Windows 11/10/8/7でCドライブを拡張できない【5つの解決策】

同じディスクに未割り当ての領域がある場合でも、Windows 11/10/8/7ディスク管理でCドライブを拡張できませんか?この記事を読んで、迅速で効果的な解決策を入手してください。

Asher

投稿者:Asher/更新日:2024年03月13日

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ユーザー案例

案例1. 「Cドライブを拡張するために余裕のあったDドライブを800GBから400GBまで縮小して400GBの空きを作ったのですが、それをCドライブにあてて拡張することができません。どうすればその空いた400GBをCドライブに拡張できるようになるのでしょうか?Cドライブを選択して(網がかかった状態)で右クリックしても【ボリュームの拡張】がグレーになっていて選択できません。どうかお助けください。おねがいしますm(__)m」

案例2. 「Cドライブの容量が少なく、Dドライブの容量が大きくて、Cの残りの容量がかなり小さくなってきたので、Dを削除し、Cを拡張しようとしました。Dを削除するまでは至ったのですが、未割り当て領域ができたものの、Cの拡張ができません。どういうことでしょうか?また、どのようにしたらCを拡張できるのでしょうか?」

Cドライブ容量不足

Windows 10でCドライブを拡張できない問題について

Windowsを更新した後、または多くのアプリケーションをインストールした後、Cドライブがほぼいっぱいになった場合は、Cドライブを拡張して問題を修正することをお勧めします。ただし、Cドライブのサイズを大きくしようとすると、「ボリュームの拡張...」オプションがグレー表示され、未割り当ての領域がある場合でも、Windows10でCドライブを拡張できません。

Windows10でCドライブを拡張できない

Windows 11/10/8/7でCドライブを拡張できない問題は、多くのユーザーが直面する一般的なトラブルの1つです。しかし、Cドライブを拡張しようとしてもうまくいかないという経験を持つ方も少なくありません。この問題の主な原因の1つは、パーティションの不連続です。

これらの問題に対処するためには、特定の手順やソフトウェアを使用する必要があります。次の段落では、これらの解決方法について詳しく説明します。そこで、この記事ではWindowsでCドライブを拡張できない問題について詳しく解説し、解決方法や注意点について紹介していきます。

Windows 11/10/8/7でCドライブを拡張できない原因

Windows 11/10/8/7でCドライブを拡張できない問題を解決するには、Cドライブを拡張できない背後の原因を把握する必要があります。ここでは、この問題が発生する考えられる可能性の原因について詳しく解説します。

1)拡張するパーティションの右隣が未割り当て領域ではない

Cドライブを拡張する際には、拡張したい領域の隣に未割り当ての領域が必要です。未割り当ての領域があっても、それが拡張したいパーティションの隣にある必要があります。

2)拡張したいパーティションの右隣が回復パーティションになっている

Cドライブのボリュームを拡張することができない場合、回復パーティションが問題の原因となっているかもしれません。たとえば、拡張しようとしているパーティションの隣に回復パーティションがある場合、拡張はできません。

3)拡張するCドライブに拡張する領域ない

Cドライブを拡張するには、拡張したい領域と結合する領域が同じ物理ドライブにある必要があります。異なるドライブにある場合、ボリューム拡張が行えないので、注意が必要です。

4)拡張するCドライブのファイルシステムはRAWまたはNTFSではない

ディスクの管理の「ボリュームの拡張」オプションは、ファイルシステムがRAWまたはNTFSでないと、ボリュームの拡張ができません。適切なファイルシステムが必要です。WindowsはFATや他のファイルシステムの拡張をサポートしていないので、ファイルシステムの互換性を確認することが重要です。

5)拡張するCドライブはMBRドライブである

CドライブがMBR(Master Boot Record)ドライブである場合、拡張が制限されることがあります。MBRドライブでは、2TBを超えるパーティションを作成することができないため、拡張が困難になることがあります。

Windows 11/10/8/7でCドライブを拡張できない場合の対処法

ここでは、上述の原因に基づいて、Cドライブを拡張できない問題を解決方法を詳しく紹介します。

解決策1-Windows 10で未割り当て領域を作成

右隣に連続した未割り当て領域や空き領域がない場合、Cドライブを直接拡張することはできません。「ボリュームの拡張…」を機能させるには、Cドライブに隣接する未割り当て領域を作成する必要があります。Dドライブを削除したり、Cドライブを縮小したりして、未割り当て領域を作成することもできます。手順は以下のとおりです。

Dドライブを削除して未割り当て領域を作成する

手順 1. デスクトップの「コンピューター」または「PC」を右クリックして「管理」→「記憶域」→「ディスクの管理」を選択します。

ディスクの管理

手順 2. Dドライブ(Cドライブと未割り当て領域の間のパーティション)を右クリックし、「ボリュームの削除...」を選択します。

注意:Dドライブに保存されているデータを失いたくない場合は、削除する前にバックアップを作成してください。

ボリュームの削除.

