By Asher / 最後の更新 2023年04月27日

エラーが発生:Windows 10で「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」

パソコンで「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」というエラーに悩みがかかっていますか?起動可能なデバイスとは、コンピュータを起動するために必要なファイルが格納されている、またはコンピュータが起動するために必要なファイルを読み取ることができるハードウェアを指します。ハードドライブ、フロッピーディスクドライブ、CD-ROMドライブ、DVDドライブ、およびUSBサムドライブは、すべてブート可能なデバイスとみなされます。「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」の原因はなんですか?詳しくは下記を続けて読んでください。

起動可能なデバイスが見つかりませんでした

「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」の原因

起動デバイスとは、コンピュータの起動時や再起動時に、オペレーティングシステム(OS)を読み出して起動するよう指定されたストレージ(外部記憶装置)です。「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」エラーが出てくる場合は、次の原因が考えられます。

✍ハードディスク接続不良 

✍ブートブルディスクまたはパーティションが認識されない

✍BIOSでHDDが最初の起動デバイスとして設定されていない

✍MBRが破損している

✍HDDが破損している 

✍オペレーティングシステムファイルが破損し ている 

✍外部からのウイルスやマルウェアによる攻撃 

「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」の対処法

対処法1.HDDのケーブル接続が緩んでいないか確認する

デスクトップコンピュータを使用している場合、「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」「コンポーネントが正しく接続されていない」というメッセージが表示されます。特にSATAケーブルまたは電源ケーブルがHDDに正しく接続されていない場合、問題が発生する可能性があります。

この問題を修正するには、PCの電源を切り、電源コンセントから取り外して、コンピュータのケースを開く必要があります。その後、すべてのSATAケーブルをチェックし、マザーボードとハードドライブにしっかりと接続されていることを確認してください。

対処法2.ハードディスクが認識されているか確認する

ステップ 1. パソコンの電源を入れ、メーカーロゴが表示されたら、F1/F2/F10/Delete/Escのいずれかのショートカットキーを何度か押してBIOS設定画面を開きます。

ステップ 2. BIOS設定画面が表示されたら「Boot」>「Advanced」>「Main」の順に移動してハードディスクの情報が記載されているページを探見つけます。

ステップ 3. ハードディスクの情報が表示されるか、SATAポートまたはIDEポートの詳細にハードディスク名が表示されれば、ハードディスクが問題なく認識されています。

BIOSでハードディスクが認識できている場合は、ハードディスク本体に問題はないと思われます。

対処法3.BIOSでHDDが最初の起動デバイスとして設定する

BIOSでHDDが最初の起動デバイスとして設定されていない場合、次のように起動順序を変更することができます。

ステップ 1. コンピュータを再起動し、「Del」と入力してBIOSインタフェースに入ります。

ステップ 2. 「Boot」タブが開くまで、キーボードの右矢印キーを押します。「+」または「-」を押して、「ハードドライブ」を起動順序リストの先頭に移動します。

ステップ 3. 「F10」キーを押して変更を保存し、コンピュータを再起動します。

BIOSセットアップユーティリティ

ヒント:
BIOSインターフェイスに入るためのファンクションキーは、F1、F2、F3、Esc、またはDeleteである可能性があります。パソコンのメーカーによってBIOSを開くキーが異なります。うまく開けない時はパソコンの製品マニュアルを参照してください。
すべてのBIOSセットアップユーティリティが異なるため、メニューオプションまたは設定項目は「Boot」、「Boot Options」、「Boot Order」などと呼ばれることがあります。ブートオーダーオプションは、「Advanced Options」、「Advanced BIOS Features」、「Other Options」などの一般的なメニューオプション内に位置することさえあります。

対処法4.破損したオペレーティングシステムファイルを修復する

場合によっては、Windowsオペレーティングシステムファイルが破損しているために「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」というエラーが表示されることがあります。

破損したシステムファイルを自動修復するには、Windowsに標準搭載されているシステムファイルチェッカーツールを使う方法が最も簡単です。次はWindows 10でシステムファイルを修復する手順です。

