By ゆき / 最後の更新 2023年05月30日

「ディスクの管理」でボリュームを削除する方法?

ハードディスクドライブ(HDD)のパーティションの分割数は多すぎる場合や、いっぱいになってしまうシステムパーティションを拡張したい場合、Windows 11/10/8/7またはWindows Server 2022/2019/2016/2012で「ディスクの管理」を使用してボリュームを削除することができます。

●ボリュームを削除する最も一般的な方法は:「コンピューター」または「PC」を右クリック→「管理」→「ディスクの管理」をクリックし、削除しようとするパーティションを右クリック→「ボリュームの削除」を選択します。

●そのほか、コマンドラインを使うと、パーティションの削除も可能:スタートボタンをクリックし、diskpartと入力し、管理者としてdiskpartを実行し、「list volume」→「select volume n」(nは削除したいボリュームの番号である)→「delete volume」→「exit」と入力します。

「ディスクの管理」でパーティションを削除できない!?

 

Cドライブの全体の容量が約75GBで、あと2GB程度しか空きがありません。そこで膨大な容量のDドライブを縮小して、Cへ割り当てようとしたところ、Dを縮小できたのですが、Cの拡大コマンドが選択できませんでした。そんで色々調べたところ、Dを一旦削除し、できた空きをいい感じにCへ割り当て、Dを作成したらいいぞってあったので、そうしようと思いました。しかしDが削除できません。(´;ω;`)

おそらくDになにかあるんじゃないかと思い、よく見たところ、空き容量が923GB/931GBとなっており、若干使用されているようでした。しかしDを開くと「このフォルダーは空です」と表示されており、もう訳がわかりません。Help me!!

- Yahoo!知恵袋から

ボリュームの削除グレーアウト

ご存知のように、Cドライブ(システムドライブ)が削除できないため、「ディスクの管理」でCドライブを削除しようとすると、その「ボリュームの削除」がグレーアウトするのは当然です。しかし、上で述べたようにCドライブを拡張するためにDドライブを削除しようとすると、なぜ「ボリュームの削除」項目がグレーになってしまって選択できませんか?

「ディスクの管理」でボリュームの削除ができない原因?

パーティションの削除は一見簡単そうに見えますが、「ボリュームの削除」はグレーアウトしてパーティションの削除が許可されていないことが珍しくない状況です。考えられる原因は下記の通りです。

①削除対象となる拡張パーティションに論理ドライブがある場合、その拡張パーティションを削除しようとする時に「パーティションの削除」はグレーアウトします。「ディスクの管理」で拡張パーティションを削除するために、事前に論理ドライブを削除する必要があります。

パーティションの削除グレーアウト

②削除対象となるパーティションにはシステム関連のデータが含まれている場合、「ディスクの管理」の「ボリュームの削除」はグレーアウトし、そのパーティションを削除することができません。

※例えば、一般的にOSインストール時やパソコンの初回セットアップ時にメーカーの指定によりDドライブが作成された場合には、或いはCドライブ(システムドライブ)の一部をDドライブに移動させた場合には、削除してはいけないシステム関係のファイルがDドライブにあるので、「ボリュームの削除」が選択できないかもしれません。

③削除対象となるパーティションの中に「ページファイル」等の記載がある(pagefile.sysの保存先、すなわち仮想メモリの保存先になっている)場合、「ボリュームの削除」でパーティションを削除することができません。もちろん、正常(プライマリパーティション)等って書いてある通常のボリュームが問題なく削除することができます。

ページファイル

※例えば、ユーザーが意図してWindows7のHDDをCボリュームとDボリュームに分けている場合、Dドライブを仮想メモリの保存先にすることがあります。そのため、Dドライブを削除しようとしますが、OSが今(現在)利用しているファイルがあるということで「ボリュームの削除」がグレーアウトし、Dドライブの削除が許可されていません。この場合「Dドライブ」直下の中身を「エクスプローラ」等では表示されません。

★要するには、システムの一部として使用されているドライブの場合等、システムに甚大な影響を与える為、「ボリュームの削除」がグレイアウトし、選択不可になり、削除出来ないようにしています。

任意のボリュームを削除できる方法?

「ディスクの管理」の「ボリュームの削除」または「パーティションの削除」が、グレー表示されている場合、どうしたら削除がきるようになるでしょうか(´;ω;`)?

ここでは、サードパーティ製のパーティション管理ツール「AOMEI Partition Assistant Professional」を強くお勧めします。パソコン初心者でも簡単に使えます。Windows PEベースのブータブルメディアを作成して、如何なるパーティションまたはボリュームを正常に削除することができます。

Proのデモ版 Win 11/10/8.1/8/7/XP
安全かつ高速
ヒント:デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。

ステップ 1. 「ディスクの管理」から削除できない特殊なパーティション(例えば、EFIシステムパーティション、Cドライブなど)を削除するために、まずAOMEI Partition Assistant Professionalをダウンロード、インストール、実行して、Windows PEブータブルCD/USBを作成する必要があります。

ブータブルCDを作成

ステップ 2. AOMEI PA Proに作成されたブータブルメディアからPC起動した後、AOMEI Partition Assistantのメイン画面が表示されるので、システムパーティションを右クリックして、「パーティションを削除」を選択します。最後にはボリューム削除を実行するために「適用」をクリックする必要があります。

パーティションを削除

●補足:AOMEI Partition Assistant Proの「空き領域を割り当てる」機能を利用して、空き領域を一つのパーティションから別のパーティションに直接割り当てることができます。そうすると、パーティションを拡張するために、削除を行う必要がありません。

解決済み:Windows Server 2012(R2)のディスク領域不足という警告

ステップ 1. AOMEI Partition Assistant Proを開いて、どこ(この例ではDパーティション)から空き領域を割り当てるかを決定し、対象パーティションを右クリックして「空き領域を割り当てる」を選択します。

空き領域を割り当てる

ステップ 2. 空き領域をどのパーティションに追加するかを指定します。この例ではDパーティションから空き領域をEパーティションに割り当てるので、ドロップダウンリストから「E:」を選択して「はい」をクリックします。

パーティション選択

ステップ 3. 最後には操作を実行するために「適用」をクリックしてください。

適用クリック

まとめ

AOMEI Partition Assistant Professionalを使用して、「ディスクの管理」の「ボリュームの削除」がグレーアウトしてしまう問題を楽に解決することはできます。それに加えて、この強力なソフトウェアは、ボリュームを削除せず「空き領域を割り当てる」または「アプリ引っ越し」を通してパーティションの空き容量を拡張したり、ダイナミックディスクをベーシックディスクに変換したりすることができます。さらに、MBRディスクとGPTディスク、論理ドライブとプライマリパーティション間での変換など、色々なディスク・パーティション管理ができます。

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