ユーザー事例:SSDからSSDへのクローンが必要?
SSDを別のSSDにクローンすることは可能ですか?
最近、現在のSSDから別の新しいSSDにすべて(ファイル、オペレーティングシステム、プログラムなど)を移動することを計画します。理想的には、何も変わっていないようにしたいのです。このようなタスクを完了するために、ディスククローンを行う必要があると思います。すべてをそのままに、特にOSを起動可能にしたまま、SSDを別のSSDにクローンすることは可能でしょうか?ありがとうございます。
- elevenforum.comからの質問
パソコンのパフォーマンスを向上させるために、すでに内蔵ストレージ(HDD)をSSDに交換・換装した方が多いでしょう。しかし、現在お使いのSSDが容量不足になってしまったり、システム(OS)やアプリケーションの起動速度が遅くなったりする時、多くの人々が、小容量SSDを大容量SSDに交換・換装することを考えます。
小容量SSDからより大きいSSDに交換・換装する際には、必ずOSやアプリケーションを再インストールする必要があります。この手間のかかる作業を少しでも簡単にする方法として、「クローン作成」という方法があります。本記事では、SSDのクローン作成とはどのような作業なのかを紹介します。
SSDからSSDへのクローンとは?
「SSDからSSDへのクローン」とは、元のSSDの完全な複製(コピー)を作成することを指します。簡単に言えば、これまで使用していたSSDの中身を、OSを含めて新しいSSDにコピーすることです。元のストレージ全体が完全に複製されるため、保存されているファイルはもちろん、Officeソフトやメールソフト、プリンタドライバの設定など、パソコンに保存していたすべてのデータがそのまま再現されます。クローンを作成することで、さまざまな設定を再度行う必要がなくなります。換装後すぐに、以前と同じ環境でパソコンを使用することができます。
SSDからSSDへクローン換装のメリット
HDDからSSDにクローンするのは一般ユーザーの間でよく検討されている話題ですが、SSDからSSDにクローンするのはめったに聞かれない話題です。実は、SSDからSSDへのディスククローンは通常のHDDからSSDへのコピーとぼぼ同じで、多くのメリットがあります。
パソコンの動作を高速化したい場合 、クローンが役立ちます。SSDは、データの読み込みや書き込みが迅速に行える利点があります。クローンを作成し、内蔵ストレージをHDDまたは古いSSDから新しいSSDに換装すれば、OSやアプリケーションの起動など、パソコンの動作が高速化されるでしょう。パソコン作業の効率を向上させたい場合は、クローンを作成して新しいSSDに換装することをおすすめします。
内蔵SSDの容量が不足している場合 、クローンを作成し、新しいストレージに換装することがおすすめです。SSDの容量が不足すると、書き込み速度が低下してしまいます。クローンを作成し、大容量のSSDに換装すれば、パソコンの設定を維持しながら簡単に容量を増やすことができます。空き容量を増やす目的でクローンを作成する場合は、現在使用中のストレージよりも大容量のSSDを選ぶようにしましょう。なぜなら、新しいSSDの容量が現在のデータ容量よりも少ない場合、クローンを作成することができません。
ストレージの障害に備えたい場合 、クローンの作成は有用です。内蔵のHDDやSSDに故障などのトラブルが発生した場合、パソコン自体が使用できなくなることがあります。事前にストレージをクローンとして複製しておけば、トラブルが生じた場合でもすぐにストレージを交換し、パソコンの利用を再開することができます。
上述のように、SSDの容量を増やしたり、より良い性能を得るために最善のソリューションは小容量SSDを大容量SSDに換装・クローンすることです。特に、現在技術の進歩のおかげでSSDの大容量化と低価格化が進行しています。
SSDからSSDへクローン作成のフリーソフト
クローンは、クローン作成ソフトを使用して作成する方法が一般的です。
通常、SSDを購入する時、クローン用の専用ツールが搭載されているはずです。例えば、Samsung SSDを購入する時にSamsung Data Migration(SDM)というクローンツールが内蔵されています。SSDからSamsung SSDにコピーしようとする場合、このSDMを使えばSSDクローンタスクを簡単に実現できます。その他、Intel Data Migration SoftwareもIntel SSDの専用の移行ツールです。
※SDMの使い方についてもっと詳しく知りたいなら、
Samsung SSDクローンフリーソフト を参考にしてください。
これらのクローン用の専門ソフトウェアは常にうまく機能していますが、致命的な弱点があります。それは特定のSSDのみで働けることです。そのため、メーカーのことを考えずに全てのSSDへクローンできるように、サードパーティ製のSSDクローン作成ソフトが必要となります。
AOMEI Partition Assistant Standard はそういう頼もしいフリーソフトで、Windows 11/10/8/7/XP/Vistaなどに対応します。これはSSDからSSDへのクローンを簡単かつ迅速に作成できます。小容量SSDから大容量SSDにコピーしても、大容量SSDから小容量SSDにコピーしても、非常に役立ちます。また、AOMEI Partition Assistant Professionalにアップグレード すると、もっと高度な機能を使用できます。例えば、システムディスクをMBRとGPTの間でクローンできるし、「OSをSSDに移動」機能はディスク全体じゃなくてSSDのOSだけを新しいSSDに移行 できます。
なぜ、AOMEI Partition Assistantを選ぶ?
