SATA SSD VS PCIe SSD:どちらを選ぶ?

SATA SSD対PCIe SSD、PCIeは優れていますか?PCIeとSATA SSDの違いは何ですか?どちらを選んでいいですか?この記事で紹介します。

Comnena

投稿者:Comnena/更新日:2023年05月15日

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序文

コンピューターの起動時間を短縮し、書き込みと読み取りの速度を向上させるために、今使っているハードディスクをSSDにアップグレードしようと思うPCユーザがたくさんいます。市場には、レガシーSATA SSD、M.2 SATA SSD、M.2 PCIe SSDやPCIe NVMe SSDなどのようなさまざまなSSDがあります。ここでは、主にPCIe SSDとSATA SSDについて詳しく説明しますので、SATA SSDとPCIe SSDのどちらを選択するか分からない読者様は次の内容をご覧下さい。ご参考になれば幸いです。

SATAとPCIeについて

SATAおよびPCIeはコンピュータにハードディスク、SSDや光学ドライブを接続する為のインタフェース規格です。

SATA(Serial Advanced Technology Attachment)は、シリアルATA国際機関によって規制され、PATAで使用されるパラレル接続モードではなく、シリアル接続モードを採用しています。1.0から3.0までのイテレーションがあります。

SATA Iは2000年にリリースされました。その転送速度は150MB/sです。2004年にリリースされたSATA IIは、2009年に導入されたSATAの第2世代で、転送速度は最大300MB/sです。SATA IIIの帯域幅転送速度は理論的には最大600MB/sです。

PCIe(Peripheral Component Interconnect Express)は、PCI Special Interest Groupによって開発されました。SSDと異なり、グラフィックカードの接続に使用できます。それは1.0から5.0までのイテレーションがあります。

2019年にリリースされました。1、4、8、または16レーンをサポートします。PCIe 3.0の有効な転送速度はレーンあたり985MB/秒、レーンあたりのPCIe 4.0転送速度は1969 MB/秒です。

SATA SSD VS PCIe SSD:どちらを選ぶか困っている!

SATA SSDは、SATAバスト規格を採用しているSSDを指します。データをRAMに転送してからCPUに転送します。PCIeがデータをバスを介してCPUに直接移動します。だから、PCIe SSDは、SATA SSDよりも高速にデータを転送します。

PCIe SSDが転送速度で優れたパフォーマンスを発揮することは間違いありません。例えば、1つのPCIe 3.0 * 16 SSDの速度は最大12800 MB/s、SATA3.0 SSDは最大550 MB/sです。では、互換性、価格や容量など、他の側面の違いはどうですか?次はPCIeとSATA SSDの異なりです。

プロトコル:SATA SSDはAHCI転送プロトコルを使用し、PCIe SSDはNVMeまたはAHCIプロトコルを使用しています。NVMeプロトコルは、レイテンシが低く、IOPSが高く、消費量が少ないです。

互換性:SATA SSDはほとんどのメインストリームマザーボードと互換性がありますが、PCIe SSD、特にNVMe PCIe SSDはマザーボードに対してより厳しい要求があります。

容量:SATA SSDの利用可能な最大容量はPCIe SSDよりもはるかに大きいですが、ほとんどの消費者にとって、そんなに大きなストレージ需要はありません。

価格:SATAは、PCIe SSDよりもギガバイトあたりのコストが低くなります。

SATA SSDとPCIe SSDのどちらが良いですか?実際には、本当の答えはありませんね。さまざまな特定の条件では、結果が異なります。

SSDの購入に十分な予算があり、お使いのコンピューターのファームウェアはPCIe SSDのインストールをサポートしている場合、PCIeSSDをお勧めします。極端な転送速度の経験よりも費用対効果を求めている場合、またはPCのマザーボードがPCIeに適していない場合、SATA SSDを使用してください。

読者様へのギフト:SSDパーティションが整列されていることを確認

通常、現在のハードディスクドライブからSATAにアップグレードしても、PCIe SSDにアップグレードしても、PCのパフォーマンスが向上します。アップグレード後にPCの動作が遅くなるなら、SSDパーティションが整列していない可能性があります。次の数ステップに従って、SSDパーティションをチェック、整列させることができます。

▼まず、SSDのパーティションのアライメントを確認します。

ステップ 1. Windowsキー+Rキーを合わせて押し、「msinfo32」と入力してEnterキーを押します(または「はい」をクリック)。

ステップ 2. 「システム情報」で「コンポーネント」→「記憶域」→「ディスク」と辿って行きます。SSDの「パーティション開始オフセット」を確認します。

パーティション開始オフセットの値が4096で割り切れないなら、SSDブロックが正しく配置されていないことを意味します。こんな場合は、SSDパーティションのアライメントによって、速度などの問題を解決することができます。

次に、GUIツールを使用してSSDパーティションを調整します。

AOMEI Partition Assistant Professionalは優れたパーティションマネージャーであり、数回のクリックだけで4Kアライメントを行うことができます。

Windows 10/8.1/8/7/XPおよびVistaで動作できますので、バージョンを全然心配する必要がありません。読者様、一緒に体験してみましょう!

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注意:Windowsサーバシステムを使用している場合はServer版のほうがより適当だと思います。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをインストールして実行します。SSDのパーティションを右クリックし、「詳細処理」→「パーティションを整列」をクリックします。

SSDのパーティションを整列

ステップ 2. 次の画面が表示されます。パーティションアライメントの設定から「4096セクタ」を選択して「はい」をクリックします。

4096セクターで割り切れる

ステップ 3. 適用」と「続行」をクリックしてSSDのアライメント操作を実行します。

SSDのアライメント操作を実行

● 詳細はこちらへ:Windows 10でSSDのアライメントを確認し、調整する方法

結論

ここまでSATA SSD VS PCIe SSDの違い、選択方法、およびSSDパーティションを整列する方法を紹介しました。ご参考になれば、幸いです。もしご不明な点などがありましたら、遠慮なくご質問ください。弊社のメールは:[email protected]ここまでありがとうございました。

Comnena
Comnena・編集者
Comnenaは、パソコンに関わるヘルプドキュメント、基礎知識、リソースなどを書いています。そのほか、バックアップ&復元、クローン、ディスク&パーティションの管理、クラウドファイルの同期などの記事もたくさん持っています。