ステップ 1. 「Windowsマーク」を右クリックし、「Windows PowerShell(管理者)」を選択します。

ステップ 2. PowerShellウィンドウが表示されたら、「sfc /scannow」と入力して、Enterキーを押します。

ステップ 3. コマンドを実行するとシステムファイルチェッカーツールが実行され、問題のあるシステムファイルが見つかれば自動修復されます

ステップ 4. 「検証100%が完了しました」のメッセージが表示されたら完了です。

対処法5.プライマリパーティションをアクティブとして変更する

上記の解決策を実行しても、起動可能なデバイスが見つからない、利用できないなどの場合に、ハードドライブのプライマリパーティションをアクティブパーティションとして変更してみてください。何らかの理由で(誤って)ハードドライブのプライマリパーティション(オペレーティングシステムがインストールされている場所)が非アクティブである場合、「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」エラーが発生する可能性があります。

これを修正するには、コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを1つずつ入力し、Enterキーを押してコマンドを実行します。

DiskPart

list disk

select disk 0

list volume

select volume 3

active

exit

コマンドプロンプトを閉じて、PCを再起動します。

対処法6.オペレーティングシステムを再インストールする

オペレーティングシステム内の破損したファイルもこのエラーを引き起こす可能性があります。システムをリセットして、問題が解決するかどうかを確認できます。これを行うには、Windowsインストールメディアを使用してオペレーティングシステムを再インストールします。

ステップ 1. インストールDVDを挿入して、コンピュータを直接起動します。画面に「Press any key to boot from CD or DVD...」と表示されたらどのキーでもいいので任意のキーを押します。

ステップ 2. 次の画面で、インストール言語を選択して「次へ」をクリックします。

ステップ 3. 「今すぐインストール」ボタンをクリックします。

今すぐインストール

ステップ 4. Windowsのプロダクトキーを入力します。

ステップ 5. 「ライセンス条項をお読みください」が表示されます。「同意します」にチェックを入れ、「次へ」をクリックします。

ステップ 6. 「インストールの種類」が表示されます。ここでは「カスタム:Windowsのみをインストールする(詳細設定)(C)」を選択します。

カスタム:Windowsのみをインストールする(詳細)

ステップ 7. インストール場所を選択し、「次へ」をクリックします。

ステップ 8. これで、Windowsのインストールが開始されます。完了するまでお待ちください。

インストールを完了

終了すると、コンピュータが再起動します。

対処法7.破損したMBRを修復する

破損したMBRは、Windows 10で「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」の原因となります。この場合、以下の手順でMBRを修復できます。

ステップ 1. Windowsインストールメディアをコンピュータに挿入し、そこから起動します。

ステップ 2. 言語と地域を選択し、「今すぐインストール」ウィンドウが表示されたら、「コンピュータの修復」をクリックします。

ステップ 3. 「詳細オプション」の「トラブルシューティング」、「コマンドプロンプト」の順に選択します。

ステップ 4. コマンドプロンプトで次のコマンドラインを入力し、それぞれの後にEnterキーを押します(ブートリストに新しいインストールを追加するかどうか尋ねられたら、「y」と入力してEnterを押します)。

bootrec /fixmbr

bootrec /fixboot

bootrec /scanos

bootrec /rebuildbcd

ステップ 5. 「コマンドプロンプト」を終了し、コンピュータを再起動します。

Windowsインストールメディアを持っていなくて、コマンドプロンプトの使用に慣れていない場合は、サードパーティ製のディスクマネージャーであるAOMEI Partition Assistant Professionalを使用して、破損したMBRを再構築して修復できます。

Proのデモ版 Win 11/10/8.1/8/7/XP
安全かつ高速
動作確認の目的でのみ使用される

ステップ 1. USBドライブをコンピュータに接続します。AOMEI Partition Assistant Professionalをダウンロード、インストール、実行します。メイン画面の「ツール」をクリックして、「ブータブルCD/USBを作成」をクリックし、ウィザードを実行して処理を完了します。

ブータブルCD/USBを作成

ステップ 2. ブートに問題のあるコンピュータにブート可能なUSBを挿入します。BIOSで起動順序を変更してUSBから起動します。

ステップ 3. ログインすると、ロードされたAOMEI Partition Assistantが表示されます。システムディスクを右クリックし、「MBRを再構築」を選択します。

MBRを再構築

ステップ 4. ポップアップウィンドウでWindow 10のMBRのタイプを設定します。

MBRのタイプを選択

ステップ 5. 保留中の操作をコミットするには、「適用」をクリックしてから「続行」をクリックします。後でコンピュータを再起動します。

適用

まとめ

上記は、Windows 10で「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」エラーの対処法です。これは、Windows 7にも適します。MBRの再構築に加えて、AOMEI Partition Assistant Professionalを使用してCドライブのメモリを増やしたり、SSDドライブのデータを安全に消去したりすることもできます。

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