。

📢sfc /scannowを実行しても、修復が出来なかった場合、chkdskコマンドを実行して、ファイルシステム(不良セクタ)を修復することができます。コマンドプロンプトで「chkdsk g: /f /r /x」(対象パーティションによって、gをほかのドライブ文字に置き換える)を入力し、Enterキーを押すことでドライブのエラーチェックと修復を行いましょう。

chkdskコマンド

ステップ 3. 「exit」と入力してEnterキーを押します。

2023年最新:「sfc /scannow」で修復できないときの9つの対処法

対処法③:アップデートをインストール

Windowsの更新プログラムは、ハードウェアとソフトウェア、両方のエラーを修正することができます。Windows 10を長時間更新していない場合は、「指定されたファイルが見つかりません」エラーが発生する可能性があります。

こういう時、以下の手順に従って最新の更新プログラムをインストールするのはかなり効果的です。

ステップ 1. WindowsキーとIキーを同時に押し、「更新とセキュリティ」を選択します。

ステップ 2. Windows Updateで「更新プログラムのチェック」ボタンをクリックします。

💡Windows 10の場合、コンピュータの更新状態に応じてメッセージが表示されます:新しい更新プログラムがあれば、「更新プログラムを確認しています...」に続き、「更新プログラムをインストールする準備をしています」「更新プログラムをダウンロードしています」などのメッセージが表示され、ダウンロードおよびインストールが実行されます。

ステップ 3. 利用可能な更新プログラムを全てインストールした後、パソコンを再起動して更新プログラムのインストールを完成させます。

対処法④:ドライバーをアンインストール⇒再インストール

製造元のWebサイトからドライバーをダウンロードすることによりこの問題が発生した場合は、ドライバーをアンインストールしてから再インストールしてエラーを修正することができます。

ステップ 1. スタートボタンを右クリックし、クイックアクセスメニューから「デバイスマネージャー」をクリックして開きます。「ディスクドライブ」などの項目を展開し、アンインストールしたいデバイスを探します。

ステップ 2. デバイス名を右クリックし、コンテキストメニューから「デバイスのアンインストール」オプションを選択します。

デバイスのアンインストール

ステップ 3. 「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除します。」にチェックを入れ、「アンインストール」をクリックします。

ステップ 4. ドライバーをアンインストールした後、再インストールします。

対処法⑤:システムパーティションをオンラインに設定

システムパーティション(ボリューム)の状態はオフラインであれば、このエラーが発生するかもしれません。こういう時、システムボリュームをオンライン状態に変更する必要があります。

ステップ 1. コマンドプロンプトを管理者として起動して「diskpart」コマンドを実行します。

ステップ 2. DISKPARTで「list volume」を入力し、Enterキーを押します。コンピュータ上のすべてのパーティションまたはボリュームを表示させます。

ステップ 3. 「select volume n」を入力し、Enterキーを押すことでシステムボリュームを選択します。

📢nはシステムパーティションのボリューム番号です。

ステップ 4. 「online volume」を入力し、Enterキーを押します。

システムパーティションをオンラインにする

ステップ 5. 最後は、コマンドプロンプトを閉じてPCを再起動します。

対処法⑥:システムパーティションをアクティブとしてマーク

Windowsバックアップ機能を使用している時に「指定されたファイルが見つかりません」エラーが発生する場合、システムパーティションがアクティブとしてマークされるかを確認します。

👉手順:ディスクの管理を起動し、システムパーティション(通常、Cドライブ)を右クリックし、メニューから「パーティションをアクティブとしてマーク」を選択します。もし、このオプションは使用不可(グレー表示)になるなら、システムボリュームは既にアクティブとしてマークされています。