★AOMEI Partition Assistantを選ぶ理由:
ユーザーフレンドリー:AOMEI Partition Assistantは直感的で使いやすいインターフェースを備えています。そのため、ユーザーはテクニカルな知識がなくてもソフトウェアを簡単に操作することができます。
高速:このツールはディスクやパーティションを迅速にクローン化する能力を持っています。これにより、ユーザーは時間を大幅に節約することができます。
安全:AOMEI Partition Assistantは、データを保護するための信頼性のあるソリューションです。クローン中にデータが損なわれることはありません。
広範な互換性:このソフトウェアはWindows OSを含む多くのオペレーティングシステムと互換性があります。さらに、さまざまなハードドライブタイプ(HDD、SSDなど)にも対応しています。
ディスクのアップグレードと移行:AOMEI Partition Assistantを使用すると、ディスクのアップグレードやデータの移行を簡単に行うことができます。
セクターレベルでのクローン:この機能により、ユーザーはディスク全体または特定のパーティションを完全にコピーすることができます。
ブート可能なディスク作成 :AOMEI Partition Assistantは、コンピュータが起動しない場合でもデータを保護するためのブート可能なディスクを作成する機能を提供しています。
次は、このSSDクローン作成ソフトの有料版(Pro)を例として、SSDからSSDにクローンする方法を紹介しましょう。まずは、AOMEI Partition Assistant Professionalをダウンロードしてインストールする必要があります。
ヒント: デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。
Win10で小容量SSDから大容量SSDにクローンする方法
まず、ターゲットSSD(クローン先)をお使いのパソコンに取り付けます。ノートパソコンの場合、ほとんどが1つだけのドライブベイがあるため、USBケーブルを介してSSDを接続する必要があります。そしてAOMEI Partition Assistantを起動します。
ステップ 1. メイン画面でツールバーの「クローン」をクリックし、ドロップダウンメニューから「ディスクをクローン」を選択します。ポップアップウィンドウで1つのクローン方法を選択します。
ディスクの高速クローン:クローン元(SSD)上の使用済み領域のみをクローンします。より少ない時間がかかります。
セクタ単位のクローン:クローン元(SSD)上のすべてのセクタ(誤って削除された部分も含める)をクローンします。より多くの時間がかかります。
ステップ 2. 小容量SSDをソースディスクとして選択します。
ステップ 3. 大容量SSDをターゲットディスクとして選択します。SSDのパーティションを自動整列させるために、「SSDの性能を最適化」チェックボックスにチェックを入れてください。
ステップ 4. ここでは3つのオプションがあります。ターゲットディスク(大容量SSD)上のパーティションを編集できます。必要に応じて1つを選択してください。
ステップ 5. クローン先のSSDから起動するための注意事項が表示されます。確認後、「完了」をクリックします。
ステップ 6. 仮想結果をプレビューして、問題なければ「適用」→「続行」をクリックします。
※ヒント: このプロセスは
PreOS モード で完了します。クローン作成にかかる時間はクローン元にあるデータ量次第です。クローン作成が完了した後、以前のSSDを取り外すか、BIOSで起動優先順位を変更してターゲットディスク(大容量SSD)から起動する必要があります。新しいSSDですべてのことが順調に動作できたら、ソースディスク上の
システムドライブをフォーマット して、小容量SSDをストレージとして使用するのは悪くないアイディアです。
クローン後のSSDが起動しない場合の対処法
SSDからSSDへクローン時のアライメント調整
