bootrec /fixbootとは?
何らかの原因でWindows 11/10/8/7/Vistaの起動ができなくなった時に、まずは「システム修復ディスク」でPCを起動して、「スタートアップ修復」オプションを試してみることです。
Windows 7でスタートアップ修復が終わらない時の4つの対処法
これはスタートアップの問題を解決できない場合、またはその他の問題を手動で解決する必要がある場合、Bootrec.exeツールを使用することができます。
回復環境(Windows RE)でBootrec.exeツールを使うと、マスターブートレコード(MBR)、ブートセクタ、ブート構成データ(BCD)ストアの問題を修正できます。
※ その中で、「bootrec /fixboot」コマンドはアクティブパーティションのブートセクタを修復するオプション です。Bootrec.exeで/FixBootを指定するなら、Windows VistaまたはWindows 7と互換性があるブートセクタを使用して、新しいブートセクタがシステムパーティションに書き込まれます。
★次のいずれかの条件に該当する場合にはこのオプションを使用してください:
▶ブートセクターが破損している
▶ブートセクターが、標準でないWindows VistaまたはWindows 7ブートセクターにより置き換えられた
▶Windows VistaまたはWindows 7がインストールされた後に、それよりも古いバージョンのWindows OSがインストールされた
補足: ●MBRを修復するには、「bootrec /fixmbr」コマンドと入力してください。
●ブート情報を修復するには「bootrec /rebuildbcd」コマンドと入力してください。
bootrec /fixbootの実行方法?
さて、ブートセクターの修復には、bootrec /fixbootを実行する方法は何ですか?次は一緒に見てみましょう~ヾ(*´∀`*)ノ
ステップ 1. Bootrec.exeツールを実行するために、まずWindowsインストールメディアを光学ドライブに挿入して回復環境(Windows RE)を起動する必要があります。
リカバリメディア(リカバリディスク/回復ドライブまたはシステム修復ディスク)を利用してパソコンをリカバリモードで起動することもできます。
回復ドライブの作成方法【Windows 10】
ステップ 2. いずれかのキーを押すように求めるメッセージが表示されるので、任意のキーを押します。
ステップ 3. 言語、時刻と通貨、または入力方式などを選択して「次へ」をクリックします。
ステップ 4. 次の画面で「コンピューターを修復する」をクリックします。
ステップ 5. そして、修復するOSを選択して「次へ」をクリックします。
ステップ 6. Windows 10である場合、オプションの選択で「トラブルシューティング」⇒詳細オプションで「コマンドプロンプト」をクリックします。
※ノート: Windows 7の場合、「システム回復オプション」ダイアログボックスの「コマンドプロンプト」をクリックします。
ステップ 7. コマンドプロンプトでBootrec.exeと入力して、Enterキーを押します。
ステップ 8. bootrec /fixbootと入力し、Enterキーを押し、ブートセクタを修復します。
修復方法:bootrec /fixboot アクセスが拒否されました
しかし、Windows 10で「bootrec /fixboot」コマンドを実行する時に「アクセスが拒否されました 」というエラーが発生し、効果がないこともあります。こういう場合、ほかの方法でブート問題を解決したり、ブートセクタを修復したりすることもできます。
▼これから、「bootrec /fixboot」実行不可の5つの対処法について説明します。
ブートローダーを修復
※注意: これは「bootrec /fixboot アクセスが拒否されました」エラーの最もよい対処法ですが、GPTディスクでのみ効果があります。MBRディスクの場合、ほかの対処法を参考にしてください。
ブートローダーを修復するには、Windows 10のインストールディスクが必要です。Windowsインストールメディアを持っていない場合、正常に動作するPCで作ってください。
補足:インストールメディアを作成 手順 1. 4GB以上の空き容量があるUSBメモリまたはDVDを準備します。
手順 2. ここ から「ツールを今すぐダウンロード」をクリックしてインストールメディア作成ツールを任意の場所に保存します。
手順 3. ダウンロードしたインストールメディア作成ツールを実行します。
手順 4. 次に「同意する」をクリック→「他のPC用にインストールメディアを作る」にチェックを入れ、「次へ」をクリックします。
手順 5. 「言語、アーキテクチャ、エディションの選択」画面で「このPCにおすすめのオプションを使う」にチェックを入れ、「次へ」をクリックします。
手順 6. 「USBフラッシュドライブ」または「ISOファイル」を選択し、直接にUSBメモリにインストールメディアを作成するか、またはDVDにインストールメディアを作成するためのイメージファイルを保存します。
手順 7. インストールメディアの作成が完了するまで待ってください。詳細については、このガイドを参照してください
ステップ 1. Windows 10のインストールディスクから起動します。
※注: もし、ハードディスクが優先起動するように設定するなら、BIOSでUSBメモリまたはDVDから起動するように変更してください。
ステップ 2. デフォルトの言語、時刻と通貨の形式、キーボードまたは入力方式をそのままにして、「次へ」をクリックします。そして、「コンピューターを修復する」→「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」を選択します。
ステップ 3. コマンドプロンプトで「diskpart」と入力し、Enterキーを押します。
ステップ 4. 次のコマンドを順に実行します。
List disk(※ どれがブートディスクであるかを確認してください。通常はディスク0です。)
select disk n(※ nはブートディスクのディスク番号です。)
list volume(※ EFIパーティションのボリューム番号に注意を払ってください。)
select volume m(※ mはEFIパーティションのボリューム番号です。)