パーティションをアクティブとしてマーク

そして、「ディスクの管理」を閉じてPCを再起動します。エラー表示が消えるか確認してください。

対処法⑦:システムログファイルをチェック

ドライバーファイルの紛失は問題の原因となる場合、システムログファイルを確認することはもう一つのエラー修正方法です。手順は次のとおりです。

ステップ 1. C:\Windows\INFフォルダを開きます。

ステップ 2. setupapi.devファイル(場合によっては、setupapi.dev.logとなる)を見つけて、ダブルクリックで開きます。

💡このSetupAPIログファイルを見ることで、ドライバーのインストールの成功/失敗、失敗時のエラーコードやメッセージを知ることができます。

ステップ 3. CtrlキーとFキーを同時に押して、検索ボックスを開きます。

ステップ 4. 検索ボックスに「cannot find the file」と入力して、見つからないファイルを探します。

💡紛失ファイルの場所及び名前を検索することが可能です。

ステップ 5. 紛失したファイルをコピーして、C:\Windows\INFフォルダに貼り付けます。

ステップ 6. ドライバーを再インストールして、PCを再起動します。

【補足】infファイルを利用してドライバーをインストールする方法

製造元のWebサイトからドライバーをダウンロードした後にこのエラーが発生した場合、infファイルを利用してドライバーをインストールすることができます。

手順 1. ダウンロードしたドライバーがZIPファイルとして圧縮されます。インストールを行う前にドライバーの圧縮ファイルを解凍する必要があります。

手順 2. 解凍したドライバーフォルダ内のセットアップ情報(.inf)ファイルを見つけます。複数のinfファイルがある場合、適切なものを選択してください。

手順 3. そのファイルを右クリックし、「インストール」を選択します。

すべての.infファイルがこのインストール方法をサポートするものとは限りません。この方法でドライバーをインストールしようとする時に「選択されたINFファイルではこのインストールの方法はサポートされていません。」が表示される場合、ドライバーをアンインストールしてから再インストールしてください。

対処法⑧:ProfileList内のサブキーを削除

レジストリエディターから特定の値を削除することは、標準バックアップ機能でバックアップファイルを作成する時に発生する「指定されたファイルが見つかりません」エラーを修正することができます。

ステップ 1. WindowsキーとRキーを同時に押し、ダイアログボックスに「regedit」と入力し、Enterキーを押し、レジストリエディターを起動します。

ステップ 2. 次のレジストリキーに移動します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\WindowsNT\CurrentVersion\ProfileList

ステップ 3. ProfileListキーを展開した後、S-1-5で始まる各サブキーを見通し、右ペインに有効なProfileImagePath値があるかどうかを確認します。

ステップ 4. 有効なProfileImagePath値がないサブキー、またはデータタブが空であるサブキーを右クリックしてメニューから「削除」ボタンをクリックします。

ステップ 5. レジストリエディターを閉じて、問題が解決されるかどうかを確認します。

対処法⑨:WinRARでファイルを完全に削除

特定のファイルまたはフォルダを削除する時に「指定されたファイルが見つかりません」エラーが出ることがあります。その場合、WinRARによってエラーを解消することができるかもしれません。

ステップ 1. 対象ファイルを右クリックし、メニューから「書庫に圧縮」を選択します。

ステップ 2. 「圧縮した後にファイルを削除する」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。

ファイルを削除

これで、エラーが表示されずファイルを完全に削除することができるかもしれません。

対処法⑩:USBメモリをフォーマット

USBフラッシュドライブまたは他のリムーバブルメディアをパソコンに接続する時に「指定されたファイルが見つかりません」エラーが出ることもあります。この場合、エラーを解決するために、ドライブをフォーマットすることができます。

🚨フォーマットすると、ドライブ上のすべてのデータが削除されるため、実行する前に、バックアップフリーソフトを使用して重要なデータをバックアップしておいたほうがいいです。

Windowsに標準搭載されている「ディスクの管理」「エクスプローラー」「コマンドプロンプト」でUSBメモリをフォーマットすることができますが、何らかのエラーで失敗をしたら、サードパーティー製のフォーマットツールAOMEI Partition Assistant Standardを使用することができます。