SSDからSSDにクローンする時、4Kアライメントは誰でも無視できないことです。SSDはファイルシステムからデータまで4Kセクタの最小単位を採用しています。つまり、SSDで最小のアロケーションユニットサイズは4Kセクタと一致していないなら、SSDの性能に悪い影響を及ぼすかもしれません。こういう場合には、SSDの中で小さなファイルでも大きなディスク容量を占めるかもしれません。「SSDの性能を最適化」オプションを使用した後、AOMEI Partition Assistantは自動的にSSDパーティションを4Kに整列します。
CMDでDiskpartを使用してパーティションが正しく調整されているかどうかを調べることができます。コマンドプロンプトを開いて次のコマンドを順番に入力してください:diskpart > list disk > select disk n(nはSSDのディスク番号) > list partition
そして、オフセット(offset)の値を確認します。それは1024KBである場合、パーティションはが正しく調整されていることを意味します。SSDパーティションアライメントの詳細についてはSSDのパーティションアライメントを調整 する方法を参考にしてください。
SSDクローンに関するよくある質問
質問:SSDクローンとは何ですか?
回答:SSDクローンとは、保存されたファイルだけでなく、対象のソリッドステートドライブを完全にコピーすることです。すべての情報が保存先に転送されます。
質問:Samsung SSDにはクローンソフトが付属していますか?
回答:Samsung SSDには、Samsung Data Migrationというクローンソフトウェアが付属しており、SSDのクローン作成が可能です。ただし、このソフトウェアはシステムディスクをSamsung SSDにのみクローンすることができます。
質問:最高のSSDクローンソフトウェアは何ですか?
回答:AOMEI Partition Assistant Standardは、最高のSSDクローンソフトとされています。このソフトを使用すると、SSDを別のSSDにクローンすることができ、クローン後の安全な起動も保証します。
質問:SSDのクローンを作成すると、ブート可能になりますか?
回答:理論的には、システムディスクのパーティションスタイルとブートモードが互換性がある場合、SSDのクローンに成功すると、保存先のディスクは起動可能になります。
質問:大きいSSDを小さいSSDにクローンするにはどうすればいいですか?
回答:大きいSSDを小さいSSDにクローンするために、ソースSSDからターゲットSSDに転送するセクター(使用済みセクターだけ、つまり高速クローン)を選択する必要があります。
質問:クローン作成後、SSDの容量が小さくなったのはなぜですか?
回答:これは大きなSSDをクローンする際によく発生します。ほとんどのクローンソフトは、デフォルトで元のパーティションサイズをターゲットディスクにクローンします。そのため、余剰な領域は「ディスクの管理」で未割り当て領域として残り、ファイルエクスプローラーには表示されません。
結論
SSDのクローンを作成しておけば、OSやその他のシステム情報を含むデータや設定を完全にコピーすることができます。これにより、ストレージを換装した際に再設定を行わずにすぐにパソコンを使用することができ、非常に便利です。クローンを作成してSSDの移行を行うことには、さまざまなメリットがあります。もし現在のパソコンの動作や容量などに問題を感じている場合は、SSDにクローンを作成して換装を試してみることをおすすめします。
AOMEI Partition Assistant Standard(無料)は強力なSSDクローン作成ソフトです。SSDからSSDにクローンできるだけでなく、クローン先のSSDから正常に起動することを確保できます。また、Windows 11/10/8/7でHDDからSSDにクローンすることも可能です。そのユーザーフレンドリーなインターフェースと従いやすいウィザードなのでハードディスクの換装・コピーはもっと簡単になります。なお、AOMEI Partition Assistant Professional版で再インストールせずOSをGPTディスクからSSDに移行 することもできます。
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