assign letter=N:(※ Nをどのパーティションでも使用されていないドライブ文字に置き換えることができます。ここでどのドライブ文字を割り当てたのかを忘れないでください。)
Exit(※ diskpartを終了します。)
ステップ 5. 今すぐN:と入力し、Enterキーを押します。(※ Nは前で割り当てたドライブ文字です。)
ステップ 6. format N: /FS:FAT32と入力し、Enterキーを押します。
ステップ 7. bcdboot C:\windows /s N: /f UEFIと入力して、Enterキーを押し、ブートローダーを修復します。
もう一度「bootrec /fixboot」コマンドを実行して、「アクセスが拒否されました」エラーが修復されるかを確認します。
CHKDSKを実行
Cドライブ内の不良セクタをチェック、修復するには、「chkdsk c: /r」を実行してください。
Windows 10 CMDでHDDエラーをチェックする方法
ステップ 1. まずは、前と同じようにWindowsインストールメディアからコンピュータを起動し、「コンピューターを修復する」をクリックし、「トラブルシューティング」→「コマンドプロンプト」を選択します。
ステップ 2. OSがCドライブにインストールされている場合、コマンドプロンプトで「chkdsk c: /r」と入力し、Enterキーを押します。※ OSが他のドライブにインストールされている場合、Cを他のドライブ文字に置き換えてください。
▶「diskpart」→「list volume」を実行してOSがどのドライブに入るかを確認できます。
ステップ 3. 完了後、PCがハードディスクから正常に起動するかを確認します。問題が依然として発生したら、こういう時に「bootrec /fixboot」を実行してください。
スタートアップ修復を実行
ステップ 1. また前と同じようにWindowsインストールメディアからコンピュータを起動し、Windows REで「コンピューターを修復する」→「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ修復」をクリックします。
▶詳細オプションにはトラブル修復のためのメニューが並んでいます。起動トラブルの修復は一般に「スタートアップ修復」をまず実行します。ほとんどのWindows10のトラブルはこの作業で無事解決されます。
ステップ 2. 修復したいOSを選択すると、自動的に修復処理が始まります。時間の目安は1時間から2時間がかかります。
ステップ 3. スタートアップ修復が完了した後、「シャットダウン」「再起動」といったオプションをクリックし、PCが正常に起動するかを確認します。
※ノート: 「スタートアップ修復」を実行しても問題を解決しない場合は「システムの復元」を実行してください。
BCDを再構築
ステップ 1. 前と同じようにWindowsインストールメディアからコンピュータを起動します。
ステップ 2. 「コンピューターを修復する」→「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」をクリックします。
ステップ 3. 次のコマンドを入力してEnterキーを押します。
Bootrec /rebuildbcd
Bootrec /fixmbr
Bootrec /fixboot
第三者ソフトウェアでディスクをチェック、MBRを再構築
パソコン初心者でも簡単に使えるディスク&パーティション管理ソフトAOMEI Partition Assistant Professional は、Windows 11、10、8.1/8、7、XP向け、ブータブルメディアを作成してWindows PEでディスクエラーをチェックまたは修復したり、MBRを再構築したりすることができます。
AOMEI PA製品について AOMEI PA Pro版のほか、Windows Server 2022、2019、2016、2012(R2)向けServer版 、台数無制限のコンピュータで使用可能なUnlimited版 と、クライアントに有償技術サービスを提供するIT専門家や技術者向けTechnician版 もあります。必要に応じて最適なバージョンを選択してください。異なるバージョンの比較 Proデモ版 購入 (❀おまけ付き!)前に無料体験可能!デモ版は動作確認の目的でのみ使用!
ステップ 1. AOMEI PA Proをインストールして起動します。USBメモリをパソコンに挿入します。
ステップ 2. ツールバーの「ツール」タブをクリックし、ドロップダウンメニューから「ブータブルCD/USBを作成」→「次へ」をクリックします。
ステップ 3. 「USBブートデバイス」を選択し、「続行」をクリックします。
ステップ 4. USBメモリのフォーマットが要求されるため、その上に重要なデータがあれば、あらかじめUSBをバックアップしておいてください。
ステップ 5. ブータブルUSBメモリの作成が完了した後、これを利用して起動問題のあるコンピュータを起動します。Windows PEでAOMEI Partition Assistant Professionalが表示されます。
ステップ 6. 次にシステムディスクを右クリックし、ツールバーの「テスト」をクリックし、ドロップダウンメニューから「不良セクタをチェック」を選択し、エラーをチェックしたり、修復します。
ステップ 7. 「MBRを再構築」を選択することにより、ブートローダーの問題を修復します。
ステップ 8. そうした後、パソコンを再起動し、問題が解決されるかを確認します。
OS起動トラブルに備えて、バックアップを取ろう!
上述のすべての対処法を行った後に、OS起動トラブルが再び発生し、または「bootrec /fixboot」コマンドで修復しようとする時、「アクセスが拒否されました」エラーが再び表示される場合があります。
ご存知のように「備えあれば憂いなし」ということわざがあります。これは、日頃からしっかりと準備を整えておくと、いざという時に慌てなくてすむ、なにも心配はいらないという意味です。
そのため、OS起動トラブルを未然に防ぐために、普段からWindows標準ツールまたは頼もしいバックアップソフト でシステムパーティション/システムディスクのバックアップを作成しておきましょう~
万が一の備え!Win 10バックアップ【5つの方法まとめ】