手順 3. このボリュームを削除するとボリューム上のデータがすべて削除されることを示すウィンドウがポップアップ表示されます…「はい」をクリックして続行します。

データがすべて削除される

Cドライブを縮小して未割り当て領域を作成する

手順 1. 「ディスクの管理」を開き、縮小したいパーティション(ここではCドライブ)を右クリックし、「ボリュームの縮小」をクリックします。

縮小

手順 2. 縮小する領域のサイズ値を入力します。

サイズ

手順 3. 「ディスクの管理」画面に戻ったら、「未割り当て」の領域が表示されていることを確認します。

未割り当て

これで、拡張するCドライブパーティションの右隣が未割り当て領域があり、Cドライブを右クリックし、「ボリュームの拡張...」を選択し、次のプロンプトとして実行して操作を完了します。

ボリュームの拡張

解決策2–回復パーティションを移動する

拡張したいパーティションの右隣が回復パーティションである場合、Cドライブの拡張は通常邪魔されます。回復パーティションはシステムの回復や修復を行うための領域であり、その隣にパーティションを拡張することはできません。

回復パーティションがボリュームと未割り当て領域をブロックしている

このような場合には、いくつかの対処方法があります。まず、回復パーティションの位置を変更することが考えられます。パーティション管理ソフトウェアを使用して、回復パーティションを別の場所に移動することで、拡張したいパーティションの隣接領域を確保することができます。

Windows 10では、ディスクの管理やDiskPart.exeを使用してパーティションを移動することができます。しかし、パーティション移動にはいくつかの制限が存在します。ここでは、サードパーティ製のパーティション管理フリーソフトであるAOMEI Partition Assistant Standardを強くお勧めします。このパーティションソフトウェアは、パーティションを移動できるだけでなく、サイズ変更、フォーマット、作成、削除、クローンなどもできます。Windows 7/8/8.1/10/11を含むほぼすべてのWindows PCオペレーティングシステムをサポートしています。

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手順 1. AOMEI Partition Assistant Standardをダウンロードし、インストールし、起動します。

手順 2. 拡張するシステムパーティションと未割り当て領域の間に回復パーティションがある場合は、回復パーティションを右クリックして「パーティションをリサイズ/移動」を選択します。

パーティションを移動

手順 3. パーティション移動の画面で、回復パーティションをクリックして、マウスの左ボタンを押したままの状態で右側へドラッグします。回復パーティションを未割り当て領域の右側に移動させた後「はい」をクリックします。

移動

手順 4. 回復パーティションを移動した後のディスクの構成情報をプレビューできます。そして、問題がなければ、「適用」をクリックして変更を実行します。

適用

実は、「ディスクの管理」の「ボリュームの拡張」オプションが利用できない場合は、AOMEI Partition Assistantの「パーティションをリサイズ/移動」機能を使用して、Cドライブを簡単に拡張できます。

解決策3–隣接していない未割り当て領域をCドライブに結合

パーティションを削除せずにWindows10「ディスクの管理」でCドライブを拡張できない場合は、Windows 11/10/8/7で動作するAOMEI Partition Assistantを利用することもできます。機能「パーティションを結合」がパーティションを削除する代わりに、隣接していない未割り当て領域をCドライブに直接追加できます。

隣接していない未割り当て領域でCドライブを拡張する方法に関するステップバイステップガイドは以下のとおりです。

手順 1. インストールして実行します。メインインターフェイスで、Cドライブを右クリックし、「パーティションを結合」を選択します。

パーティションを結合

手順 2. 「パーティションを結合」インターフェイスで、「未割り当て」と「C :」を選択します。次に、「はい」をクリックします。

未割り当て

手順 3. ここで操作をプレビューできます。確認後、「適用」>「続行」をクリックします。

適用

または、AOMEI Partition Assistant Professionalにアップグレードして、異なるドライブにあるより多くの空き領域を直接Cドライブに割り当てます。

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手順 1. まず、AOMEI Partition Assistant Proの体験版をインストールし、起動します。空き容量があるドライブを右クリックし、「空き領域を割り当てる」を選択します。

空き容量を割り当てる

手順 2. この画面で、割り当てる空き領域のサイズを設定し、空き領域を追加するパーティション先(ここはCドライブ)を指定します。

パーティション先を指定

手順 3. 結果のプレビューが表示されます。「適用」をクリックします。

パーティションを拡張

解決策4–CドライブのファイルシステムをNTFSにフォーマットする

Windowsの組み込みフォーマットツールである「エクスプローラー」または「ディスクの管理」は、Cドライブをフォーマットするのに役立ちますが、注意が必要です。なぜなら、「このボリュームをフォーマットできません。使用しているWindowsのバージョンが含まれています。このボリュームをフォーマットするとコンピューターが停止する可能性があります」というエラーメッセージが表示されることがあります。

実際、WindowsではCドライブを他のドライブと同じように簡単にフォーマットすることはできません。この制限は、OSが誤って削除されないようにするために設けられています。

