セクタバイセクタクローンとは?
SSD或いはHDDのセクタバイセクタクローンは全部のセクタをコピーして、たとえセクタが空白或いは論理的に悪いセクタがあっても、コピー元のディスク或いはパーティションからコピー先の場所にコピーすることです。このクローン方式は、コピー先のハードディスク/パーティションがコピー元のハードディスク/パーティションと全く同じであることを保証することができます。
したがって、ターゲットHDDまたはSSDは、少なくともクローンされるソースディスクと同じサイズである必要があります。もしクローン先がクローン元より大きければ、クローン後、残りのディスクスペースは未割り当て領域になります。また、より小さいSSDにセクタバイセクタでクローンすることはできません。
SSD/HDDをセクタバイセクタクローンする必要がある場合
上述したように、セクタバイセクタクローンは選択したディスク/パーティションのすべてのセクター(使用中または空白)を別の場所にコピーします。そして、この方法は次のような場合にとても便利で必要です。
- ハードディスクがBitLockerで暗号化され、通常のクローン方式ではハードディスクのデータにアクセスできず、ディスククローン作業を終了できない場合、セクタバイセクタクローン方式でドライブのロックを解除せずにクローンすることができます。
- システムハードディスクが今故障して死にそうな場合、システムディスクをセクタバイセクタクローンすれば、故障したディスクではなく、新しいディスクで簡単な復元を実行することができます。
- ソースディスクに保存された削除された(消されなかった)データをコピー先ディスクにクローンする必要がある場合、セクタバイセクタクローンは素晴らしいオプションです。
最適なセクタバイセクタクローンソフトウェア
SSDやHDDをセクタバイセクタクローンするために、信頼できるセクタバイセクタクローンツールを適用する必要があります。ここでは、AOMEI Partition Assistant Professionalを試してみることをお勧めします。それはWindows 11/10/8/7とWindows XP/Vista(32ビットと64ビット)のすべてのバージョンと互換性があります。
ハードディスク全体のコピーと特定のパーティションをSSDやHDDにクローンするための「セクター単位のクローン」方式を提供します。そのため、Windows PCでディスク全体または特定のパーティションをセクタバイセクタクローンすることができます。そして、その反対のクローンソリューションは、使用されたセクタのみをターゲットにクローンすることです。その上、クローン先のディスクがSSDであれば、クローン中にSSDのパーティションを整列して、データの読み取りと書き込みの性能を最適化することができます。
Windows 11/10/8/7でSSDをセクタバイセクタクローンする方法
このセクションでは、我々は推奨されるセクタバイセクタクローンソフトを介して、セクタバイセクタクローンをステップバイステップで実行する方法を紹介したいと思います。
- ★始める前に、ご注意ください。
- インストール先ディスクに、ソースディスクのすべてのセクタを格納できる未割り当て領域があることを確認してください。
- もし未割り当ての領域がない場合は、他のパーティションを削除するか縮小して、先に領域を確保します。
- 保存先パーティションは保存元パーティションと同じかそれ以上の大きさが必要です。SSD或いはHDDのクローンを作成した後、重要なファイルが削除されるから、保存先のディスクにバックアップを作成してください。
デモ版をダウンロードして、無料でお試しいただけます。
注意:デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。
ステップ 1. セクタバイセクタクローンソフトをインストールし、起動します。クローン先を右クリックして、「ディスククローン」を選択します。

ステップ 2. 2つのクローン方法から「セクタ単位のクローン」を選択し、「次へ」をクリックします。

ステップ 3. ターゲットディスクを選択し、データ消失の警告ウィンドウがポップアウトするので、「はい」をクリックし、「次へ」をクリックしてください。SSDの場合、「SSDの性能を最適化」チェックボックスにチェックを入れてください。

ステップ 4. メインインタフェースに戻り、「適用」をクリックして、セクタバイセクタクローン操作をコミットします。

ステップ 5. クローンしたSSDまたはHDDからコンピュータを起動します。
5.1. コンピュータを再起動し、特定のキー(通常はDEL、ESC、F2、F8、F9、F10、F11、F12)を押し続けて、BIOSメニューに入ります。
5.2. BIOSタブで、矢印キーを使って、クローンしたSSD/HDDを先行起動ドライブとして設定し、変更を保存して終了します。その後、クローンディスクからコンピュータを起動します。

セクタバイセクタクローンしたSSDやHDDが起動しない
クローン処理後、クローンしたSSDまたはHDDが起動しない場合、以下の可能性がある原因を確認することができます。
1. ソースディスクにいくつかの不良セクタがあり、起動することができない。
2. SSDドライブ接続ケーブルが緩いか損傷しています。
3. SSDが最初の起動ドライブに設定されていません。
4. パーティションスタイルがブートモードと互換性がありません(MBRはBIOSで、GPTはUEFIで使用されます)。状況に応じて、BIOSをUEFIに変更するか、UEFIをBIOSに切り替えてください。
5. システムパーティションがアクティブパーティションとして設定されていません。
6. システム予約パーティションなど、ブート関連のドライブやパーティションが欠落しており、ターゲットディスクにクローンされません。
まとめ
AOMEI Partition Assistant Professionalを利用して、Windows 11/10/8/7コンピュータでHDDをSSDに、HDDをSSDにクローンしても、簡単にSSD/HDDをセクタバイセクタクローンすることができます。
ディスクの容量が足りない場合、「ディスクの高速クローン」という回避策を提供して、ディスクの使用領域だけをクローンして、大容量HDDを小容量SSDにクローンすることができます。最後に、Windows Serverコンピュータでセクタバイセクタクローン操作を実行したい場合、AOMEI Partition Assistant Serverを試してみてください。