AOMEI Partition Assistant Standard版は、強力なHDD&パーティション管理ソフトとして、完全無料ですし、Windows 11/10/8/7でRAWになったUSBメモリ、書き込み禁止のUSBメモリ、SDカードなどを簡単にフォーマットすることができます。

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安全かつ快適

また、この無料版をAOMEI Partition Assistant Professional(有料)版にアップグレードすると、もっと多くの高度な機能(例えば、SSDへのOS移行、うっかり削除したパーティション/データの復元)を使用することができます。

ステップ 1. フリーソフトを無料でダウンロードし、インストールし、起動します。対象USBメモリを右クリックし、「パーティションをフォーマット」を選択します。

パーティションをフォーマット

ステップ 2. 必要に応じて適切なファイルシステムを選択し、「はい」をクリックします。

はい

ステップ 3. メイン画面に戻ります。「適用」→「続行」をクリックして保留中の操作を実行します。

適用

USBメモリのフォーマット方法については、詳しくは下の記事を参考にしてください(●'◡'●)。

【簡単】USBメモリをFAT32にフォーマットする4つの方法

「指定されたファイルが見つかりません」に関するFAQ

Q:「指定されたファイルが見つかりません」とは何ですか?

A:このメッセージは、コンピュータやソフトウェアが特定のファイルを見つけることができなかったときに表示されるエラーメッセージです。

Q:このエラーメッセージが表示される主な原因は何ですか?

A:メッセージが表示される主な原因は、ファイルが削除された、移動された、または名前が変更された場合です。また、ファイルの場所が変更され、プログラムがそれを見つけられなくなった場合もあります。

Q:このエラーが発生した場合、どのように対処すればよいですか?

A:

ファイルが削除されたかどうか確認してください。
ファイルが移動された場合、正しい場所を確認してください。
ファイルが名前変更された場合、正しい名前で検索してください。
ファイルが破損している可能性がある場合は、元のファイルからコピーして代替ファイルを作成することを検討してください。

Q:このエラーが頻繁に発生する場合、それを未然に防ぐ方法はありますか?

A:ファイルの整理やバックアップのルーティンを確立することが重要です。定期的なバックアップを取り、ファイルの変更や移動に慎重に行うことで、このエラーを未然に防ぐことができます。

Q:ファイルが存在するのになぜこのエラーが表示されるのですか?

A:このエラーが表示される理由は様々ですが、ファイルが他のプロセスによって使用中であったり、アクセス権が制限されている場合も考えられます。他のプログラムがファイルをロックしていないか確認し、アクセス権を確認してみてください。

Q:このエラーが特定のプログラムでのみ発生する場合、対処法は異なりますか?

A:はい、異なります。特定のプログラムでのエラーの場合、そのプログラムのサポートドキュメントやフォーラムを参照し、そのプログラムに特有の対処法を確認してください。

まとめ

以上は「指定されたファイルが見つかりません」エラーの対処方法です。ご参考になれば、幸いです。状況に応じて10の対処法から1つを選んでください。

AOMEI Partition Assistantそのほかのバージョン:Windows Server 2003、2008(R2)、2011、2012(R2)、2016、2019、2022のユーザーの場合、AOMEI Partition Assistant Server版を使用してください。また、社内の台数無制限のPC&Serverで利用可能なAOMEI Partition Assistant Unlimited版もあります。更に、AOMEI Partition Assistant Technician版を購入するIT専門家、システム管理者、技術者はクライアントに技術サポートを有償サービスとして提供することができます。ニーズに応じて適切なバージョンを選択しましょう~▶AOMEI Partition Assistant異なるバージョンの比較

ゆき
ゆき・編集者
ゆきは、AOMEI Technology会社の編集者として長年AOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品の機能について詳しいです。IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、アニメ、音楽、色々なことに趣味があります。