最も簡単な方法は、強力なディスクパーティション管理ソフトAOMEI Partition Assistant Professionalを使うことです。このソフトは起動可能なUSBドライブまたはCD/DVDを作成し、CDやUSBデバイスから起動(BIOSで起動順位を変更)してCドライブを簡単にフォーマットすることができます。

💡ステップ1:ブータブルUSBを作成する手順

手順 1. USBメモリをコンピューターに接続します。AOMEI Partition Assistant Professionalを起動し、ツールバーの「ツール」「ブータブルCD/USBを作成」をクリックし、操作を確認してから「次へ」をクリックします。

ブータブルメディアの作成

手順 2. ブータブUSBを作成するために「USBブートデバイス」を選択してから「続行」をクリックします。

USBブートデバイス

手順 3. USBメモリをフォーマットする警告メッセージが表示されたら、「はい」をクリックします。WinPEブータブルUSBの作成が開始します。数分がかかるので、少々お待ちください。

開始

手順 4. パソコンを再起動し、F2キーやDeleleキーなどを押してBIOSセットアップメニューに入り、「Boot Options」にアクセスします。上下の矢印キーを使用してUSBメモリ(ブータブルUSB)を選択し、「+/-」キーを使用して起動順位の一番上に移動します。

起動順位の変更

💡ステップ2:Cドライブをフォーマットする手順

手順 1. AOMEI Partition Assistant ProfessionalでCドライブを右クリックし、「パーティションをフォーマット」を選択します。

Cドライブをフォーマット

手順 2. ポップアップウィンドウで、ファイルシステムからNTFSを選択し、「はい」をクリックして変更を確認します。

適用

手順 3. メイン画面に戻り、仮想結果をビューすることができます。問題なければ「適用」 をクリックし操作を実行します。

適用

解決策5–MBRのCドライブをGPTに変換する

MBRシステムドライブでは、最大4つのプライマリパーティション或いは3つのプライマリパーティションおよび1つの拡張パーティション(複数の論理ドライブ)が作成可能ですが、GPTディスクでは、最大128個のプライマリパーティションが作成可能です。より多くのプライマリパーティションを作成するために、システムドライブをGPTに変更する必要があります。

ディスクの管理とCMDでMBRをGPTに変換する前にMBRディスクをバックアップする必要があります。したがって、パーティションを削除したりデータを失ったりすることなく、データとシステムのMBRディスクをGPTに変換できるするには、AOMEI Partition Assistant Professionalを使用してそれを実行することは完全に可能です。

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手順 1. AOMEI PA Proを起動します。そして、変換したいMBRディスクを右クリックして「GPTディスクに変換」を選択します。

GPTディスクに変換

手順 2. ポップアップウィンドウで、変換操作を確認して「はい」をクリックして続行します。次に、システムがEFI/UEFIモードをサポートしていることを確認し、「はい」をクリックして続行します。

注意事項

手順 3. 「適用」をクリックして操作を実行します。すると、ディスクはGPTパーティションスタイルに変更されます。

適用

追加:アプリをCドライブからDドライブに移行する

一部のアプリケーションをCドライブからDドライブに移動すると、Cドライブのスペースが解放され、容量不足の問題を解決できます。方法は以下の通りです。

手順 1. アプリムーバーをインストールして実行し、「すべてのツール」>「アプリ引っ越し」をクリックします。

アプリ引っ越し

手順 2. 「アプリを移動」と「フォルダーを移動」2つのオプションがあります。ここでは「アプリを移動」を選択します。

アプリを移動

手順 3. ポップアップウィンドウで、移行したいドライブ(ここはCドライブ)を選択し、「次へ」をクリックします。

移行したいドライブを選択

手順 4. 移動したいアプリにチェックを入れ、ターゲットドライブを選択して「移行」をクリックします。

移行

手順 5. 移行中に実行中のアプリを強制終了するという警告メッセージが表示されます。問題なければ「OK」をクリックして操作を実行します。

アプリを強制終了

手順 6. タスクを完了したら、「完了」をクリックしてください。

まとめ

未割り当てまたは未使用のスペースがある場合は、オプション3とオプション2のどちらかを選択してください。また、空き容量がない場合は、オプション1を使用することができます。他の原因でCドライブを拡張できない場合は、対応解決策を選択してください。

システムディスク全体が小さすぎる場合、AOMEI Partition Assistantを介してディスクをより大きなディスクにコピーすることができます。

この記事が助けることができるならば、それは素晴らしいと思います。もしご不明な点などがありましたら、遠慮なくご質問ください。弊社のメールは[email protected]です。最後までありがとうございます。

Asher
Asher・編集者
Asherは、AOMEI Technology会社の編集者として長年AOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品の機能(例えば、ディスクとパーティション管理、ディスクのクローン、バックアップ&復元、同期など)について詳しいです。 IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、アニメ、音楽、色々なことに趣味があります。